米アレルギーの症状は?対処法は?食べられるお米はどんな品種がある?

食物アレルギーといえば卵や蕎麦、大豆、小麦などのイメージがあると思いますが、実は私たち日本人にはなくてはならない「お米」でアレルギー症状が出てしまう人もいるんです。

今回の記事では、

  • 米アレルギーとは
  • 米アレルギーの症状
  • 米アレルギーの原因
  • どんなお米に注意?
  • 高アミロース米とは?

これらについて解説していきたいと思います。

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お米を食べてアレルギーを引き起こす人がいる?

お米は日本人にとってなくてはならない主食の食材ですが、実はそんなお米でアレルギー症状を引き起こしてしまう人もわずかながら存在しますさらに最近になって米アレルギーを引き起こす子供が増えてきているということで、少しずつ問題視されるようになってきています。

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米アレルギーの症状は?

米アレルギーの症状は皮膚のかゆみ、じんましん、口腔内の腫れ、呼吸のしづらさなどがありますが、実はこれといった症状を特定することができません。

私たちの体の免疫反応は全身にくまなく装備されていますので、体のどんな部位の免疫反応が出るかわからないので、人によって症状はバラバラなのです。

アレルギー

引用:miraizaidan.or.jp/allergy/anaphylaxis.html

この表のように全身に症状が出る場合があります。お米を食べたときに体に以上が出た場合は、少し様子をみてひどくなりそうならすぐに医療機関に相談するようにしましょう。

その原因は?

お米を食べることによってアレルギー症状がでるお子さんが増えてきている背景にはこのような理由があるとされています。

  • 米の中の残留農薬の影響
  • 欧米化の食生活により腸内環境が変化したこと
  • 美味しさを求めた品種改良によるもの

このような理由があるという説がありますが、実はまだはっきりしたことはわかっていないそうです。とはいえお米は日本人にとってなくてはならない替えが利かない食材なので、米によるアレルギーがあると食生活でストレスを感じやすくなる事が多くなってしまいます。

どんな成分がアレルギーを引き起こすの?

お米の中のどんな成分がアレルギーを引き起こすかというと、特定のでんぷん質がアレルゲン(アレルギーの原因物質)となっていることがわかっています。

その中でもアミロースというでんぷん質が多いササニシキをはじめとした「ウルチ系」の品種の場合はアレルギーを引き起こしにくいということがわかっているので、アミロースという成分が多ければ多いほど「アレルギーを引き起こしにくく」アミロースが少ない「もち系」の品種はアレルギーを引き起こしやすいと言われています。

ですが最近はアミロースをできるだけ減らして、モチモチ感の強い低アミロース米が主流になってきています。アミロースの量を減らすことで「冷めてもおいしいお米」に仕上がります。これも米アレルギーの症状が多くなっている原因であるとされています。

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アミロースが多いお米の品種は?少ない品種は?

ではどんな品種が米アレルギーを引き起こしにくいアミロースが多く含まれた米なのかを解説していきますね!

<アミロースが多いウルチ系の品種>

  • あきたこまち
  • コシヒカリ
  • ササニシキ
  • さわのはな
  • 亀の尾
  • ゆきひかり
  • 北瑞穂
  • 夢十色(ゆめといろ)
  • ホシニシキ
  • あきたぱらり
  • ホシユタカ
  • さち未来
  • 越のかおり

<アミロースが少ないモチ系の品種>

  • ミルキークイーン
  • ミルキープリンセス
  • ゆめぴりか
  • あやひめ
  • 淡雪こまち
  • 柔小町
  • ほっかりん
  • たきたて
  • スノーパール
  • シルキーパール
  • 夢ごこち
  • おぼろづき
  • 姫ごのみ
  • はなぶさ
  • 秋雲
  • 夏雲
  • 秋音色
  • だて正夢
  • あさゆき
  • きらほ
  • ぴかまる
  • ソフト158
  • LGCソフト
  • まどか180
  • いわた15号

高アミロース米は低GI食品

いかがでしょうか、やはりどの情報サイトをみても低アミロースの品種は多く、米アレルギーを引き起こしにくい高アミロース米は少な目であることがわかりました。

ですが、安全性の高い高アミロース品種は、低アミロース品種に比べて「低GI食品」であるということがわかっています。

低GIとは簡単に言うと「血糖値を急激にあげない食品」です。逆に高GI食品は「血糖値を急激に上げてしまうので注意な食品」になります。

低GI食品の最大の特徴は血糖値を緩やかに上げることで、血糖値を下げるホルモンの「インスリン」の分泌量を低く抑えることができるという点です。インスリンは血糖値を下げる代わりに、糖を脂肪に置き換えてしまう作用があります。

インスリンの量が少なくて済めば、脂肪に変える働きが弱くなるので太りにくいということなのです。

高アミロース品種はアレルギーを起こさない安全な品種であるだけでなく、太りにくいという優秀なメリットもあるんですね!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 最近お米アレルギーの子供が増えている
  • 米の品種改良や食の欧米化が原因とされているが実際のところは不明
  • アレルギーを引き起こしやすいのはモチ系の低アミロース品種
  • 逆に高アミロース品種ではアレルギーを起こすリスクが低い
  • 低アミロース米は血糖値を上げにくい米でもあるので、肥満を予防することもできる
  • 代表的な低アミロース米はササニシキ、あきたこまち、コシヒカリ、ササニシキ
  • 代表的な高アミロース米はゆめぴりか、ミルキークイーン、彩

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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