豚肉が重なった部分の変色は鮮度が低い証拠?買ったばかりでもダメ?

皆さんは豚肉や牛肉などを購入したときに、一部分の色があせていて腐っているのでは?と不安になった経験はありませんか?買ったばかりのお肉でも色がおかしかったら損した気分になりますよね。

ですが実は買ったばかりのお肉であれば、鮮度が落ちているわけではない状態の方が多いのです。

今回の記事では、

  • 豚肉とは
  • 豚肉の重なった部分の変色の理由は?
  • 鮮度が低いものとの見分け方
  • 腐るとどうなるのか
  • 正しい保存方法

これらについて解説していきたいと思います。

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豚肉について

日本での食用の部位は、多くあります。代表的には、豚肩(うで、肩ロース、肩バラ)、豚ロース、豚バラ、豚もも、豚ヒレ、豚ひき肉などが一般的に食べられています。また、臓物(もつ)なども、食べられています。英語でいうとPork、中国語でいうと猪肉です。

豚肉は 良質なたんぱく質と、ビタミンB1がとても豊富です。特にビタミンB1は、牛肉の約10倍もある為、疲労回復には効果的です。

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豚肉の重なっている部分が変色しているけど大丈夫?

スーパーなどで豚肉を購入して、いざ使おうとしたときに表面はとてもきれいなピンク色なのに、重なっている部分ぶぶんが「灰色」のようになっていて不安になった経験はございませんか?

買ったばかりなのに変色しているのを見ると、なんだかすごく損をした気分になりますよね。ですがお肉の場合、「重なっている部分の色が悪くなるのは当たり前のこと」なんです!では次はその状態について解説していきますね。

酸素に触れると色が綺麗になる

新鮮なお肉でも折れ曲がっている部分や重なっている部分は若干黒ずんでしまいます。これはなぜかというと「空気に触れていないから」です。

実は空気中の酸素にお肉の赤身の部分が触れると「酸化」という状態変化を起こし、鮮やかな赤色に変化します。逆に言うと重なっていたり折れ曲がっていた部分に関しては空気に触れなくなるので、鮮やかな赤色にならず若干黒ずんだ色のままになります。

これが重なった部分と表面の色の変化の原因です。

腐っているかどうかを見分ける方法は?

色が変わっているというと、腐ってしまったのでは?と心配になることがありますが、新鮮なものでも黒ずんでいることがあります。

そこで見分ける方法をお伝えします。それは折れ曲がった部分や重なった部分を空気が触れるように表に出して30分ほど放置して、鮮やかな色に変化するかどうかチェックする方法です。

新鮮な状態のお肉であれば鮮やかな色に変化していきますが、鮮度が落ちたものは黒ずんだままでそのまま変化しません。むしろどんどん色が悪くなってしまいます。

このような色の変わらないお肉は鮮度が悪いことが考えられますが、しっかりと加熱すればまだ食べられることがあります。

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豚肉が腐るとどうなる?

では今度はもう食べられないレベルの豚肉はどのような状態変化が生じるのかについて見ていきましょう。腐ってしまった豚肉には、このような状態が現れます。

  • 変色:白っぽく・茶色く変色している
  • 感触:ぬるぬる・ねばねばして糸を引いている
  • 臭い:酸っぱい臭い・アンモニア臭・硫黄臭がする

豚肉は本来ピンク色や赤色をしているのが新鮮な証拠ですが、傷み始めると茶色っぽく変色したり、白っぽく変色します。感触としてはぬるぬるとヌメリが出たり、ねばねばして糸を引くことがあります。

また、臭いも様々で酸っぱい臭い・アンモニア臭・硫黄のようなキツイ臭いを発することもあります。このように傷んでいる豚肉は、加熱するとより強い臭いになったりアクが沢山出てくるという特徴があります。腐った豚肉は腹痛や下痢・嘔吐の原因となりますので、廃棄するようにしましょう。

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豚肉が腐る原因とは?

では、豚肉はどんな状態だと腐りやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、豚肉が腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。

  • ①賞味期限がとっくに過ぎている
  • ② 常温で放置してしまった
  • ③水が出たトレイの中で保存している

豚肉は絶対に常温で保存するものではないので、ちょっとの時間室温で保存しているとその間に腐ってしまうことがあります。

また、鶏肉からにじみ出た液体がトレイの中にたまっている状態で保存している場合も腐りやすいです。この液体の中には菌がいるので、そのまま保存していると腐ってしまうのです。

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正しい保存方法を解説

では最後に豚肉ってどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。

<保存期間の目安>

  • 常温: NG
  • 冷蔵:2〜3日
  • 冷凍: 約2ヶ月

冷蔵の保存方法

ペーパーラップとラップで、密閉保存することで、冷蔵室で2~3日程度、温度の低いパーシャル室で1~2週間の保存が可能です。更に、保冷剤を活用することで、長持ちさせることもできますよ。

生の状態をパックから取り出し、ペーパータオルでしっかり水分を拭き取ります。薄切り肉は、1枚ずつペーパータオルで挟み、3~4枚重ねて、空気が入り込まないようにラップで、ぴっちり包みます。保冷袋に入れ、保冷剤を乗せてパーシャル室に保存するとより長持ちします。

冷凍の保存方法

2~3週間の保存が可能です。豚かたまり肉は、必ず切ってから冷凍するようにしましょう。

  • 生の状態で、1枚ずつ、氷水や塩水にくぐらせます。
  • 1枚ずつ、または小分けにラップに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
  • 豚かたまり肉は、必ず3~4cmくらいの厚さに切ってから、冷凍しましょう。※そのまま冷凍すると時間がかかる為、酸化するおそれや、水分が蒸発してしまうことがあります。

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 販売されている肉類は新鮮な状態でも色が変わることがある
  • 酸素に触れるぶぶんだけ鮮やかな赤~ピンクになる
  • 腐っているかどうかを判断するには、空気に触れる状態にして少し待つ
  • 臭いや粘り、白~茶色に変色した場合は腐っている証拠

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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