これから旬を迎えるカリフラワーは栄養がとても豊富に含まれており、是非食べて頂きたい野菜です。そこで今回は…
- 茹でたカリフラワーは日持ちする?
- 茹でたカリフラワーの賞味期限
- 茹でたカリフラワーの栄養素・効能
- 茹でたカリフラワーの活用アレンジ
上記4点を中心にご紹介したいと思います。最後までお付き合い頂けますと幸いです。
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目次
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茹でたカリフラワーは日持ちする?
茹でたてのカリフラワーは美味しいですが、1回で食べきれないことがあります。果たして茹でたカリフラワーは日持ちするのでしょうか?
生のカリフラワーは日持ちしない野菜のひとつ
茹でていない生のカリフラワー自体、そもそもあまり日持ちがしないため、冷蔵保存するのが基本です。カリフラワーは傷みが早いため、できるだけ早めに調理をするのが望ましいのですが、冷蔵保存する場合には水分を逃がさないように注意しましょう。
そのため、保存する際はきっちりラップを巻き、空気に触れないようにするか、密閉できる容器やビニール袋にカリフラワーを入れましょう。保存する際はできるだけ冷蔵庫の中で立てて保存するようにしてください。
適切な冷蔵保存方法で約1週間ほど保存できます。
茹でた後は早めに使い切ろう
茹でた野菜全てにいえることですが、茹でた野菜は水分を多く含んでしまいますので日持ちしません。茹でた後は早めに使い切ってください。使い切れない場合は冷凍すると保存期間が延びます。食感を残すためにも茹でたあとはできるだけ速く冷凍するといいでしょう。
茹でたカリフラワーを冷凍保存する場合は1カ月程度保存が可能です。
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茹でたカリフラワーの賞味期限
上記でも触れましたが、こちらでさらに詳しく解説します。
冷蔵の場合
茹でて保存する場合は、小房に切り分け塩を加えた熱湯で1分ほど茹でます。ザルに上げてしっかり水気を切り、しばらく冷まし、余熱が取れたら密封容器に立てて入れて冷蔵庫で保存しましょう。
- 保存期間(賞味期限)→冷蔵:2~3日程度
冷凍の場合
カリフラワーを冷凍保存する場合は、小房に切り分け塩を加えた熱湯で固めに1分弱茹でます。ザルにあげて水気をきり、キッチンペーパーでさらに水気を拭き取ります。
表面に水気を残すと冷凍の際に霜がついてしまい、解凍した時に水っぽい仕上がりになってしまいます。水気は残さないようにしましょう。
冷凍用保存袋または密閉容器に入れ、周りの空気をしっかり抜き、金属のトレーに乗せて急速冷凍します。凍ったらそのまま冷凍庫で保存しましょう。解凍するときは、もう一度さっと茹でてサラダなどにすると良いでしょう。
- 保存期間(賞味期限)→冷凍:2週間~1カ月程度
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茹でたカリフラワーの栄養素・効能
茹でたカリフラワーの栄養価はどうでしょうか。
栄養価
カリフラワー(茹で)100gあたり
- エネルギー:26kcal
- タンパク質:2.7g
- 脂質:0.1g
- 炭水化物:5.1g
- 食物繊維総量:3.2g
- カルシウム:23mg
- 鉄:0.7mg
- 葉酸:88μg
- パントテン酸:0.84mg
- ビタミンK:31μg
- ビタミンC:53mg
(引用:食品成分表2020年度版(八訂))
カリフラワー(茹)がカリフラワー(生)より上の栄養素は食物繊維総量、鉄、ビタミンKです。
ビタミンC
カリフラワーに含有されている栄養素でまず取り上げたいのはビタミンCです。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」における、ビタミンCの食事摂取基準は、成人(15歳以上)における推奨量が100ミリグラムと定められています。茹でたカリフラワーを100g食すと1日の所要量の半分以上を摂取することができるのです。
ビタミンCは免疫力を高めるので、風邪やインフルエンザが流行るこれからの時期、感染症の予防には多めに摂取したい栄養素です。またビタミンCは、コラーゲンを合成する酵素を助ける働きがあるので、これから迎える乾燥の季節には必須の栄養素となります。
ビタミンK
他のビタミンと比べると馴染みが薄いかもしれないビタミンKも実は重要な栄養素。脂溶性ビタミンであるこのビタミンKは、骨の代謝や、血中カルシウム濃度の調整、血液凝固などに欠かせない役割を果たしているため、あらゆる種類の怪我から体を回復させてくれます。
カリフラワーには1日に必要なビタミンKの約20%が含まれているので、食べることによる体へのメリットがあります。
