ブロッコリーを茹でたら黒い?原因や食べてOK?調理の注意点も

何かと使い勝手のいいブロッコリー、冷蔵庫に常備している方も多いかと思います。

栄養では、野菜の中でも含まれるビタミン、ミネラル、食物繊維はトップクラス。

野菜不足が気になるときには、ぜひ取り入れたい野菜の一つです。

そんなブロッコリーですが、意外と変色しやすいのが気になるところですよね。

茹でたら変色してしまい、傷んでいたのかな?ということもしばしば。

なぜ茹でると変色するのでしょうか?それは食べても問題ないのでしょうか?そこで今回は、

  • ブロッコリーの栄養や効能
  • ブロッコリーを茹でたら黒い?
  • 腐ったブロッコリーの見分け方

についてご紹介します。

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ブロッコリーの栄養や効能

ブロッコリーは、野菜の中でもトップクラスの栄養です。

どんな栄養が含まれているのか、また、主な栄養素の効能についてご紹介します。

野菜の中でもトップの栄養

ブロッコリーに含まれている主な栄養素は以下のようになります。

栄養素

100gあたり

ビタミンA

67㎍

ビタミンE

2.4mg

ビタミンK

160㎍

ビタミンB1

0.14mg

ビタミンB2

0.2mg

ナイアシン

0.8mg

ビタミンB6

0.27mg

葉酸

210㎍

パントテン酸

1.12mg

ビオチン

9.3㎍

ビタミンC

120mg

カリウム

360mg

カルシウム

38mg

マグネシウム

26mg

リン

89mg

1mg

モリブデン

12㎍

食物繊維

4.4g

栄養と効能

ブロッコリーに含まれている栄養と効能の中で、注目したいものをいくつかご紹介します。

  • ビタミンA:目や粘膜の維持、暗闇での視力の維持
  • ビタミンE:抗酸化作用
  • カリウム:塩分を排出する、むくみ解消
  • ビタミンC:肌、粘膜の健康維持、抗酸化作用
  • :貧血予防
  • 葉酸:造血、胎児の神経管閉塞障害のリスク低下

ビタミン類の含有量が多いのが特徴です。

また、葉酸や鉄といった妊娠初期から積極的に摂っておきたい栄養素も含まれていますので、食事に上手く取り入れると栄養バランスがよくなります。

保存や調理で栄養は減る?

 冷蔵保存や冷凍保存することで栄養が減るとは言えませんが、調理で栄養が減るというのはあり得ます。 

その最もたるものがビタミンCやカリウムです。

この二つは水溶性です。

茹でると流れてしまうため、調理後は栄養素が減るというのも間違いではありません。

電子レンジなどで加熱すると流出が防げますし、茹で時間に注意すれば多少流出しても十分な栄養が摂れるかと思います。

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ブロッコリーを茹でたら黒い?

ブロッコリーは変色しやすい野菜ですが、茹でたときに黒っぽくなってしまうことはありませんか?

茹でたら黒く変色する原因などを解説します。

加熱しすぎると変色する

茎部分が固いからと、 長く茹ですぎると茶色や黒っぽく変色することがあります。 

また、茹でた後、熱湯の中に置いたままにしていても同様の変色が見られることがあります。

茹で時間は2分程度で十分ですので、茹で上がったらすぐ鍋から取り出しましょう。

煮込み料理に入れる時は、別茹でしておいて最後に添えると彩りがきれいなままになりますよ。

味や栄養は落ちるが食べることは可能

 調理して変色した部分の味や栄養は多少落ちますが、食べる分には問題ありません。 

ただ、調理前に茶色や黒に変色している部分は、傷んでいたりカビが生えているかもしれませんので注意しましょう。

調理の注意点

 茹でる時は時間に注意 して、火を止めたらすぐにザルなどに上げるようにしましょう。

他に変色を防ぐには 塩を入れる方法 があります。

塩味が感じられるぐらいの塩を入れると、ブロッコリーが苦手な方でも食べやすいですし、きれいな緑色を保てますよ。

茹でたら冷やすのがおすすめ

 茹で上がったら素早く冷やしましょう。 

流水で冷やすのが一般的かもしれませんが、栄養が流れてしまうので、できればうちわなどで扇いで冷ますのがおすすめです。

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腐ったブロッコリーの見分け方

変色していても、 黄色や紫などの場合は問題ありません。 

黄色は花が咲く手前で、紫はポリフェノールのが出ているためです。

むしろ、紫色の物は積極的に買っておくのがおすすめです。

茹でると色が緑に戻りますので気にならなくなります。

ですが、茶色や黒に変色している場合は腐っている可能性がありますので注意が必要です。

腐ったブロッコリーの見分け方のポイントをご紹介します。

色の変化

  • 茶色くなって溶けている
  • ぬるぬるしている
  • 白いふわふわしたものがついている
  • 黒くなっている

白いふわふわしたものはカビですので、ビニール袋などで密閉して捨てましょう。

 茶色や黒く変色 しているのは、腐っているサインですので食べない方がいいでしょう。

部分的な変色で、他の部分が綺麗なら取り除いて食べることはできますが、黒く変色している時はカビの可能性があります。

必ず切って、中までカビが生えていないか確認しましょう。

食感の変化

  • 茎が柔らかい
  • 舌がピリピリする

気付かずに腐ったブロッコリーを食べると、 茎がやけに柔らかかったり舌がピリピリすることがあります。 

なんか違うなと感じたら飲み込まずに吐き出すようにしましょう。

匂いの変化

  • 腐敗臭がする
  • 酸っぱい臭いがする

ブロッコリーが腐ると かなり強い臭い がします。

すぐに気付くレベルですので、食べようとは思わないでしょう。

ブロッコリーから異常な臭いがしたら、残念ですが廃棄しましょう。

まとめ

今回は、ブロッコリーを茹でたら黒いのはなぜか、ブロッコリーの栄養・効能などについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • ブロッコリーは栄養満点!
  • 黒く変色するのは加熱のしすぎ
  • 加熱後は素早く冷ます
  • 調理前に変色している場合は要注意

茹でたら黒いという問題点も、加熱時間に注意すれば避けられそうですね。

ビタミン・ミネラル・食物繊維の含有量は野菜の中でもトップクラスですので、野菜不足が気になる方はぜひ食事に取り入れてみてください。

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