アメリカンチェリーの日持ちはどれくらい?おすすめの保存方法は?

濃い色味が美しいアメリカンチェリーですが、みなさんは購入後どのように保存をしていますか?アメリカンチェリーの適切な保存方法は意外と知らない方が多いかもしれません。

また、食べ切れずに困っているという悩みも解決できる調理のアレンジについてもお伝えしていきます。そこで今回は…

  • アメリカンチェリーとは?
  • アメリカンチェリーの日持ちは?
  • アメリカンチェリーは加工品にするのがおすすめ

についてご紹介をいたします。

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アメリカンチェリーとは?

まずはアメリカンチェリーの特徴について抑えておきましょう。

アメリカのさくらんぼのこと

「アメリカンチェリー」とはアメリカで栽培されたさくらんぼのこと。栽培されている国によって呼び方が変わり、「さくらんぼ」と呼ばれるものは日本で栽培されているものを指します。

品種

アメリカンチェリーには日本のさくらんぼと同様に多くの種類があり、中でも輸入される9割を占めるのが「ビング」と呼ばれる品種です。市場にでているほとんどのアメリカンチェリーはこの品種ではないでしょうか。

その他、レイニアやブルックス、ガーネットなどがあります。また、酸味が強く加工用に適したチェリーもあり、そういったチェリーを「サワーチェリー」または「タルトチェリー」と呼びます。

有名なものでは「モンモランシー」「ノーススター」と呼ばれる品種があります。

味や食感の特徴

最も輸入量の多い「ビング」の特徴をお伝えすると、ひと粒のサイズが大きく、酸味は少なめで甘みが強いのが特徴です。果肉は硬めでシャキシャキとした歯ごたえのある食感をしています。

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アメリカンチェリーの日持ちは?

さて、アメリカンチェリーは購入後、どのくらい日持ちするのでしょうか?長持ちさせるための保存術もご紹介していきます。

保存できる期間

保存環境ごとにも異なり、適切な方法で保存した場合の日持ち期間は下記の通りです。

  • 常温2~3日
  • 冷蔵2~3日
  • 冷凍1~2カ月

おすすめの保存方法

みなさんはアメリカンチェリーを購入した後、冷蔵庫で保管をしていませんか?

実はアメリカンチェリーは5度以下の環境だと水分や旨味が落ちてしまい、果肉が固くなってしまう性質を持っているのです。そのため、 常温での保管 が適している果物となります。

常温の場合には、新聞紙などで包み、日の当たらない風通しの良い場所で保管するようにしましょう。暑さの厳しい夏場などは、冷蔵庫の野菜室へ入れて保存することをおすすめします。

その場合にも、乾燥を防ぐため、ラップやビニール袋で包んでから保存するようにしましょう。

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長期保存をしたい場合

アメリカンチェリーの食感は変わってしまいますが、 冷凍保存をすることも可能 です。アメリカンチェリーを洗ったあと水分をよく拭き取り、枝と種を取り除きます。その後冷凍用の保存袋に入れて、空気を抜いて密封させて冷凍庫へ入れます。

  • 【Point】冷凍庫へ入れる際にはアルミトレイなどにのせ、平らにした状態で入れると解凍もしやすくなります

解凍をする場合には短時間水に浸けるか、自然解凍をしてから使用しましょう。完全に解凍してしまうと水っぽくなってしまいますので、半解凍くらいがおすすめです。

腐るとどうなるの?

アメリカンチェリーが腐ってしまった場合には下記のような変化があるのが特徴です。

  • 実が変色して、ぶよぶよとしている
  • 枝が茶色くなっている
  • カビくさいような異臭がする

このような変化が見られる場合には、 鮮度が落ちて腐敗が進んでいる ことが考えられます。食べずに破棄するようにしましょう。

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アメリカンチェリーは加工品にするのがおすすめ

続いて、無駄にしないためにも知っておくと便利なアメリカンチェリーのアレンジ調理をご紹介いたします。

ジャムやコンポートにすると長持ち

長期保存も可能な手軽なアレンジとしておすすめなのは、ジャムやコンポート。美味しさをぎゅっと濃縮させた生のフルーツから作るものは、市販では味わえません。

コンポートは少し大人な味わいとなり、アイスクリームなどにのせれば贅沢な一品の出来上がり。

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スイーツのトッピングにも相性が良い

ご紹介をしたアイスクリームの他にも、ヨーグルトやプリン、ケーキのソースとしても使用することができます。瓶に入れて可愛くラッピングをすればプレゼントにも喜ばれますね。

ドライチェリーにしてもGOOD

ドライチェリーにして保存する方法もあります。作り方も記載しますので、ぜひお試しを。

▼材料
  • アメリカンチェリー(お好きな量)
  • グラニュー糖(アメリカンチェリーの30%)
▼作り方
  1. アメリカンチェリーをきれいに洗って水けを切り、枝や種を取り除きます(太めのストローを使うと便利)
  2. ボウルに1のアメリカンチェリーとグラニュー糖を入れ、混ぜ合わせてラップをし、一晩置きます
  3. ざるでさくらんぼの実とシロップを分けて、実をオーブンペーパーを敷いた天板に広げて100度で1時間~1時間半焼いて乾燥させます(途中で1~2回全体を混ぜて、むらのないようにしましょう)
  4. お好みの乾燥具合にすれば完成です

保存袋に入れて冷凍保存をすることもできます。残ったシロップはレモン汁で味を調整し、炭酸水で割ってドリンクにすることもできますよ♪

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まとめ

今回はアメリカンチェリーの特徴から、保存方法と保存期間、腐敗した場合の変化についてお伝えをいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事の内容を以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてみて。

アメリカンチェリーについて

  • アメリカンチェリーとはアメリカで栽培されたさくらんぼで、「ビング」という品種輸入量の9割を占めている
  • 加工用に適した「サワーチェリー」「タルトチェリー」という品種がある
  • 酸味が少なく甘みがあり、シャキシャキとした歯ごたえがあるのが特徴

保存と腐敗の変化について

  • 保存期間は常温、冷蔵の場合で2~3日、冷凍の場合は1~2カ月日持ちさせることができる
  • 常温向きの果物のため、新聞紙で包み冷暗所で保管が最適
  • 実や枝の変色がみられたり、異臭がする場合には腐っている可能性があるため破棄するのがおすすめ
  • コンポートやジャム、ドライチェリーなどにすると長持ちさせることができる

アメリカンチェリーを無駄なく美味しく召し上がるためにも、ご紹介をした保存方法や調理法などで工夫をしてみてくださいね。

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