最近美容や健康に気を使う方の中では玄米食という言葉をよく聞きますよね。プチっとした独特の食感で風味が豊かなことが特徴である玄米ですが、玄米のは浸水時間が悩むところですよね。玄米を一番美味しく炊くためには、一体どの浸水時間がベストなのでしょうか?実は玄米は白米よりも栄養価が高い食品なのですが、パサパサしててまずいからなどの理由で玄米が苦手な方ももいらっしゃるかと思います。しかしそのような方でも、玄米をおいしく炊くコツさえつかめば玄米が食べられるようになるかもしれませんよ!
- 玄米とは
- 白米との違い
- 玄米の浸水時間とは
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目次
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玄米とは
白米よりも栄養がたっぷりということで知られる玄米。その玄米について以下で詳しくご紹介させていただきます。
完全栄養食
玄米は、完全栄養食として最近では関心を集めています。玄米の栄養成分は糠と胚芽に多く含まれており、中でもビタミンB群が特に多く含まれています。ビタミンB群とは、体の中でエネルギーを創り出すために必要不可欠な栄養素です。さらに玄米には、食物繊維が白米の約6倍も多く含まれています。玄米に含まれている食物繊維は「不溶性食物繊維」で、腸内で水分を吸収して膨らんで腸壁を刺激して便秘を解消してくれます。このように嬉しい効果がたくさんの玄米ですが、ミネラルも一緒に排出されてしまうという欠点もあります。そのため玄米を食べるときは、他の食材とのバランスを考えて体調を確認しながら食べとよいでしょう。
白米との違い
玄米は、稲穂を乾燥させた「もみ」からもみ殻を取り除いたものになります。そして、玄米の表面を覆っている糠を削り取ることを精米といいます。そして白米は、精米した後の精白米と呼ばれるものです。そのため、玄米と白米の違いはお米の品種の違いではなく状態の違いということになります。白米よりも玄米のほうが栄養豊富と言われているのは、玄米には栄養が多く含まれる糠と胚芽が残っているからなのです。玄米は糠で覆われているため、白米に比べて硬さが強く、しっかりと噛まなければ消化不良を起こすことがあります。この硬さも、玄米と白米の違いであると言えるでしょう。
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白米の浸水時間のベストは?
玄米の炊き上がり具合には、水分量が大きく関係しています。また、玄米の浸水時間が違うと炊き上がりも変わってきてしまうのです。以下に記載させていただきます。
8時間の場合
玄米をおいしく炊飯するために最も重要になってくるのが、「玄米の浸水時間」です。玄米の中心部まで十分に吸水するためには、5〜6時間以上の浸水が必要になってきます。時間があるのであればそれ以上浸水させる方がおいしく炊き上がります。夏場であれば8時間が理想的なら玄米の浸水時間であると言われています。
12時間の場合
冬場であれば、玄米の理想的な浸水時間差12時間であると言われています。12時間浸水すると、8時間浸水に比べて玄米の色も白っぽくなってきます。プチプチとした食感は残りますが、モチっとした食感の粒も混じってきますので、モチッとした食感がお好みの方にはこちらもおすすめです。
24時間の場合
24時間玄米を浸水すると、玄米の粒の一つ一つがふっくらとして、もちもちとした炊きあがりになります。粒の色合いも白っぽく仕上がり、味わいも甘みが出てきます。香りも豊かになりますので、時間がある方は24時間浸水もおすすめです。
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美味しく炊くためのコツ
最近の炊飯ジャーの中には、「玄米メニュー」が搭載されている炊飯ジャーもあります。それを使う場合は玄米も白米と同様に、洗米して玄米目盛で水加減するだけで炊けることができます。しかしそのような炊飯ジャーをお持ちでない方も多いですよね。その場合には炊き方に工夫が必要になってきます。玄米は白米とはお米の状態が違いますので、白米と同じように炊いてしまうと固くておいしくありません。以下に玄米をおいしく炊くためのコツを記載させていただきますので、良ければ参考にしてみてください。
米の量を正確に
玄米を炊く時は、お米の量は正確に計りましょう。計量方法は白米の場合と変わりません。白米に使う計量カップで1合、2合と計りましょう。
水加減も正確に
玄米の炊き上がりは水分量に影響を受けやすいです。そのため水分量も計量カップを使って正しく計量しましょう。玄米を炊くときの水分量は玄米の1.5倍が目安になります。また、玄米の吸水量は水温にも影響されますので、浸水時間が足りない場合はぬるま湯を使用するのも良いでしょう。
優しくほぐす
玄米をとぐ時は、ほこりや表面の汚れを取り除く程度で優しくほぐしましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 玄米は、ビタミンB群や食物繊維を豊富に含み、完全栄養食と言われている。
- 玄米と白米の違いはお米の品種の違いではなく状態の違いである。
- 玄米の中心部まで十分に吸水するためには、5〜6時間以上の浸水が必要になってくる。時間があるのであればそれ以上浸水させる方がおいしく炊き上げることができる。浸水時間によって玄米の仕上がりには差が出るため、浸水時間は重要である。