刺身が食べ切れずあまって、困ったことはありませんか?ラップして冷蔵庫に戻したら、翌日は色が変わってやむなく捨ててしまった…なんて人もいるのではないでしょうか。実は、当日に簡単な下処理をすれば、次の日も美味しく食べられます。今回は、
- ぶりの刺身の保存方法
- ぶりの刺身の残りを翌日に食べても大丈夫?
- ぶりの刺身は腐るとどうなる?
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目次
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ぶりの刺身の保存方法
ぶりは刺身でも冷凍できるのでしょうか?ここでは賞味期限や保存方法についてご紹介します。
賞味期限の目安
ぶりの刺身の賞味期限は購入した当日です。ただし、あくまでも目安なので「1日でも過ぎたら腐る」というわけではありません。実際には、購入時の包装状態や買ってからの保存の仕方など、様々な原因で日持ちが左右されます。
最終的には、自分の五感を信じて食べられるかどうかの判断をする ことになります。
冷蔵保存
ぶりの刺身を買ってきたら、すぐに冷蔵庫で保存するのが基本です。食べきれる分だけ出して、食べきれない分はすぐに冷蔵庫に入れましょう。早く冷えるように浅い容器に入れることがポイントです。
冷凍保存
ぶりを刺身として冷凍するなら、「柵(さく)」のままがおすすめです。ただし、すでに解凍された刺身を購入した場合は、衛生面から再冷凍は控えましょう。
- ぶりの刺身が長い場合は半分に切ってラップをして、冷凍用保存袋へ入れます。
- 冷凍用保存袋の上からアルミホイルでしっかり包み、冷凍庫へ。こうするとより早く冷凍ができてドリップが出なくなります。
刺身を解凍する時は、食べる日の朝冷凍庫から出し、凍ったままのぶりをキッチンペーパーで包みます。その上からラップをして乾燥を防ぎ、冷凍用保存袋へ戻して冷蔵庫で自然解凍しましょう。
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ぶりの刺身の残りを翌日に食べても大丈夫?
常温に出す時間を減らす
ぶりの刺身は、常温に出す時間はなるべく短くしましょう。といのも、ぶりには、ヒスチジンという物質が多く含まれています。ぶりが死ぬとバクテリアがヒスチジンを分解して、ヒスタミンという、人にとってのアレルギー物質に変わります。味に変化がない場合もあり、気づかずに食べて吐き気などの症状が出ることもあります。
ヒスタミン生成はぶりが腐る前におこります。ヒスタミンの生成を防ぐには、常温でおく時間はなるべく減らし、一定の低温で保存することが重要です。
◯◯漬けにする
残った刺身を翌日もおいしく食べるには、当日のうちに調味料をまぶし、「づけ」にしておくことが大事です。ポイントは調味料に「オイル」を必ず使うこと。
ぶりの刺身を買ってきた当日に「づけ丼」を作るなら、しょうゆとわさびだけなどオイルなしでもOKです。しかし、翌日まで残す場合は、オイルを使った方が魚のみずみずしさが保てて断然美味しいです。
当日中が理想も、2,3日は食べられる
余ったお刺身はひとたび空気に触れると腐敗が進行し、翌日にそのまま食べるのはおすすめできません。
でも、お刺身も「たれに漬ける」ことによって2〜3日は美味しく頂くことができます。たれはしょうゆベースのオーソドックスなものからエスニック風など、さまざまな味付けがあります。
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ぶりの刺身は腐るとどうなる?
賞味期限切れのぶりのアレンジ
ぶりは期限切れになっても、加熱して食べられる場合があります。焼くなら生姜焼きやビビンバ風丼に、さっと煮て洋風パスタにしてもいいですし、揚げてカツや竜田揚げ風にするのもおすすめです。
新鮮なぶりの見分け方
スーパーでは一年中ぶりが並んでいますが、ぶりの旬は12~2月頃の冬です。新鮮なぶりは、
- 血合いが赤い(茶色に変色していれば鮮度が落ちています)
- 白い部分に透明感がある
- 切り口の角が立っている
といった特徴があります。
腐ったぶりの見分け方
- 見た目 … 血合い・身のどちらも変色している
- 臭い … 生ごみのような生臭さがある
刺身を冷凍していても腐ることがあります。 パサパサに乾いたような状態になっていたら、食べるのはやめましょう。
まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると
- ぶりの刺身の賞味期限は購入した当日。刺身として保存したいなら柵(さく)で冷凍保存するのがおすすめ
- ぶりの刺身は空気に触れると腐敗が進行するため翌日そのまま食べるのはおすすめできない
- ぶりの刺身は腐ると変色・生臭さがある
お祝い事などでたくさん用意したけれど残ってしまったり、特売で買いすぎたりして、買った当日に食べ切れなかったぶりのお刺身。無駄なく美味しく食べるためには、予め取り分けて冷蔵庫に入れておいたり、食べ切れないと思ったらすぐに冷蔵庫に入れるといったワンアクションが大事ですね。
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