ピーマンの主な栄養成分と期待できる4つの効果効能

夏に多く出回るピーマンですが、その栄養素は良いものがいっぱいあるということをご存知ですか?一見重要な栄養素など無さそうに見えるピーマンも、ビタミンCや葉酸など私たちの体に必要な栄養素が豊富に含まれています。

私は自分から積極的にピーマンを買うことはあまりなかったのですが、栄養がたくさん入っていて美肌にも効果があると知ってからは頻繁に料理に使うようにしています。それでは、今回はピーマンの栄養成分と期待できる4つの効能効果についてご紹介します。

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ピーマンとはどんな野菜?

分類 ナス科トウガラシ属
原産地 中央アメリカから南アメリカ
由来 トウガラシを意味するフランス語のpiment(ピマン)から
英語名 Bellpepper
旬の時期 6月~9月

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ピーマンの主な栄養価

栄養成分表

エネルギー 22kcal
水分 93.4g
カリウム 190mg
マグネシウム 11mg
リン 22mg
ビタミンA β-カロテン当量 400ug
ビタミンK 20ug
ビタミンB1 0.03mg
ビタミンB2 0.03mg
ナイアシン 0.6mg
ビタミンB6 0.19mg
葉酸 26ug
ビタミンC 76mg
食物繊維総量 2.3g

食品成分表(可食部 100gあたり)

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ピーマンに含まれる主な4つの栄養素

ピラジン

わたに含まれる栄養素ピラジンは、ピーマンのわたに含まれる大事な栄養素です。わたまで料理に使っている方は少ないと思うのですが、わたに含まれるこのピラジンはここ最近「育毛」にも効果があると言われているのです!なぜ育毛に良いかと言うと、ピラジンには血流を良くする働きがあります。その結果頭皮にも栄養が行き渡り、髪が生えやすくなるという訳です。

また、ピラジンは摂取することで血液サラサラ効果もあるので、血栓予防にもなります。心筋梗塞や脳梗塞の対策にも繋がる成分です。ちなみにわたにはピラジンの他、体を温める役割のカプサイシンも入っているので冷え性対策にも良いですよ。ビタミンCピーマンにはビタミンCが豊富に含まれています。一見ビタミンがあるようには見えませんが、その含有量は100gあたり約80mgで、レモン1個分とほぼ一緒なのです。

ビタミンC

ビタミンCは熱を加えると減少してしまう性質がありますが、ピーマンに含まれるビタミンPがビタミンCの吸収を助けてくれるので、加熱調理してもビタミンCが減少しにくいのです。ビタミンPとCが両方含まれるピーマンだからこそ効率良くビタミンCを吸収できるのです。

鉄分

ピーマンには体に欠かせない鉄分も含まれています。鉄分が実際に体内でどのような働きをするかというと、

  1. 酸素を運び二酸化炭素を吸収する
  2. 脳内の神経伝達物質を助ける
  3. 抗酸化物質の働きを助ける

こんなにも鉄分には役割があるのです。

①:体内ではヘモグロビンというものが血液を運んでいるのですが、このヘモグロビンはヘムという鉄とグロビンという物質からできています。ヘム鉄が酸素と結合して組織に送り届けているのです。

②:活性酸素は紫外線や最近から守ってくれるのですが、大量に発生すると細胞を傷つけ、老化を早めてしまいます。鉄分には、この活性酸素を除去する働きのあるカタラーゼという酵素を活性化する作用があるのです。

③:脳内では、気分や感情などにかかわるセロトニンや、物事への関心・意欲などにかかわるドーパミンなどの神経伝達物質が作り出されています。鉄分は、こののような神経伝達物質の合成に必要な栄養素でもあるのです。
鉄分は体内で色々な仕事をしています。ピーマンにはその鉄分が含まれているので健康に良いお野菜なのです。

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葉酸

最後に葉酸です。ピーマンにも含まれている葉酸は、水溶性のビタミンB群の一つです。 新しい赤血球を作ったり、妊娠初期の活発な細胞分裂時にはDNAなどの合成に重要な働きをします。赤ちゃんの発育を支える重要な栄養素で、妊娠中から摂取することが大切とされています。

ピーマンを食べて期待できる4つの効果効能

ピーマンにはビタミンや葉酸など、体にとって大切な栄養素が豊富に含まれていることがわかりました。では、それらの栄養によりどのような効能効果があるのでしょうか?4つの効果でまとめております。

健康効果

まず、これらの栄養素は健康に直結します。血液や肌、疲れなど、色々な体の面に働きかけてくれる栄養素がピーマンには詰まっています

特に豊富に含まれるビタミンCに関しては、トマトの5倍も含まれています。同じ夏野菜ですがビタミンCにおいてはピーマンの方が断トツです。ピーマンは食物繊維も豊富に含んでおり、加熱しても壊れないことも特徴です。食物繊維は腸に働きかけ、お通じをよくする作用があるので積極的に摂取したい野菜です。

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美肌効果

次に美肌効果です。ピーマンに含まれるビタミンCは、美容には欠かせない栄養素です。ビタミンCは体内で作り出すことができないので、外から摂取するしかないものなのです。なぜビタミンCが美肌効果に繋がるかというと、「メラニンの生成を抑える」「開いてしまった毛穴を閉じる」「紫外線に強い肌になる」「吹き出物を改善する」といった数々の働きをしてくれます。これらが達成されることで肌が強く、そして綺麗に生まれ変わるのです。美肌になりたいと思ったら、ピーマンを始めとするビタミンCが沢山含まれている野菜や果物を摂取するようにしましょう。

疲労回復

ピーマンは疲労回復にも効果のある野菜です。こちらもビタミンCが良い働きをしてくれます。ビタミンCによる疲労回復、そして風邪の予防にも繋がります。ピーマンは夏の野菜なので、夏バテにも効果がありますよ。

高血圧の予防・改善

最後に高血圧予防とその改善です。冒頭でお話したように、ピーマンのわたに含まれるピラジンという成分には血液をサラサラにする力があります。そして、毛細血管を丈夫にするビタミンPやビタミンC、コレステロールを低下させる葉緑素も含まれているので高血圧や動脈硬化にも有効なのです。

ビタミンCは脂肪の代謝を促し血中の脂肪を除いてもくれるので、動脈硬化にも良い効果があります。今は血圧になんの問題もなくても、知らず知らずのうちに血液の質が衰えていくこともあります。手遅れになる前に、日頃から良い栄養素を摂取して予防を心がけましょう。

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まとめ

ピーマンの栄養成分とその効果についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?これまで何気なく食べていたピーマンにこれほどの栄養素が含まれていたのは知らなかった方が多いのではないでしょうか。夏バテ予防にもぴったりな野菜ですので、健康のために是非積極的に摂取してみてくださいね。

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