ピーマンには栄養が無いって本当!?加熱・組み合わせで栄養価がアップする!?

「ピーマンには栄養素がない」そう思っていませんか?特段栄養がなさそうにも見えてしまうピーマンですが、その姿とは裏腹に、体に必要な栄養素がいっぱい含まれているのです。

私もずっとピーマンにはあまり興味がなかったのですが、栄養がたくさんあると知ってこれまでの考えはピーマンに悪かったな…と思いました。

それでは今回は、ピーマンに含まれる栄養素と、その効果的な食べ方についてご紹介します。

スポンサードリンク

ピーマンに栄養ってないの?

ピーマンは中が空洞だし薄いし、栄養ってないのでしょうか?いえいえそんなことはありません!一見栄養が無さそうな野菜に見えてしまいますが、ピーマンには体に必要な栄養素が豊富なのです。

具体的にどんな栄養素が含まれているのが、次で詳しく見てみましょう。

スポンサードリンク

ピーマンで知っておきたい栄養素

ピラジン

ピーマンの隠れ栄養素として注目したいのが「ピラジン」という栄養素です。聞いたことはあるでしょうか?

ピラジンは主にピーマンのわたに含まれる栄養素で、血をサラサラにして血流促進の効果があると言われています。その働きから、育毛にも効果があると話題にもなっているのです。ピラジンは血栓予防にもなります。それゆえ心筋梗塞や脳梗塞の対策にも繋がる成分です。

ちなみにこのピラジンが、ピーマン特有の青臭さや苦さをつくっています。この臭みや苦味が嫌でピーマンが嫌いという方は多いですよね。栄養素がいっぱい詰まっていますので、是非食べるようにしてみましょう!

ビタミンC・E

続いてピーマンの代表的な栄養素、ビタミンCとビタミンEです。特にビタミンCの含有量が豊富で、100gあたり約80mg、レモン1個分とほぼ一緒の量を含んでいます。

ビタミンCはコラーゲンを生成し、美肌にも良い成分です。そしてビタミンCとEが合わさると、毛細血管の健康を高める作用も起きるのです。強いコンビですよね。

ビタミンCは熱を加えると減少してしまう性質がありますが、ピーマンに含まれるビタミンPがビタミンCの吸収を助けてくれるので、加熱調理してもビタミンCが減少しにくいのです。ビタミンPとCが両方含まれるピーマンだからこそ効率良くビタミンCを吸収できるのです。

カプシエイト

ピーマンには少量ですがカプサイシンも含まれています。カプシエイト又はカプサイシンと呼ばれるこの栄養素は辛味成分です。辛い食べ物の話題で聞いたことがあるかと思います。

カプサイシンは細胞の新陳代謝を高めて老廃物を排除してくれる作用や、疲労回復効果もあるため、夏バテ予防にも最適です。ピーマンは夏に旬を迎える野菜なので、夏バテ予防にも利用できる食べ物でもあるのです。

加熱すると栄養効果が高まる

そんな栄養素が意外にもたくさん詰まったピーマンですが、せっかくなので効率的に摂取したいものです。栄養効果を高めるには一つコツがあります。

コツと言っても調理をすれば必ずすることなのですが、それは「ピーマンを加熱すること」です。ビタミン系の栄養素は加熱との相性が悪く、熱を加えることによって栄養素の働きが悪くなってしまうものなのですが、「ピーマンは加熱することで栄養効果を高められる」野菜なのです。

ピーマンに含まれるビタミンAやビタミンEは「脂溶性ビタミン」と呼ばれ、油との相性がとても良い栄養素です。油で調理することで効率良く栄養を摂取することができますよ。

組み合わせで栄養効果アップ

調理法による効率アップの次は、食べ物の組み合わせで効率アップの方法です。

組み合わせる食材によってより効果的に栄養素を吸収することができるのですが、相性の良い食材は「豚肉」と「にんじん」と言われています。なぜこの2つが良いのでしょうか?

豚肉&ピーマンの相性が良いのは、「ピーマンに豊富に含まれているビタミンC」+「豚肉に含まれるタンパク質」が合成し=「コラーゲンを生成」しやすくなるからです。豚肉とピーマン炒めを食べるだけでコラーゲンが生成されるのはありがたいですよね!

そしてにんじんとの相性ですが、「ピーマンのビタミンAやビタミンE」+「にんじんのビタミンA由来のβカロテン」を油で炒めて一緒に摂ることで=「吸収力がUP」するのです。

組み合わせによってもともと持つ栄養素をより吸収しやすくなる仕組みがあるのは面白いですよね。一緒に調理する食材を工夫して、より一層栄養を効率よく摂取してみましょう。



ピーマンのおすすめレシピ

栄養素について理解したところで、ピーマンを使ったおすすめレシピのご紹介です。栄養素をばっちり摂取するために、みなさんも是非お試しください。

ピーマンと豚肉炒め

先ほどご紹介した最強の組み合わせ、ピーマンと豚肉炒めです。この2つの食材を一緒に摂ることでコラーゲンの生成を促せるほか、豚肉自体にもビタミンが豊富に含まれているので体力回復にも繋がります。

タンパク質も摂ることができるので、体に必要な栄養素がたくさん詰まった一皿です。さっと炒めるだけでできてしまうところも、お手軽でおすすめしたいポイントです。夏の暑い時期にぴったりなスタミナ料理ですね。

八宝菜

八宝菜は色々な野菜を入れて作るので、栄養バランス満点のボリューム料理です。せっかくなのでにんじんも使いましょう。

ピーマンとにんじんを油で炒めることで、栄養素の吸収力がアップします。他に豚肉も入れればより一層効果的にピーマンの栄養素を活かすことができますね。

一皿で立派なごはんの完成です。これだけでもたくさんの栄養素が入っていて、またボリュームもあるので便利な料理です。

麻婆茄子

麻婆茄子は人気の中華料理ですが、ここにも豚ひき肉が使われているので効率的な栄養摂取につながります。

ピーマンもそうですが茄子も夏野菜の一つです。2つの夏野菜を入れて、ピリリと辛い麻婆茄子でごはんもすすみます。辛味で食欲もそそられるので夏疲れの時にもおすすめしたい料理です。

写真と同じようににんじんも合わせて入れれば、より栄養効果も抜群ですね。

スポンサードリンク

ピーマンの人気記事をチェック

レタスで人気のある記事を4つ紹介します。是非チェックしてくださいね(^^♪
ピーマン5種類28品種まとめ|美味しいのはシシ型?ホルン型?ベル型?長円筒型? ピーマンの主な栄養成分と期待できる4つの効果効能 ピーマンの保存期間ってどのくらい?冷凍・冷蔵・常温での保存方法を紹介 ピーマンのおススメレシピランキング10選

まとめ

ピーマンの栄養素と効率的な摂取方法などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?ピーマンをそんなに栄養があるものだと思っていなかった方が多いのではないかと思います。合わせる食材によってその効果をより引き出すことができるのは面白いですよね。簡単にできるレシピもありますので、是非ご家庭でも試してみてください。

スポンサードリンク