つるむらさきはまずい？毒性はある？美味しい食べ方・レシピを紹介

スーパー等で「つるむらさき」を見かけた事がある方も多いのではないでしょうか。実は「つるむらさき」には毒性を心配する声がある事をご存じですか？「つるむらさき」はなぜ「毒性がある」と言われてしまうのか気になりますよね。そこで今回は

スポンサードリンク

つるむらさきとは

「つるむらさき」を見たことがあっても、どんな野菜なのかは知らない方も多いのではないでしょうか。ここでは、「つるむらさき」とはどんな食材なのか、「つるむらさき」に毒性はあるのかを紹介していきたいと思います。

どんな食材？

「つるむらさき」の原産地は東南アジアで、紫色と緑色の品種があります。「つるむさらさき」は元々、紫色の果実を染料として使われていましたが、2000年以上も前から食用としても使用されるようになりました。

食用として使用されるのは主に葉と茎の部分で、モロヘイヤに似たネバネバが特徴です。味はほうれん草に似ていますが、中には「土のような香りがする」と感じる方もいらっしゃるようです。

「つるむらさき」は緑黄色野菜の中でも栄養価がとても高い野菜ですので、夏バテで食欲が無い時期にも注目されている野菜です。ほうれん草と比較して「カルシウム」は約3倍、「ビタミンＣ」もほうれん草と同じくらい含まれています。

「つるむらさき」に含まれる「ビタミンＣ」は風邪の予防や美容効果に。「カロチン」はガンの予防に。「カルシウム」は骨や歯を丈夫にして骨粗鬆症の予防に働きます。

また「ムチン」は、山芋やオクラにも含まれている栄養素で、胃壁の保護・強化、免疫強化などの作用があります。

毒性はある？

結論から言うと、「つるむらさき」に毒性はありません。なぜ「つるむらさき」に毒があるのではないかと心配されているのかと言うと、「つるむらさき」によく似ているモロヘイヤの種子や茎に毒があるからです。

モロヘイヤの種子や茎には「ストロファジン」という毒があり、食べるとめまい、動機、吐き気などの症状を引き起こす場合があります。

「つるむらさき」には毒はないので、安心して食べていただく事ができますが、注意すべき点もあります。「つるむらさき」にはシュウ酸と呼ばれる成分が含まれています。

このシュウ酸は、過剰摂取によって尿路結石の原因になってしまう可能性があります。しかし、これは生の状態の「つるむらさき」を500～1㎏食べた場合なので、1日に1束食べるのであれば心配はいりません。

スポンサードリンク

つるむらさきの美味しい食べ方は？

ここでは、「つるむらさき」をさらに美味しくいただくために、旬の時期とアク取りの方法をご紹介します。

旬の時期

収穫時期は3月～11月と長いため、通年を通してスーパーで見かけます。しかし「つるむらさき」は高温多湿な環境を好むので、6～8月の夏の時期が最も美味しくいただく事ができます。

あく抜き

「つるむらさき」は生で食べる事もできますが、茹でる事で独自のぬめりが出るので、さらに美味しくいただけます。また「つるむらさき」に含まれている「シュウ酸」はアクの原因となる成分ですので、茹でたり炒めたりしてアク抜きを行いましょう。

1. 「つるむささき」の葉と茎を切り分ける
2. 沸騰させたお湯に塩を入れ、茎から茹でる
3. 茎を10秒茹でたら続けて葉を20秒茹でる（茎は合計30秒茹でる）
4. さっと茹でたらザルに上げ、水気をしっかり切る
5. 粗熱が取れたら水気を絞って食べやすい大きさに切る

スポンサードリンク

つるむらさきのレシピ

ここでは、「つるむらさき」のオススメな調理方法をご紹介します。

味噌汁

上記の方法でアク抜きをした「つるむらさき」を、味噌汁の具として活用できます。煮込みすぎると軟らかくなりすぎるので、完成した味噌汁に入れると美味しくいただけます。

天ぷら

「つるむらさき」はお浸しとして食べるイメージが強いですが、天ぷらとも相性抜群です。「つるむらさき」は少し苦みのある爽やかな風味があるので、天ぷらにぴったりです。

衣のサクサク感と、「つるむらさき」の食感が良く合うので、是非試してみてください。

スポンサードリンク

まとめ

「つるむらさきとはどんな食材なのか、つるむらさきに毒性はあるのか、つるむらさきの旬の時期、つるむらさきのオススメの調理法」これらのテーマについて紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか？

「つるむらさき」には毒性が無いと分かりました。食べ過ぎてしまう心配も少なそうですが、食べる際には量に注意してください。

ほうれん草以上の栄養素を含んでいる「つるむらさき」は、最も美味しい今の時期にこそ食べていただきたいオススメの野菜です。スーパーで見かけた際には、ぜひ手に取ってみてくださいね。

スポンサードリンク