「ミニキャロット」は小さく可愛らしいにんじんですが、葉っぱまで食べることができるのでしょうか?どのくらい栄養があるのでしょうか?今回は、
- ミニキャロットの葉は食べられる?
- 葉っぱの栄養と効能は
- ミニキャロットの茹で時間
- 葉っぱも使ったレシピ・食べ方
これらのテーマについて紹介いたします。
スポンサードリンク
目次
|
|
ミニキャロットってどんな野菜?
ミニキャロットは「ベビーキャロット」とも呼ばれ、とても小さく人の指くらいの大きさのものです。このミニにんじん、青臭みが少なくて甘味が強く、柔らかくて皮も薄いのでそのまま使えるのが特徴です。
種まきから収穫までが2から3か月程度と生育も早く、プランターで育てることもできるので畑がなくても作ることができると人気です。
スポンサードリンク
ミニキャロットの葉っぱは食べられる?
「ミニキャロットの葉っぱは食べられるの?」というのが今回のメインテーマですが、答えはYES、「ミニキャロットは葉っぱまで食べることができます」!
ミニキャロットの葉は細く柔らかいので、口当たりも良く食べやすいです。にんじんの葉っぱは、つい捨ててしまいがちな部分ですが、栄養価が高いので料理に活かしたいところなのです。
ミニキャロットの葉っぱは、セリ科の野菜なのでセリのようにほのかな苦味と特有の香りが特徴です。加熱すると苦味は緩和され、食べやすくなります◎
皮は食べられる?
ミニキャロットの皮を剥くかどうかですが、皮ごと食べることができるので、剥かずに調理してもOKです。にんじんの皮にも栄養があるので、気にしないようであれば料理にそのまま使いましょう。
葉っぱに栄養や効能はある?
ミニキャロットの葉っぱには、どのような栄養と効能があるのでしょうか?にんじんは緑黄色野菜なので栄養価が高い野菜ですが、根っこ部分よりも葉っぱの方が多く栄養が詰まっているのです。
スポンサードリンク
栄養
ミニキャロットの葉っぱには、根っこの2倍以上のビタミンA、5倍のカルシウム、3倍のタンパク質を含んでいます!細くて柔らかい葉っぱですが、非常に栄養素が多いのです。これ以外にも、βカロテンやカリウムが含まれています。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
効能
ミニキャロットは、強い抗酸化作用を持つβカロテンによる免疫力アップ効果や、カルシウムによる骨の強化など、色々な健康効果・美容効果を期待することができます。
- 皮膚、粘膜の保護
- 高血圧予防・改善
- がん予防
- 風邪予防
- 美容効果
スポンサードリンク
ミニキャロットの保存方法
ミニキャロットってどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。
- 常温: 約1週間
- 冷蔵: 2〜3週間
- 冷凍: 約2ヶ月
常温保存
水気を拭いてから湿気ないように丸ごと一本ずつ新聞紙で包み、冷暗所で立てて保存します。
冷蔵保存
ミニキャロットは水気がついていると早く傷んでしまいます。保存の際はこのような手順がオススメです◎
- 袋に入っていたら一旦取り出して水気をよく拭き取る
- 乾燥を防ぐために新聞紙などで一本ずつ包んでからポリ袋に入れる
- 冷蔵庫には立てて保存する
冷凍保存
ミニキャロットを冷凍保存する方法には、2通りの手段があります。
- 生のまま保存:薄めのいちょう切りや千切りにしてラップで平らに包み、冷凍用保存袋に入れて保存します。凍ったまま汁物や炒め物に使えるので便利◎
- ゆでで保存:固めにゆで、粗熱を取ってから冷凍用保存袋に入れて保存します。解凍する時は前日に冷蔵庫に移して自然解凍、または電子レンジで解凍◎
詳しくはこの記事をチェック!
ミニキャロットの茹で時間
ミニキャロットを調理する際は、どのくらい茹でれば良いのでしょうか?小さい分、一般的なにんじんよりも茹で時間は短くなります。家庭で生から調理する際の参考にしてみてください。
ミニキャロットは、カットしないそのままの状態で5〜6分が目安
ミニキャロットの根っこを丸ごと茹でる時は、沸騰したお湯で5〜6分加熱しましょう。葉っぱだけを茹でて加熱する場合は、30秒ほど湯がく程度でOKです。葉っぱは茹で過ぎるとクタクタになってしまうので注意しましょう。
ミニキャロットの葉っぱの食べ方・レシピ
ミニキャロットの葉っぱには栄養がぎっしり詰まっているので、捨てずに料理に活用しましょう!根っこよりも豊富な栄養素を持ち、生活習慣病予防にも効果があります。
葉っぱ特有の苦味が苦手な方は、油で調理することで緩和されるので、多めの油で炒めたり、揚げたりすると食べやすいです◎
スポンサードリンク
サラダ
ミニキャロットの葉っぱを生で食べるには、やっぱりサラダがオススメです。特有の香りとほのかな苦味がクセになる味で、加熱しないので栄養価を壊すことなく摂ることができます。
かき揚げ
葉っぱの苦味は、油で調理すると緩和されます。玉ねぎや根っこ部分、桜エビなどを天ぷら粉と混ぜ合わせて、サクッと揚げればミニキャロットの葉っぱ入りかき揚げの完成です◎ 揚げ物ですが、玉ねぎによる血液サラサラ効果など、栄養価は◎ですよ。
まとめ
「ミニキャロットの葉っぱは食べられる?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- ミニキャロットの葉っぱは栄養豊富なので、捨てるのはもったいない!食べることができる◎
- 葉っぱには苦味や特有の香りがあるが、油調理することで苦味を緩和できす
ミニキャロットは小さくて可愛らしいにんじんなので、ちょっとした料理にプラスするのが便利なサイズです。根っこ以上に葉っぱは栄養豊富なので、ぜひ余すことなく食べてみてくださいね。
スポンサードリンク