小麦粉でお腹を壊す原因を紹介!主な症状や食べた時の体への影響も

料理やおやつ作りに欠かせない食品の一つが「小麦粉」ですよね。ですが同時に、小麦粉は腹痛の起こす可能性があるなど、扱いに注意が必要な食品でもあります。そこで今回は、

  • 小麦粉でお腹を壊すのか
  • 小麦粉で起こる主な病気
  • 小麦粉の成分
  • 小麦粉が受けつけない場合

コチラについて紹介していきます。

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小麦粉でお腹を壊すのか


小麦粉でお腹を壊してしまう原因は1つではありません。もともと小麦粉を受け付けない体質の人はもちろんいますし、日頃の体調の具合や調理方法にもよりますので、必ず注意しましょう。

小麦粉アレルギー

小麦粉でお腹を壊してしまう人は、小麦粉アレルギーである可能性があります。小麦粉アレルギーは食物アレルギーの1つで、小麦粉に含まれているたんぱく質をアレルゲンとしています。

また小麦粉アレルギーの人は食べるだけでなく、吸い込んだり触れたりするだけでも症状が出る場合がありますので注意が必要です。

小麦粉アレルギーの主な症状

  • 腹痛
  • かゆみ
  • 下痢
  • 蕁麻疹
  • 頭痛
  • 呼吸が苦しい
  • くしゃみなど

小麦粉の生食はNG

小麦粉アレルギーとは関係なくお腹を壊してしまうこともあります。それは小麦粉を生で食べてしまうことです。

生で小麦粉を食べてしまうと、小麦粉に含まれるでんぷんが消化されず、消化不良で腹痛や下痢になる可能性があります。

また、生焼けの場合も同じ症状が起こる可能性がありますので、調理時にはよく加熱するようにしましょう。

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小麦粉で起こる主な病気


小麦粉でお腹を壊してしまう原因は、アレルギーや生で食べることだけではありません。あまり知られていませんが、小麦粉には病気を引き起こしてしまう可能性がありますので、事前に知っておきましょう。

セリアック病

小麦粉には「セリアック病」という病気を引き起こす可能性があります。セリアック病とは、小麦粉に含まれるグルテンという物質に対して異常な免疫反応が生じ、 自分自身の小腸粘膜を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患 です。

この免疫反応によって障害を受けた小腸は、栄養の吸収に支障が生じ、腹痛や下痢などの症状が起こります。

MEMO
免疫反応・・・異物を排除し体を守るために働くシステム

グルテン過敏症

さらに小麦粉で引き起こる病気にはもう一つ「グルテン過敏症(不耐症)」があります。グルテンを多く含む小麦粉を食べた際に胃が膨張してしまい、胃の痛みや吐き気、腹部の痙攣を感じます。

さらに、グルテンを消化し切れなかったことで、慢性的な不調(疲労感や集中力の低下)を感じる場合もあります。グルテン過敏症は、免疫システムの大部分を占める腸が傷ついてしまうため、神経疾患などの他の病気への危険性が高まる可能性もあります。

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小麦粉の成分


小麦粉にはアレルギー症状やセリアック病などを引き起こしてしまうほど、体への影響があることが分かりました。そんな小麦粉にはどのような成分が含まれているのでしょうか。詳しく紹介していきます。

グルテンとは

セリアック病やグルテン過敏症を引き起こす原因には、グルテンが大きく関係しています。グルテンとは、小麦粉に含まれている2つのたんぱく質と水が結びついてできる物質のことです。

小麦粉に水を加えてこねたときにできる弾力性や粘り気はこのグルテンによるもので、粉類の中でも小麦粉にしか含まれていないのも特徴です。

たんぱく質も豊富

既述のように、グルテンが形成されるにはたんぱく質が必要となります。2つ含まれているためその量も豊富です。

それぞれ「グルテニン」「グリアジン」と言い、特徴は以下の通りです。

  • グルテニン・・・細長いバネのような形で、弾力性が高い
  • グリアジン・・・粒状の形で、粘着力が高い

2つのたんぱく質は水を加えることによって混ざり合い、グルテン独特の弾力性や粘着質が生まれます。

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小麦粉が受けつけない場合


パンやパスタ、お菓子など小麦粉が含まれている食品は豊富に存在しています。ですが、小麦粉を食べたときに体の不調を起こす場合には、小麦粉が受け付けない体であるため、日頃から注意しなければなりません。

グルテンフリー食材を摂ろう

小麦粉が体に受け付けない場合は、グルテンフリーの食材を摂るようにしましょう。 グルテンフリーとは、小麦粉などのグルテンを含む食品を摂取しない食生活のことです。 

主食であるパンや麺なども小麦粉ではなく、米粉を使うことでもちもちでしっとりした食感や甘味を味わうことができます。

注意:小麦粉は醤油やソースなどの調味料にも含まれている場合があります。製造工程でアレルギーを起こす力は無くなっていることが多いですが、小麦が使われていることには変わりありませんので注意してください。

血液検査で体質を確認

生や生焼けの小麦粉を食べた時以外に、腹痛や下痢などの体の不調を起こす人は、アレルギーである可能性が高いです。さらに食物アレルギーは、大人でも突然発症する場合もあります。

またアレルギーとは別の病気である可能性も考えられますので、必ず血液検査などで体質の確認をするようにしましょう。

まとめ

「小麦粉でお腹を壊す原因を紹介!主な症状や食べた時の体への影響も」について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 小麦粉でお腹を壊すのはアレルギーや生食が原因
  • 小麦粉には病気を引き起こす可能性がある
  • 小麦粉が食べられない場合はグルテンフリー食材を摂る

小麦粉でお腹を壊したり体調不良を起こすのは、いくつかの原因があることが分かりました。自分の体質をきちんと把握し、調理時には必ずよく加熱することを心がけてくださいね。

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