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岩崎藩とは?
小野小町生誕の地として知られているのは秋田県湯沢市。
自然豊かな観光地も多くある湯沢市ですが、そんな湯沢市にかつて陣屋を構えていたのが岩崎藩です。
では、その岩崎藩はいかにして成立し、幕末を生き抜いたのか見ていきましょう。
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岩崎藩の基礎情報
石高 | 2万石 |
旧国 | 出羽(秋田県) |
居城 | 岩崎陣屋(湯沢市) |
藩主 | 佐竹家 |
家紋名 | 丸に日の丸扇 |
江戸城控間 | 柳間 |
格 | 陣屋 |
爵位 | 子爵 |
藩主の変移 | 初代 佐竹義長 最後の藩主 佐竹義理 |
久保田新田藩と称されていた岩崎藩
引用:http://burari2161.fc2web.com
岩崎藩は、出羽国秋田地方(現在の秋田県)の外様藩です。
元禄4年に久保田藩の3代目藩主である佐竹義処から、弟である佐竹義長に新田2万石が分与されました。
そうして、初代藩主を佐竹義長とする岩崎藩が成立しました。
成立後は久保田新田藩と称され、特に領地を持っていませんでした。
久保田藩から蔵米の支給をうけ、藩主は代々江戸に住んでいたのです。
久保田新田藩から岩崎藩へ
岩崎藩と称されるようになったのは明治3年。
陣屋を湯沢市郊外の岩崎に構えたことをきっかけに、岩崎藩となりました。
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短くして役目を終えた岩崎藩陣屋
引用:https://sirotabi.com
岩崎藩の居城といえば岩崎藩陣屋。
ですが、実はこの岩崎藩陣屋は、わずか3ヶ月で役目を終えることとなりました。
戊辰戦争の後、佐竹義諶が湯沢市郊外の岩崎に岩崎藩陣屋を構えます。
これが明治4年4月のことです。
そして、廃藩置県が行われたのが同年7月だったため、わずか3カ月となってしまったのです。
現在は陣屋の跡もなく、千年公園となっています。
岩崎藩の家紋は「丸に日の丸扇」
岩崎藩の家紋は「丸に日の丸扇」です。
丸の中の扇は、佐竹氏の家紋として有名な「扇に月丸」です。
扇は末広を意味し、発展するという縁起の良いことから紋章となりました。
また、「神や霊を仰ぎ寄せる」ことも意味しています。
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