特有の苦みが魅力のゴーヤ。通常のゴーヤは鮮やかな緑色で中のわたと種は白っぽい色をしていますが、表面が黄色で種が赤いゴーヤを見たことがありますか?種は赤くなってしまうと食べられないのでしょうか?この記事では、
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ゴーヤの特徴
沖縄では古くから食べられてきたおなじみの野菜ゴーヤ。ゴーヤは苦瓜という別名の通り、苦味が強い夏の緑黄色野菜のひとつです。完熟する前の緑色の未熟果を食用にしますが、熟して黄色くなったゴーヤも食べられます。ここでは、熟したゴーヤについて紹介していきます。
ゴーヤとは
ゴーヤはウリ科の野菜でニガウリやツルレイシとも呼ばれています。βカロテンやビタミン類といった栄養素を豊富に含んでいます。独特の強い苦みは皮の部分に含まれているので、皮のむき加減によって苦みを調整できます。また、苦味の成分は水溶性なので、下処理として塩もみや湯通しすると苦味が抜けます。
ゴーヤは熟すと黄色くなる
ゴーヤは熟すと緑色から黄色に変化します。追熟して黄色くなるので、腐っているわけではありません。緑色のゴーヤと同じように調理して食べられます。黄色く熟したゴーヤは苦みが和らぎ、ほのかな甘みも感じられます。果肉はやわらかくなり、代わりにシャキシャキ感は控えめになります。薄くスライスしてサラダにしたりスムージーにするのがおすすめです。熟しすぎると腐るので、表面の色や臭いなどをチェックして見分けましょう。次のような場合は食べられません。
熟したゴーヤは種が赤くなる
緑色をした早熟のゴーヤの種は白っぽい色味をしていますが、熟すとぷっくり膨らんで赤色に変わります。腐っているわけではありません。種がゼリー状のものに包まれている状態がが非常に美味しく、よく熟れているサインです。苦味や酸味がなく、みかん並みの糖度になります。まるでメロンのような高級フルーツの甘さをしていて、沖縄では冷やしておやつ感覚で食べられています。種ごと口に含んだら飴のように種のまわりのゼリーを味わい、種だけを口から出します。種は生だと少しかたいので、素揚げや他の食材と一緒に炒ったりして食べられます。
放っておくと破裂して種が飛び出す
栽培している黄色く熟したゴーヤを収穫せずにそのままにしておくと、実が破裂して中から赤い種が飛び出すことがあります。
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種が赤いゴーヤで腹痛に?
赤い種はフルーティーでとても美味しい部分ですが、食べ過ぎると腹痛を引き起こす可能性もあります。ここでは腹痛の原因について紹介します。
過剰摂取は腹痛の原因に
ゴーヤに毒はありませんが、苦みの元である成分のククルビタシンやモモルデシンを過剰に摂取しすぎると、腹痛や下痢・嘔吐などの症状を引き起こす可能性があります。食べ過ぎには十分注意が必要です。体調や体質にもよるので、様子を見て無理して食べないようにしましょう。
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苦味成分ククルビタシンやモモルデシン
ゴーヤの苦味成分は、ククルビタシンやモモルデシンです。ククルビタシンとモモルデシンの効能について紹介します。
ククルビタシン |
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モモルデシン |
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ゴーヤの食べ方
ゴーヤは生でサラダや和え物など、色々な調理方法で食べることができます。ただし、生では苦味がかなり強くなるので、しっかりと下処理して苦味を取り除くことが重要です。塩で揉み込んでから水洗いしたり、湯通してから使うと味もなじみやすくなります。
栄養や効能
ゴーヤの栄養や期待できる効能について紹介します。
ビタミンC |
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不溶性食物繊維 |
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カリウム |
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ビタミンC |
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おすすめレシピ
ゴーヤはマヨネーズなどのクリーミーな調味料との相性が抜群です。苦味がマイルドになり食べやすくなります。また、ゴーヤに含まれるβカロテンは油と相性がよく、炒め物などで食べると効率よく栄養分を吸収できます。夏バテ時期にも非常に適した野菜です。また、ゴーヤのビタミンCは炒めても壊れにくい性質があります。甘味噌あえやゴーヤチャンプルーなどがおすすめです。
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まとめ
種が赤いゴーヤの特徴や食べ方について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると
- ゴーヤは苦みが強い夏の緑黄色野菜で熟すと黄色くなり、中の種は赤くなる
- 赤い種は甘くて美味しいが、食べ過ぎると腹痛を引き起こす可能性があるので注意すること
- ゴーヤは苦味が強いので、塩もみや湯通しなど下処理してから調理するのがおすすめ
独特の苦味が特徴的なゴーヤですが、しっかり下処理をすることで苦味がマイルドになり食べやすくなります。黄色く熟したゴーヤと赤い種は、緑のゴーヤとは違った味を楽しめるので、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
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