昆布と言えば、おしゃぶり昆布、佃煮、昆布だしなどを想像するかと思いますが、カロリーはどれくらいあるのかな?と気になる方もいるのではないでしょうか?またカロリーだけでなく、食べ過ぎは体に悪いのか気になる方もいるかと思います。
今回は昆布は太るのか?という話を中心に以下の内容でご紹介します。
- 昆布のカロリー・健康効果
- 昆布を食べすぎとどうなる?
- 昆布の1日の摂取量
昆布は体に良い反面、食べ過ぎると体に悪い影響を及ぼします。その理由などについて詳しく説明するので、ぜひ最後までお読みください。
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目次
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昆布のカロリー・健康効果
まずは、昆布のカロリーと健康効果をご紹介します。結論から言うと、昆布はヘルシーです!それでは詳しく説明します。
昆布のカロリー・糖質
昆布のカロリーと糖質は以下の通りです。
カロリー・・・145kcal
糖質・・・34.4g
カロリー糖質ともに低めなので、ヘルシーな食品です。
ダイエット効果
昆布にはダイエット効果もあると言われています。その理由は、食物繊維、カルシウム、カリウムが豊富に含まれているため。食物繊維は腸内環境を整え、便秘を改善する効果、カルシウムには代謝をアップし、脂肪の分解の効果が、カリウムには体内の塩分を排出し、むくみの解消を促す効果があります。
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昆布を食べすぎとどうなる?
昆布には体に良い効果があると説明しましたが、食べ過ぎには注意が必要です。その理由は昆布に含まれている「ヨウ素」です。
ヨウ素とは甲状腺ホルモンの主原料。
甲状腺が正常に機能するために不可欠な成分で、
甲状腺ホルモンは体の新陳代謝を促進する働きがある。
ヨウ素は普段日本に食べる食品に含まれていることが多く、推奨量もわずかなため、ヨウ素が不足する心配はありません。昆布にはヨウ素が食品の中でも特に多く含まれているため、食べ過ぎはヨウ素の摂りすぎにつながるため注意が必要です。
【ヨウ素が多い食品(100gあたり)】
まこんぶ(乾燥)・・・200000㎍
わかめ(水戻し)・・・1900㎍
焼き海苔・・・2100㎍
青海苔(乾燥)・・・2700㎍
ヨウ素の摂りすぎにより引き起こされる可能性がある、体への異常についてご紹介します。
甲状腺の機能に影響
ヨウ素は甲状腺ホルモンの主原料となる成分です。ヨウ素を摂りすぎると甲状腺炎や甲状腺腫になるリスクが高まります。
下痢・腹痛になる
昆布には水溶性食物繊維も豊富に含まれています。
水に溶ける食物繊維。
吸着性があり、胃腸内をゆっくり移動するためお腹がすきにくく食べ過ぎを防止する。
その吸着性により、小腸で胆汁酸やコレステロールを吸着させ体外に排出するため、コレステロールを低下させる効果がある。
水溶性食物繊維は水に溶け便を柔らかくするため、摂取しすぎると水分量があり下痢や腹痛の原因となってしまいます。
塩分の過剰摂取になる
乾燥昆布の塩分は100gあたり約8g程度。しかし昆布を一度に100gも食べることはないと思うので、乾燥昆布の塩分はそんなに気にすることはないでしょう。一方おやつでも人気があるおしゃぶり昆布の塩分は商品により異なりますが4g~1g程度の塩分が含まれています。厚生労働省が設定している1日の塩分の摂取量目安は成人男性で8gなので、食べ過ぎると塩分の過剰摂取につながります。
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昆布の1日の摂取量
続いては昆布の1日の摂取量をご紹介します。
1日の摂取量
昆布の1日の摂取量は、ヨウ素の含有量から考え以下の通りとされています。
【1日あたりの昆布の摂取目安量】
昆布・・・1g~1.5g
おしゃぶり昆布・・・1~2枚
【1日当たりのヨウ素の目安量】
推奨量・・・0.13mg
上限量・・・3mg
上記の目安はあくまでも昆布を毎日食べた場合です。毎日食べなければ、1回あたりの量が1g~1.5gを超えても問題ありません。
おしゃぶり昆布は食べすぎない
先ほども説明した通り、おしゃぶり昆布には塩分も多く含まれています。1袋あたり10gと少量なのでつい食べ過ぎてしまう方も多いかと思いますが、毎日食べたり、1回で1袋食べたりするのは塩分とヨウ素の過剰摂取になるためやめましょう。
おすすめの食べ方
昆布はだしをとるのが一般的ですが、だしをとった後の昆布を捨てるのはもったいない!だしをとった後の昆布は佃煮にするのがおすすめです。その他に昆布のふりかけや煮物などにも活用できます。
まとめ
以上、昆布は太る?という疑問についてお答えしましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 昆布のカロリーは低く、食べ過ぎても太る心配はない
- 昆布に多く含まれている「ヨウ素」は過剰摂取すると、甲状腺の機能に支障をきたす可能性がある
- おしゃぶり昆布には塩分が多く含まれているため、食べ過ぎないようにする
- 昆布の1日の摂取目安量は1g~1.5g程度だが、毎日食べていなければ1回の量が多くても大丈夫
- だしをとった後の昆布は、佃煮、ふりかけ、煮物などに再利用できる
昆布はヘルシーな上にビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で健康・美容に良い効果が期待できます。ただし体に良いからと言って食べ過ぎには注意です!摂取量を守ったうえで、美味しく昆布を食べてくださいね。最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
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