「バナナを食べると腹痛や下痢の原因となる」と聞いたことはありますか?便秘解消に効果のある果物として知られていますが、逆効果になることはあるのでしょうか?今回は、
- バナナで下痢になることはある?
- バナナに含まれる食物繊維の種類
- 下痢の時にバナナは食べても大丈夫?赤ちゃんは?
- 下痢の時に食べていけない果物はコレ!
- バナナは便秘解消に効果的!
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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バナナで下痢になることはある?
「バナナは便秘解消に逆効果・下痢や腹痛の原因となる」と言われることがあるようです。これは本当なのでしょうか?
結論からお答えすると、バナナは体質によって便秘解消に逆効果となることがあるようです。この体質というのは冷え性や疲れやすい体質の人で、腸のぜん動運動が鈍い体質であるため、食物繊維が豊富なバナナを食べても便秘解消の効果が得られないのです。人によって効果の有無は異なりますが、基本的にはバナナは便秘解消に効果的な果物です。
しかし、バナナを食べて腹痛や下痢となる場合は、「バナナアレルギー」かもしれません。バナナアレルギーの症状として、胃痛や腹痛・下痢などが挙げられています。
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バナナに含まれる食物繊維
バナナ1本(可食部100g)あたりには、食物繊維が26g含まれており、その食物繊維にもいくつかの種類があります。バナナが持つ食物繊維はぞれぞれ働きが異なるので、その特徴について見ていきましょう。
水溶性食物繊維
水溶性食物繊維は、食物繊維の中で水に溶けやすい分類のもので、主な働きは腸内細菌の餌となり、善玉菌を増やすと同時に酪酸や酢酸と言ったエネルギーの材料になります。腸内環境を整える効果が高く、便秘や下痢と言った不調を改善していきます。免疫力アップや肌を綺麗にする栄養素です。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維は、食物繊維の中でも水に溶けることが出来ないため腸内まで届きます。腸まで消化されないため、便として排出されるのが不要性食物繊維です。腸管を適度に刺激をするため、ぜん動運動が活発化し食べ物の吸収や消化を助ける働きがあります。善玉菌の栄養にもなるため腸内環境もよくなることが知られています。
ペクチン
ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖や酸を加えることでゼリーの様なとろみに変化します。ペクチンも水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きには便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げるなどがある栄養素です。
レジスタントスターチ
レジスタントスターチは消化酵素で分解されないでんぷん質で、 便を柔らかくして排出を促進する働き があります。
完熟バナナよりも青みがかった若いバナナに多く含まれる!
レジスタントスターチは、穀類や芋類・豆類にも少量含まれています。
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下痢の時にバナナは食べても大丈夫?
バナナは下痢の時に食べると良いとされる果物ですが、体質によっては逆効果となる人もいるとなると、「下痢に時にバナナは食べても大丈夫なの?」と聞きたくなるかと思います。
下痢の時は体内のカリウムが低下するため、それを補うためカリウムが豊富なバナナは効果的です。また、整腸作用があるので下痢の時に食べてよい食材とされています。
赤ちゃんが下痢の時にも
赤ちゃんが下痢の時でも、バナナを与えるのは効果的と言われています。他の果物では、消化を助けるりんごもOKです。ヨーグルトにも整腸作用があるので下痢に効果的なのですが、冷たいという理由で与えない方が良いとされています。
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下痢の時に食べてはいけない果物
下痢の時に食べてはいけない果物には、水分量が多いみかんやいちごがあります。体質によって合う合わないがありますので、様子を見ながら摂るようにしてください。
下痢が悪化しそうなら医療機関に相談しよう
それでも悪化するようであれば、病院へ行きましょう。自分でなんとかしようと我慢した結果症状が悪化してしまうと、最悪の場合、もしアレルギーのよるものであれば意識を失うこともあります。
そうならないためにも、重い症状が見られた場合はすぐに受診することをおすすめします。
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バナナは本来便秘解消に効果アリ!
バナナは本来、便秘解消に効果のある果物なので、お通じに悩んでいる時は1日1本バナナを食べるようにしてみてください。バナナに含まれる食物繊維やマグネシウム・オリゴ糖などの栄養成分が効いて、翌日にスッキリ出ることが多いですよ。
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まとめ
「バナナで下痢や腹痛になる?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- バナナは基本的に整腸効果があり便秘解消を期待できる果物
- 体質によっては下痢や腹痛となることがあり、冷え性や疲れやすい人にみられる傾向
- バナナは下痢の時に食べると良い果物◎ NGなのは水分量の多いりんごやいちごなど
バナナは便秘解消効果のある果物なので、1日1本食べることでお通じを良くすることが期待できます。万が一腹痛や下痢となった場合は、体質に合っていないかもしれませんので様子を見るようにしましょう。
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