なにかと使えるレモン汁。使い勝手がいいのは市販のものですが、香りは断然生搾りが上です。では市販のレモン汁と家庭でレモンを搾った場合では、賞味期限にどれくらいの差があるのでしょうか?今回は
- レモン汁の賞味期限
- 傷んだレモン汁の見分け方
- 長持ちさせる保存方法
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目次
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レモン汁の賞味期限はどれくらい?
まず、レモン汁の賞味期限はどれくらいなのでしょうか?順番に確認していきます。
生搾りレモンの場合
自分で生のレモンを搾ったレモン汁の場合、保存期間はとても短いです。
常温 | 不可 |
冷蔵 | 2~3日 |
冷凍 | 1ヶ月程度 |
レモン汁が必要なときには必要な分だけを搾るようにしましょう。搾りたての方が断然風味もいいですよ。
ポッカレモンの場合
市販のポッカレモンは未開封なら常温保存、開封後は冷蔵庫で保存するようにしてください。
常温 | 未開封で製造後およそ1年 |
冷蔵 | 1~2週間程度 |
冷凍 | 1ヶ月程度 |
ポッカレモンは製造時に殺菌されているため、未開封なら常温で長持ちします。ただし保存料が使われていないため、開封後は通常のレモン汁と同じようにそこまで日持ちはしません。
使用後は必ず冷蔵庫に入れ、できるだけ早めに食べ切るのがよいでしょう。
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カビの生えたレモン汁をたべるとどんな症状が?
カビの生えたレモン汁をうっかり食べてしまった!こんなときどのような症状が起こるのでしょうか。
消化器官系に異常が見られる可能性
レモン汁に繁殖したカビ菌が体内に入ると、当然体は毒素を排出しようとします。その症状として腹痛や高熱が出ることも。また、
- 下痢
- 吐き気
- 嘔吐
などの症状が出る可能性もあります。軽度であれば自宅で様子を見てもかまわないでしょうが、ひどいようなら迷わず医療機関を受診するようにしてくださいね。
また水分を取ればその分、汗や尿と一緒に毒素も排出されやすくなります。カビを食べてしまった場合にはなるべくたくさん水を飲むようにしましょう。
少量であれば問題ない
そもそも賞味期限は比較的傷みにくい食品に記載されるもので、未開封の食品を正しい状態で保存した場合においしく食べられる期間を示したもののことです。
賞味期限を過ぎたからと言ってすぐに食べられるようなものではなく、おいしさが落ちるというだけのもの。
賞味期限を過ぎたらすぐに腐ってしまった、というようではそもそも賞味期限の設定に問題があります。少々過ぎたくらいでは大抵の場合問題なく食べられると言えます。
ですが賞味期限切れの食品を食べるのは自己責任です。食べるならしっかりと見た目やにおいを確認した方がよいでしょう。
また万が一カビが生えているレモン汁を食べてしまっても、少量であればさほど気にする必要はありません。
病は気から、と言いますよね。あまり気にしすぎるのも逆に良くないので、考え込みすぎないようにすることも大切ですよ。
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カビの生えたレモン汁の見分け方
レモン汁にカビが生えていた場合、どこで判断するのでしょうか。
白くてふわふわしている物体がある
市販のレモン汁に白い浮遊物や沈殿物があった場合、そのレモン汁が未開封か開封後かによって状態は変わってきます。
- 未開封 レモン果汁成分が浮遊または沈殿しているだけで問題ない
- 開封後 カビが発生している可能性が高い
開封済のレモン汁にカビと思われる浮遊物もしくは沈殿物がある場合には、もったいないですが処分しましょう。
蓋が勝手に開く
レモン汁に含まれている酵母が発酵すると、蓋が勝手に開くことがあります。また、炭酸のような泡の原因も発酵によってガスが発生したため。
このように発酵した状態のレモン汁は食べることはできますが、本来の風味を損なってしまっています。
もちろん正しい保存状態で早めに食べ切るのがベストですが、すでに発酵している場合は食べる以外の方法で使い切るのはいかがでしょうか?
なんとレモン汁は掃除に活用することができるんです。レモン汁は酸性なので、アルカリ性の汚れ落としに最適。
- お風呂や台所の水垢
- トイレの黄ばみ
などの汚れにぜひ期限切れのレモン汁を使ってみてください。するすると汚れが落ちてとても気持ちいいですよ。
このように劣化したレモン汁もすぐに捨てないで、できるだけムダのないように有効活用してみてくださいね。
カビのにおいがする
レモン汁が傷む原因の最たるものはやはりカビ。
通常レモンの酸っぱいにおいしかしないはずのものからカビのにおいがするとなれば、それはカビが生えている証拠です。迷わず破棄してください。
またカビ菌は熱で死滅するように思うかもしれませんが、種類によっては熱に強いものも存在します。
完全に死滅するとは限らないので、カビを確認したら食べるのは諦めた方がいいでしょう。
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レモン汁を長持ちさせるには?
レモン汁をできるだけ長持ちさせるために、気をつけた方がいいことはあるのでしょうか?
注ぎ口は常にきれいに
容器の口にレモン汁が残ったままフタを閉めると、その部分にカビ菌が繁殖しやすくなります。
またカビだけではなく食中毒の原因にもなりかねないので、容器の口に付いたレモン汁は毎回しっかりと拭き取るように徹底しましょう。
使ったらすぐ冷蔵庫へ
カビは10度~40度の温度で、水分・栄養・酸素さえあれば、どんな所にでも発生します。
開封後のレモン汁をカビから守るためにも、必ず冷蔵庫で保存するようにしてくださいね。
また冷蔵庫にさえ入れておけば過度な心配は不要です。使い終わったレモン汁は常温に放置せず、できるだけ早く冷蔵庫に戻すように心がけましょう。
製氷皿などで冷凍するという手も
開封したレモン汁は必ず冷蔵保存をし、1~2週間を目安に使い切るようにしましょう。
レモン汁は殺菌作用が非常に高く、カビが生えにくい食品です。ただしこれは未開封の場合の話。
開封したレモン汁は急速に劣化が進みます。万が一カビの胞子が付着するとカビが増殖してしまいますし、発酵が進んでしまう可能性もあります。
そうならないためにも、なるべく早めに使い切ることをおすすめします。
またどうしても使い切れない場合には、冷凍保存をすることができます。
製氷皿などにレモン汁を入れ、氷状にしてみましょう。こうすれば料理やドリンクなどにも凍ったままポンと入れられて、とても使い勝手がいいですよ。
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まとめ
レモン汁の正しい保存方法についてご理解いただけたと思います。
この記事をまとめると
- レモン汁は足が早く、特に生搾りは早めに使い切る
- 傷んだレモン汁は破棄か掃除に使う
- 食べきれないなら早めに冷凍保存しよう!
料理に欠かせないレモン汁ですが、意外とジュースやお酒に使う人も多いのではないでしょうか。
そんなときに、正しい保存方法や傷んだ場合の見分け方がわかっていれば安心ですよね。
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