イタリアンにはかかせないバジル。トマトとの相性は抜群ですよね。お店ではよく見かけるけれど家ではどう調理すればいいのか、また使い切れない場合どう保存すればいいのか気になるところですよね。そこで今回は、
- スイートバジルの特徴
- スイートバジルの保存期間・保存方法
- スイートバジルの解凍方法・使い道
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目次
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スイートバジルの特徴
スイートバジルの特徴
スーパーでよく見かけるのはスイートバジルかと思います。香草としても苗としても日本で触れる機会が多いのではないでしょうか。ピザ、バスタ、肉や魚料理などを始め、ジェノベーゼソースやドレッシングなど色々な料理に使われます。今では年中手に入りますが、6月下旬ごろから9月にかけて白い花を咲かせます。
香りは違いますがシソ科の植物には強い抗酸化作用があり老化予防などの効果が期待できます。そんなスイートバジルの効果・効能を詳しくご説明いたします。
効果・効能
スイートバジルはビタミン、カリウム・ナトリウムといったミネラル類などの栄養を豊富に含んでいて、中でもβカロテン、カルシウム、ビタミンKの含有量が多いです。
βカロテンは、体内でビタミンAに変換される物質で、100g当たり6300とホウレンソウの約1.5倍含まれています。抗酸化作用によって病気の予防や免疫力を高める作用があるほか、目の伝達物質となり、視力低下を防いでくれます。他には骨を強くするカルシウムとビタミンKの相互作用によって、骨粗しょう症の予防に効果的です。
また、畑ではトマトを害虫から守るコンパニオンプランツとしての役割も果たします。植えて育てる時も、トマトは水を与えすぎると過湿で根が傷んだり、湿気や雨が多い日本で育てると病気の元になりします。そんな時、バジルをトマトの株元に植えることで、バジルが余分な水分を吸い上げてくれて水分を少し控えて育てることで、トマトの実は甘く濃厚になります。
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スイートバジルの保存期間・保存方法
冷蔵保存の方法
湿らせたペーパータオルでバジルを包み、敷き詰めてしまうと傷む原因になるので、バジルの葉を傷つけないように保存容器に余裕を持たせて保存してください。この状態で1週間ほど保存可能です。他の香草類と一緒に保存することもでき、こまめにペーパーを変えることが長持ちの秘訣です。
冷凍保存の方法
- 水洗いし、キッチンペーパーで水気を取る
- 茎と葉に分け冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて密閉し冷凍庫に入れる
- 使うときは、解凍せずにそのまま調理してください
保存の目安は一ヶ月ほどで、袋ごともめば荒いみじん切りができます。また、余っているバジル、パセリ、オレガノなどをパン粉と合わせて冷凍しておけば揚げ物をするときにも活用できます。鶏肉の香草パン粉焼きなどおすすめなので是非お試し下さい。
オイル漬けの方法
オイルに香りをうつしてもおもしろいですね。葉の部分を使いきったら、茎だけいれても香りがうつります。ローズマリーやトウガラシ、ニンニクをエクストラヴァージンオイルに漬けて、オリジナルのオリーブオイルを作ってみてはいかがでしょうか?
エクストラヴァージンオイルには健康効果の高い脂肪酸が含まれています。オレイン酸やリノール酸には 悪玉コレステロールを減少させることから、動脈硬化や生活習慣病の予防になります。
肌や筋肉にも良いビタミンAやビタミンEも豊富なので、ピザ、パスタ、サラダなどちょっとした料理にかけると健康にもいいです。
保存期間
冷蔵は一週間を目安に、傷んでくると黒く変色するので早めにお召し上がりください。冷凍では一ヶ月ほどで腐りはしませんが、もともとバジルは寒さに弱い植物なのでフレッシュのまま使い切ることをおすすめします。
採れたての新鮮な状態ですとバジル事態が持つ抗酸化作用により、短時間ではありますが傷みにくくはなっています。家で収穫したものは香りも味も段違いなので一度育ててみることをおすすめします。
スイートバジルの解凍方法・使い道
正しい解凍方法
完全に解凍されると香りが逃げてしまいやすく、また食感も見た目も悪くなるため、凍ったまま使ったほうが香りを活かしやすいかと思います。もし大量にあまってしまったらバジル単体で冷凍するよりもトマトソースやジェノベーゼにして保存した方が、色々な料理に使いやすいです。
おすすめの使い道
なんといっても、トマトとの相性が抜群です。イタリアの国旗に見立てたトマト、バジル、モッツァレラチーズのカプレーゼはシンプルですが絶品です!余談ですが、イタリアではバジルを髪飾りにして異性の前に立つことは求婚を意味するらしく、食べる以外にも、そんな使い道があるんですね。
まとめ
この記事をまとめると
- バジルはシソ科の植物であり旬は夏でトマトと、とても相性がいい
- バジルは栄養素が豊富でβカロテン、カルシウム、ビタミンKの含有量が多いです
- 抗酸化作用によって病気の予防や免疫力を高める効果がある
いかがでしたでしょうか?古代ギリシャで「王様の薬草」と呼ばれ、その高貴な香りがすることから、王のような高貴な草という意味で名付けられたといわれています。かつては目薬や鼻炎薬、下痢止めとして利用されていました。和名の「メボウキ」は江戸時代に、水で湿らせたバジルの種で目の汚れをとっていたことが由来です。
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