皆さんはウニはお好きですか?ウニといえば高級食材のイメージが強い食材でしたが最近では様々な加工方法が進み、かなり安価で手に入る食材になりましたよね。
さらにウニはもともと海の方でしか食べることができない食材でしたが、保存方法が確立してから山の方や都会の方でも美味しいウニを食べることができるようになっています。
ですがウニの中にはすごい嫌な苦みを持つものもありますよね?このうにの苦味というのは何が原因なのでしょうか。
今回の記事では、
- ウニはなぜ苦いの?
- 苦味の原因は抜くことができる?
- 苦味の少ないウニの種類
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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うには鮮度が落ちやすい
うにが苦くなってしまうのは、「ミョウバン」という添加物に原因があります。うにはとても繊細な生き物で、水揚げされるとすぐに鮮度が落ちていきます。
しかも鮮度が落ちるだけでなく、どろどろに溶けてしまうのもうにの特徴です。鮮度を落とさずに食卓に運ぶためには、うにの鮮度を守る「ミョウバン」を使用する必要があるのです。
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ミョウバンの苦味=うにの苦味
ミョウバンには鮮度を保つ効果と防腐効果があります。海で獲れたうにを私たちに届けるために、ミョウバンはなくてはならないものなのですが実はこのミョウバンが「苦い」原因になってしまっているのです。
海の近くに住む人は、ミョウバンをそこまで使用していない新鮮なうにを食べることができるので、うにが「苦い」という事に「?」と思うみたいです。
新鮮なウニはものすごく美味しい!
食べたことがある人なら理解していただけると思いますが、新鮮なうには「最高」です。
上記で説明した通り、海鮮市場や漁港などで食べるうにには添加物のミョウバンが入っていません。なのでうに本来の甘いとろける味を食べることができるのです。
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ミョウバンの苦味を取る方法はあるの?
ウニの苦味の大元はミョウバンにあるということが分かって頂けたと思いますが、これが分かるとミョウバンを抜けばウニの嫌~な苦味が抜けるということがわかりますよね!
実際にミョウバンを抜いたウニはとても美味しく食べることができます。では次の項目でミョウバン抜きの方法を紹介していきますね。
ミョウバン抜きの方法
市販されているウニの場合ミョウバンをしっかり内部まで染み込ませて鮮度を保っていますので、丁寧に時間をかけてミョウバンを抜いてあげる必要があります。
以下のような方法でミョウバン抜きを行っていきましょう。
- ①海水濃度の同じ濃度の塩水を作る(約3%)300mlの水に10g(大さじ1/2)の塩を入れ、混ぜる。
- ②板うにをつくった塩水の中に30分以上浸す。
- ③うにが塩水を吸収しミョウバンを排出する事で苦みが消える。塩味が気になるなら軽く水ですすぐ。
海水と同じ濃度の塩水を作ってそこに浸しておくだけで実は簡単にミョウバンを抜くことができます。驚くほど簡単なんですよ!
これを知っているのと知らないのとでは美味しさが天と地ほども変わりますのでぜひ覚えておいていただきたい方法です。
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ミョウバン抜きをしなくても美味しく食べる方法はあるの?
基本的にミョウバン抜きをすれば苦味がかなり落ち着いてとても食べやすくなるのですが、ミョウバン抜きの方法でさえも手間に感じる人も多いと思います。
海水と同じ濃度の塩水を作ってそれに浸しておくというだけでも結構な手間ですよね。ではミョウバン抜きをしなくても美味しく食べられるウニとはどのようなウニなのかについて見ていきましょう。
塩水うにならミョウバン不使用
皆さんの身近なスーパーには「塩水うに」と呼ばれるうにが販売されていると思います。こちらは鮮度を保つためにミョウバンの代わりに「塩水」につけて鮮度をキープしています。
ミョウバンを使用していないので、当然「苦み」は少ないです!しかしミョウバンを使用しているものよりも、型崩れをしやすく少し見た目が悪いというデメリットもあります。
板ウニはミョウバン使用
塩水ウニがミョウバンを使っていない一方で板ウニと表記されているウニの場合はミョウバンを使用して鮮度を保っているものなので、苦味が強くミョウバン抜きが必要です。
しかし板ウニのほうが型崩れしにくく見た目がとても美しいという大きなメリットがあります。簡単にまとめると
- 「塩水うに」→見た目と塩気が若干気になるが、うにの苦みがほとんどない
- 「板うに」→見た目は新鮮そのもの!だけど、ミョウバンの苦みがつよい
このような感じですね!ただ塩水ウニの方は実は意外と手に入りにくく、都会や海から遠い街のスーパーで販売されているのはほとんどが板ウニです。
もし塩水ウニが手に入らない場合は、板うにを購入してミョウバン抜きをするのがおすすめです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- ウニが苦いのはミョウバンという保存料の影響
- ミョウバンはかなり薬品のような匂いと苦味がある
- 新鮮なウニはとても美味しいので是非一度食べて頂きたい
- ミョウバン抜きをすることで苦味を落とすことが出来る
- ミョウバン抜きをしなくても美味しく食べられる海は塩水うにというもの
- 都会の方では塩水ウニは手に入りにくい
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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