6月〜9月の夏の時期に旬を迎えるとうもろこしですが、みなさんは毎年食べていますか?家庭で茹でたり蒸したり簡単に調理でき、甘くて美味しい野菜の一つです。
とうもろこしを買ってきたけれど、うっかり腐らせてしまった!そんな経験をしたことはないでしょうか?
私は割引や特価など、スーパーで安く売られているとついつい何個も買ってしまう癖があり、たくさん買ってきたものの使い切れず腐らせてしまった経験を何度かしています。
今回は、とうもろこしが腐るとどうなるのか・傷んだとうもろこしの見分け方についてご紹介します。
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目次
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とうもろこしが傷むとどうなる?
「傷んだとうもろこし」とは具体的にどんな状態のものを指すのでしょうか?5種類の状態についてそれぞれ見てみましょう。
カビが生える
とうもろこしは時間が経って傷んでくるとカビが生えます。保存場所の湿度が高い時に生えやすく、黒カビ・白カビ・赤カビの3つに色が分かれます。
「とうもろこしのカビは猛毒」とも言われるほど、人体に悪影響のある強烈なものなのです。さすがにカビたとうもろこしを食べてしまうことは無いかと思いますが、万が一口にすると肝障害・がん・新生児の神経系の奇形などが起こるのです。
特に、とうもろこしに生えるアフラトキシンというカビが猛毒中の猛毒とされており、動物実験では実際に肝臓がんを発症しました。カビでがんに繋がるというのは怖いですよね。
もしも食べようとしたとうもろこしにカビが生えていたら、すぐに廃棄するようにしましょう。
すっぱい異臭がする
続いてすっぱい異臭についてです。すっぱい臭いがする場合は、カビが生えていたり見た目でもその傷みがわかるものです。
買ってから時間が経ってしまい、食べても大丈夫かな?と思った時は臭いを嗅いでみてください。また、すっぱい臭いがする時は下記の3つの項目が同時に起きている可能性があります。
茶色に変色する
傷んだとうもろこしは茶色く変色してしまいます。ひげは収穫後すぐに先の方から茶色く変色していくものなのですが、傷んでいる時は周りについている葉や中の粒が茶色に変わっていきます。
収穫後すぐの実を包んでいる葉は、濃い緑色をしています。これがとうもろこしの新鮮さをチェックするポイントになっているのですが、収穫して数時間経つだけでもとうもろこしは風味が落ちてくるもの。
時間が経過するごとに、緑色だった葉は黄緑色→白→薄茶色→茶色と変色していきます。茶色くなりだしたら危険信号ですので、できるだけ早めに消費するようにしましょう。
ぬるっとする
ぬるぬるとしてしまったらかなり腐敗が進んでいます。ほかの野菜もそうですが、とうもろこしは湿度に弱いので湿った状態で保存しているぬるぬると傷みやすいです。
とうもろこしは夏野菜ですが、特に夏場の部屋は暑くなるので注意が必要です。高温多湿は食べ物の保存の大敵ですので、買ってきたら冷蔵庫で保存しておくのが無難でしょう。
ぬるぬるしたものは洗って取れば食べることも可能です。それでも気になるという方は廃棄するようにしてくださいね。
食感がねちょっとしている
とうもろこしは傷んでいると食感にも変化が出てきます。一見傷んでいないように見えたとうもろこしが、いざ食べてみた時にねちょねちょとした食感をすることがあります。
本来とうもろこしに粘性はありませんので、この食感になったら要注意です。粒の中が腐っている証拠ですので、こちらも食べないようにしてください。
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とうもろこしを腐らせないためには
傷んだとうもろこしの状態について5つ挙げましたが、どれか経験のあるものはありましたでしょうか?
できるだけ早く消費することが一番の解決策ですが、ほかにどんな方法で腐敗から守ることができるのでしょうか?
もし買ってきた当日に消費できなければ、1〜2日以内には消費するようにしましょう。とうもろこしは日持ちしない野菜です。野菜室に入れ、できれば新聞紙やキッチンペーパーなど水気を吸うものに包んであげてください。
そして入れ方にもポイントがあるのですが、とうもろこしを収穫する前のスタイルのように、立てて入れることで傷むのを抑制できます。このような形で野菜室内で保存してみましょう。
次に、茹でてから冷蔵するという方法もあります。先に加熱してから保存することで、とうもろこしの成長を止めることができます。菌は高温多湿を好みますので、加熱して粗熱を取ったらすぐに野菜室にしまうようにしてください。
ちなみに、すぐに食べない時は冷蔵ではなく冷凍しておくことも可能です。同じように加熱後冷凍庫に入れ、長くて2週間ほど保存することができます。もしすぐに食べないという時があれば、冷凍しておくのもオススメです。
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トウモロコシの賞味期限は?
トウモロコシが劣化の早い野菜だとお話しましたが、実際の賞味期限はどれくらいなのでしょうか。
皮つきと生と茹でた後、違いはある?
トウモロコシは収穫した直後が最も甘味が強く、そこからどんどんと味が落ち、甘さも減ってきてしまいます。できれば購入からなるべく早く火を通してしまうのがおすすめ。ですが、中々そうもいかないこともありますよね。まずはトウモロコシの賞味期限を、状態別にご紹介しましょう。
【皮付きのもの】
トウモロコシが皮付きの場合、すぐに調理しない時は皮がついたまま保存してください。皮がトウモロコシを乾燥から守ってくれます。 皮付きのままキッチンペーパーなどに包んでポリ袋に入れたものを冷蔵庫の野菜室へ。保存の目安は2~3日 です。
【生のもの】
トウモロコシの皮が既に剝かれている場合は、ラップでぴっちり包み、さらにジップロックなどにいれて保存してください。乾燥を防いでくれます。こちらの保存期間も、 冷蔵庫の野菜室で2~3日を目安 にしましょう。
【茹でたもの】
収穫から茹で上げまでが早ければ早いほど、おいしさが保たれるトウモロコシ。 茹でたものをラップで包んで冷蔵庫で保存すれば、こちらも2~3日 はおいしく食べられます。
生のトウモロコシの賞味期限
収穫後、味や風味の劣化が早いトウモロコシ。その早さは、24時間で甘さも栄養素も半減したという調査もあるほどだそうです。おいしく食べるには基本的にその日のうちがおすすめ。 保存する場合は冷蔵庫で、前述の通り2~3日までを目安に食べる ようにしましょう。
トウモロコシの劣化が早いのはなぜ?
トウモロコシに含まれる糖分はショ糖によるもの。ですが収穫後、貯蔵しておくとこのショ糖がデンプンに変わります。デンプンはショ糖と比べると、甘さがあまり感じられません。これにより、トウモロコシを茹でても甘味が少なく、味気ない、なんてことになってしまうのです。
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まとめ
傷んだとうもろこしの状態、そして腐敗を防ぐ方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
とうもろこしはほかの野菜よりも日持ちが短く、デリケートな野菜ですのでできるだけ早く食べるにこしたことはありません。
もしも食べるまでに時間があく場合は、先ほどご紹介した方法で保存してみてください。夏野菜を美味しく傷ませることなく食べることができますよ。
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