パクチーを食べるデメリット・副作用|女性ホルモン・更年期への効能

パクチーはエスニック料理に欠かせない香草ですが、体に嬉しい効能が複数あります。しかし、中には食べ過ぎると副作用のような症状が出ることがあるようです。今回は、

  • パクチーの凄い効果<女性・男性にも!>
  • 食べ過ぎると下痢・腹痛・胃もたれに?
  • 毒性やアレルギーはある?
  • 妊娠中でも食べられる?

これらのテーマについて紹介いたします。

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パクチーとはどんな食べ物?

学名 Coriandrum sativum
分類 セリ科コエンドロ属
原産地 地中海沿岸
別名 香菜、チャイニーズパセリ
英語名 coriander
旬の時期 3月〜7月
主な生産地 モロッコ、インド

パクチーの歴史は古く、古代ギリシャ時代には薬用として用いられていました。睡眠作用や胃に効くものとして食べられており、やがてヨーロッパに広く普及します。

「パクチー」とはタイ語で、一番馴染みのある呼び方でです。英語では「コリアンダー」、中国語では「香菜(シャンツァイ)」と言います。日本にも平安時代には扱われていたことが書物によって残されています。

パクチーは特有の苦味と香りがあり、好き嫌いが分かれる野菜ですが、アジアン料理には欠かせない香草です。

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どんな味?まずい?美味しい?

パクチーの味にはクセがあるので、好き嫌いが分かれます。特有の苦味があるのが特徴で、匂いも嫌われる原因の一つです。この匂いが苦手な方からは「カメムシ」と言われています。パクチーの和名は「カメムシソウ」で、強烈な臭いを例えるものとして「カメムシ」の名前を取ったと言われています。

MEMO
  • 好き嫌いが分かれるが依存性があると言われている
  • 味や香りは独特だが毒性はないので葉も茎も食べられる

臭いの原因と対処法

パクチー特有の臭いを作っている成分は、「モノテルペン類」」によるものだと言われています。モノテルペン系の成分は生薬や精油などの成分でよく見かけるもので、具体的には「ピネン」「リナロール」「デカナール」「ノナナール」といった成分です。

モノテルペン類の特徴として、乾燥に弱いところがあるので、コリアンダーパウダーとして粉末状になったパクチーには臭いがないのです。

パクチーを食べる効能・栄養成分は?

パクチーはクセの強い食べ物ですが、実は体に嬉しい効能も複数あります。

パクチーの効能
  • 女性ホルモン/男性ホルモンを整える
  • 更年期障害の緩和
  • デトックス効果
  • ニキビ・肌荒れの改善
  • 解毒効果による食中毒予防
  • 肝臓の病気・ガン予防

女性ホルモン・生理

パクチーに含まれている『ゲラニオール』という成分には、女性ホルモンのバランスを整える効果があると言われています。ホルモンバランスによる生理不順にも効果があるとされています。

男性ホルモン

パクチーは女性ホルモンのバランスを整えるだけではなく、男性ホルモンの『テスロステロン』を分泌させる効果もあることがわかっています。これは女性も持っているホルモンの一つで、筋肉質な体型やがっしりした骨格などを構成します。

更年期

ホルモンバランスが整うと、更年期障害にも良い影響があります。更年期障害症状が出るのは、生理が終わる50歳前後です。症状としてはイライラしたり、汗をかきやすくなったり、人によって様々です。女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが整うことで、このような症状を緩和させる効果が期待できます。

デトックス

パクチーにはデトックス効果があり、体に蓄積した有害物質を体外に排出する効果があると言われています。これを体内の循環を促す『キレート作用』と言います。

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肌荒れ

キレート作用が起こることで、肌荒れの改善効果が期待できます。デトックス効果によって便秘が解消され、それにより肌荒れが良くなることや、体内の不順物質が外に出ることで美肌につながります。

肝臓・癌

パクチーは肝臓の健康維持や、癌予防に効果があると言われています。一度に食べる量はあまり多くないパクチーですが、その栄養素にはこれらの効能があることがわかっています。

解毒効果

パクチーにはハーブの中でも特に解毒効果があります。食事と一緒に食べることで食中毒予防にも効果があるとされています。

パクチーを食べ過ぎた時のデメリット・副作用は?

“パクチーを食べ過ぎるとデメリットがある?体に悪い?”と言われることがありますが、あまりにも多く食べてしまった時に影響が出ることはあります。食べ過ぎで起こり得る副作用やデメリットについて確認してみましょう。

副作用・デメリット

パクチーを食べ過ぎた時の副作用には、下記のようなものがあると言われています。

パクチーの副作用
  • 胃もたれ
  • お腹がゴロゴロする
  • 嘔吐
  • 頭痛
  • 蕁麻疹

元々お腹が弱い方は、パクチーが含む食物繊維によってお腹がゴロゴロしたり、特有の香りによって頭痛や嘔吐する場合もあるようです。

アレルギーの有無

食物アレルギーにはあらゆる食べ物がありますが、 パクチーアレルギーというものはありません 。アレルギーはないものの、体質によって合う合わないがあり、副作用など症状が出ることもあります。

妊娠中(妊婦)でも食べられる?

妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“パクチー”は妊婦さんが食べても大丈夫です◎

パクチーには“βカロテン”“ビタミンE”“ビタミンC”といった栄養成分が含まれており、妊娠中の体に良い効果があります。下記記事で詳しく紹介していますので、あわせてチェックしてみましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • パクチーはクセが強く好き嫌いが分かれるが、ホルモン分泌や肌荒れ・肝臓病などに効果的
  • 毒性やアレルギーはないが、食べ過ぎ・体質によって下痢・腹痛・胃もたれを起こすことがある
  • 妊娠中でも食べられる◎ 栄養豊富で妊婦の体にも嬉しい効果あり

パクチーはタイ料理などエスニック料理に欠かせない香草ですが、その効果は味や風味付けだけでなく、ホルモン分泌や肌荒れなどもあります。

食べ過ぎると人によってはお腹に影響が出ることもありますが、基本的には体に良いハーブなので是非食事に取り入れてみてくださいね。

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