パントテン酸
パントテン酸は水溶性ビタミンで、ビタミンB群の1種です。 エネルギー代謝に欠かせない栄養素であり、免疫抗体の合成、薬物の解毒作用、脂質の代謝を促すHDLコレステロールの増加、副腎皮質ホルモンの合成による抗ストレス作用とさまざまな働きがあります。感染症が増えるこれからの時期、ビタミンC同様免疫に効果があるパントテン酸も是非積極的に摂取したい栄養素のひとつです。
パントテン酸の1日の摂取基準量「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、パントテン酸の1日に摂取する目安量を、18~49歳の男性で5㎎、50歳以上の男性で6㎎、18歳以上の女性で5㎎と定めています。 パントテン酸単独での大量摂取による健康被害は報告されていないため、耐容上限量は設定されておらず、カリフラワーを仮に100g食べても超えることはありません。
鉄・葉酸
鉄は、鉄欠乏性貧血の予防に大切な役割があります。貧血状態になると、息切れや頭痛、疲れやすさなどの症状が出ることも。女性は特に様々な理由から貧血傾向になりやすいので鉄を含む食べ物をしっかり摂り、貧血を予防して頂きたいです。
また葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球の生産を助けるビタミンです。 さらに代謝にも関与しており、DNAやRNAなどの核酸やたんぱく質の生合成を促進し、細胞の生産や再生を助けることから、体の発育にも重要なビタミンです。 葉酸は細胞の分裂や成熟を大きく左右するため、妊娠前から妊娠初期にかけて必須な栄養素となっています。
鉄も葉酸も女性にとって特に欠かせない大事な栄養素です。是非日頃の食事で美味しく手軽に摂取して頂きたいです。
食物繊維総量
食物繊維には水溶性と不溶性の二種類がありますが、カリフラワーは不溶性食物繊維を多く含んでいます。便の量を増やし、腸を刺激することでスムーズな排便を促す不溶性食物繊維は、便秘対策や整腸作用に役立ち、ダイエット効果に繋がります。
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茹でたカリフラワーの活用アレンジ
これからが旬のカリフラワーを是非美味しく食べてください!
カリフラワーのミルクスープ
これから寒い季節がやってきます。スープを飲んで体を内側から温めるのと同時に病気予防に繋がるカリフラワーを食べて免疫を高めてください。
カリフラワーは小房に分け、大きいものは縦半分に切り、固めに茹でるかレンジで加熱します。玉ねぎは縦に薄切りにし、マッシュルームは石づきを切り、縦に薄切りにします。ベーコンは幅2cmに切ってください。
フライパンにオリーブオイル大さじ1を中火で熱し、玉ねぎを入れて炒め、しんなりとしたら加熱したカリフラワーを加えて炒め、水1カップを加えてふたをし、3~4分煮ます。仕上げ用にカリフラワーの1/4量を取り分け、残りはゆで汁ごとミキサーに入れる。牛乳、塩小さじ1/3を加えて、全体がなめらかになるまで撹拌します。
鍋にオリーブオイル大さじ1を中火で熱し、マッシュルーム、ベーコンを順に入れて炒め、ミキサーの中身を鍋に入れてひと煮立ちさせ、塩、粗びき黒こしょう各適宜で味を整えます。器に盛盛り、仕上げ用のカリフラワーをのせます。隠し味にチーズ、粗びき黒こしょう少々を振って完成です。
まとめ
この記事をまとめると
- 茹でていない生のカリフラワー自体があまり日持ちがしないため、空気に触れないように密封し、立てて冷蔵庫内で保存することで約1週間ほど日持ちします
- 茹でてしまったカリフラワーも保存期間は2~3日と長くありませんので余ってしまった場合は冷凍保存がおすすめです、一カ月程度冷凍保存できます
- 茹でたカリフラワーを100g食すと1日の所要量の半分以上を摂取することができるのです
- ビタミンCは免疫力を高めるので、風邪やインフルエンザが流行るこれからの時期、感染症の予防には多めに摂取したい栄養素です
- 茹でたカリフラワーには1日に必要なビタミンKの約20%が含まれているので、食べることによる体へのメリットがあります
- 茹でカリフラワーには鉄や葉酸が含まれており、それらは妊娠前、妊娠初期には特に接種が必要な栄養素ですので女性は是非積極的に食べてほしいです
- カリフラワーは不溶性食物繊維を多く含んでおり、便秘対策や整腸作用に役立ち、ダイエット効果に繋がります
カリフラワーはまさにこれからが旬の野菜です。旬の野菜は栄養素が豊富ですのでカリフラワーを食べて免疫力を高め、病気にかかりにくい体づくりをしてください。
最後までお付き合いありがとうございました。
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