雪紋/雪輪紋の意味・由来を解説!伊達政宗の家紋「雪薄紋」は自然紋の一種

かつての日本は、現代よりも「雪」が降ることが多くありました。天候によって起こる自然現象である雪は、豊作の前兆とされ人々に喜ばれる存在でした。

今回は、縁起が良いものとして扱われていた雪を使用した「雪紋/雪輪紋」の由来や意味・種類や、使用者の一つでもある伊達政宗の歴史についてご紹介いたします。

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雪紋/雪輪紋の意味・由来とは?

読み方 ゆきもん/ゆきわもん
家紋の分類 自然紋
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日本では古くから、雪は「豊作の前兆」として貴族から庶民まで幅広い階層で親しまれてきました

室町時代に雪の結晶を描いた雪の文様が誕生し、その後家紋として扱われるようになったのは江戸時代以降と言われています。

家紋としての使用例は少ないものの、雪紋は縁起が良いとされる家紋でした。また、雪をモチーフにした家紋に「雪輪」があり、これも江戸時代に登場しています。

雪紋は雪の状態を表現したものが多数あり、使用者には、長井氏や佐藤氏があります。

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雪紋/雪輪紋の種類いろいろまとめて解説

では、雪紋と雪輪紋の種類についてご紹介します。雪輪・雪輪紋・凝った雪輪紋の3つのカテゴリーに分けています。

雪紋

まずは雪そのものをモチーフにした雪紋を見ていきましょう。

吹雪

氷柱雪

初雪

矢雪

山雪

春風雪

厳敷雪

どれも雪の結晶のようなデザインで、「吹雪」「山雪」「初雪」など雪の状態別に描かれています。

繊細な結晶の様子で可愛らしいデザインですね。「」のように面積の広い紋もあれば、「氷柱雪」のようにほとんど線で描かれた紋など様々です。

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雪輪紋

雪を輪紋として描いたものに「雪輪」があります。独特なラインで描かれる雪輪ですが、中に別のモチーフを入れた家紋が多数あります。いくつか見てみましょう。

雪輪に山桜

輪に麻の葉

雪輪に六つ薺

雪輪に蔦

雪輪に十二日足

変わり外雪輪に剣片喰

雪輪に木瓜

雪輪に三つ鱗

雪輪紋と合わせた家紋には、このような種類があります。特に植物を組み合わせたものが多く見られますね。また、先ほどご紹介した雪輪以外にも、デザインの凝った雪輪が2つあります。

アレンジされた雪輪

雪輪菱

外雪輪

三つ組み合い雪輪

輪っかだけで描かれる雪輪のアレンジ版は、菱形や三つ合わせた「三つ組み合い雪輪」などがあります。

「雪輪菱」や「外雪輪」は、中に別のモチーフを入れて使用されることもありました。

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8つの家紋を使った伊達政宗の家紋「雪薄紋」

伊達政宗の家紋の由来を画像付きで解説!8つの家紋使い分けた意味とは?

仙台の戦国武将である伊達政宗は、なんと8つもの家紋を使用していました。その中に「雪輪」を使用した「雪薄紋」があり、伊達家の姫が使う替紋として非常に有名なものです。

伊達政宗が使用したと言われる他の家紋には、このような種類があります。

20130703_7e113a五七桐紋 botan牡丹紋

 

kuyo九曜紋

takeni竹に雀

複数もの家紋を使用していた伊達政宗は、どんな歴史的ストーリーがあるのでしょうか?上記の別途記事では伊達政宗について詳しくご紹介していますので、合わせてチェックしてみましょう!

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まとめ

豊作の前兆とされていた雪をモチーフにした「雪紋/雪輪紋」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

雪紋では繊細で可愛らしいデザインが、雪輪紋ではアレンジされた独特なラインが特徴的でした。

複数の家紋を使用していた伊達政宗についてもご紹介していますので、是非見てみてくださいね。

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