贈答用や日本の伝統的な和菓子として親しまれている羊羹ですが、食べきれずに賞味期限をむかえてしまうことはありませんか?
この記事では、羊羹について、
- 羊羹の賞味期限は?
- 賞味期限切れの羊羹は食べれる?
- 羊羹は腐ったらどうなる?
をテーマに紹介していきます。羊羹の賞味期限について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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羊羹の賞味期限は?
羊羹は美味しいだけでなく、腐敗菌に強く保存性に優れた食品でもあります。そのため、羊羹の賞味期限は、一般の和菓子のなかでも長く設定されています。
これは、羊羹には砂糖が多く含まれていることによるものです。羊羹の主な原料は小豆・砂糖・寒天です。
このうち砂糖の占める割合は全体の60~70%と、非常に高くなっています。小豆自体は比較的腐敗菌に弱い食品ですが、砂糖が小豆の水分をキャッチすると腐敗菌は水分を自由に使えず生きられなくなります。
その結果、保存性が高くなり、賞味期限が長くなるのです。メーカーに中には5年もの賞味期限を持ち、保存食として販売されているものまであります。
では、具体的に羊羹の賞味期限を見ていきましょう。ここでは、普通の羊羹・手作り羊羹・水羊羹の賞味期限について紹介していきます。
普通の羊羹
未開封の羊羹は、小豆など餡のみのもので、およそ4カ月~1年日持ちするとされています。開封した場合、砂糖が再結晶化するため、食感が変化し風味も落ちます。
湿気や浮遊している菌にさらされ、カビなどが繁殖し腐敗していくため、賞味期限は極端に短くなります。
空気に触れないように開けた部分を密閉し、早めに食べるのがおすすめです。
手作り羊羹
家庭で手作りした羊羹は、市販のような加熱や殺菌処理はできません。また保存料を添加できませんので、おのずと賞味期限は短くなります。
冷蔵保存で当日中、遅くとも3日以内には食べきるようにしましょう。好みの甘さ・固さの羊羹を楽しむことができる反面、市販品と比べてカビや様々な腐敗菌の影響を受けやすいのは、頭に入れておきましょう。
水羊羹
羊羹の中でも代表的なものが、練り羊羹・蒸し羊羹・水羊羹の3つです。賞味期限を比べると練り羊羹が最も長く、次いで水羊羹、蒸し羊羹の順になります。
水羊羹や蒸し羊羹は、水分の含有量が多く、糖度が練り羊羹に比べて低くなることから、長期保存にはむかないとされています。
2~3カ月以内に食べるようにしましょう。
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賞味期限切れの羊羹は食べれる?
賞味期限が切れてしまった羊羹は食べても大丈夫なのでしょうか?ここでは、羊羹の消費期限について紹介していきます。
消費期限は?
賞味期限とは、農林水産省や厚生労働省が定めた基準を元に決められた、未開封の食品の味を保つ目安です。
似たようなものに消費期限がありますが、こちらは安全に食べられる期限を示したものです。
市販の羊羹の場合、賞味期限を過ぎた羊羹でも定められた保存状態がきちんと守られており、腐っていなければ、自己責任のもと食べられます。
中に具材が入っていないプレーンの羊羹だと、未開封で賞味期限が切れた後、1年は食べられるという説もあります。
ただし当然ながら、賞味期限内の羊羹よりも風味は落ちてしまいます。
栗などが入ってる羊羹は注意
羊羹の中に餡以外の栗などの具材が入っている場合、メーカーにもよりますが、賞味期限は数日~1カ月と、普通の羊羹より短くなります。
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羊羹は腐ったらどうなる?
保存性に優れる羊羹でも、食品である以上腐ります。ここでは羊羹が腐ったときに起こる変化について紹介していきます。
賞味期限切れのものを判断する際に参考にしてみてください。
見た目
- 糸を引く
- 変色する
- カビが生える
以上のような変化があった場合、腐っている可能性が高いです。羊羹特有のねばりではなく、ヌメヌメとしたテカリが見られたり、糸が引いていたりする場合は気を付けてください。
また、色が変わり始めている箇所があれば注意しましょう。特にカビに関しては、部分的に削り取っても食品からカビ毒を完全に取り除けないので、食べるのはおすすめできません。
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臭い
羊羹は腐ると以下のような臭いがしてきます。
- すっぱい臭い
- カビ臭い
このような臭いを感じた場合は腐っている可能性があるので、羊羹の甘い香り以外がしたときは食べるのを控えましょう。
未開封のものであっても小さな穴が開いていた場合、そこから腐り始める可能性もあるので気を付けてください。
味
- すっぱい
- 舌がしびれる
羊羹に限らず腐った食品はこのような特徴がありますが、甘さ以外に違和感を感じた場合は食べるのをやめましょう。
まとめ
羊羹の賞味期限について紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 羊羹は砂糖が多く使用されているため、他の和菓子よりも保存期間が長い。
- プレーンの羊羹は未開封で4か月~1年日持ちする。
- 手作り羊羹・栗などの具材が入った羊羹・水羊羹は、プレーンの羊羹よりも日持ちしないので気を付ける。
- 賞味期限が切れても1年ほどは、自己責任で食べられる。
- 羊羹が腐ると、見た目・臭い・味に変化が現れるため、少しでも違和感を感じたら食べるのを中止する。
日本人に馴染み深い羊羹。賞味期限を守って、美味しく安全に楽しみましょう。
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