しらすはプリン体量が高め?しらす干しが危険?一日の摂取量目安は?

皆さんはしらすを食べたことはありますか?しらすは様々なふりかけなどに入っていたり、観光地などでは生しらす丼などが提供されていることがありますよね。

どんな食べ方でもとっても美味しいしらすですが、実はプリン体に気をつけなければならないという話をよく聞きます。

今回の記事では、

  • しらすとはどのような魚なのか
  • しらすの栄養素
  • しらすのプリン体量
  • しらすの中でもプリン体が多い食べ方
  • 1日の摂取量

これらについて解説していきたいと思います。 

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しらすとはどんな魚?

しらすは、乳白色で透き通った小さな魚でイワシの稚魚のことをさします。「シラウオ(白魚)」という名前も持っており、通年出回っています。他にもいくつかの別名があり、「アマサギ」「シラオ」「シラユ」「スベリ」などとも呼ばれています。

日本では静岡県や神奈川県をメインに収穫されており、春から夏にかけた時期に一番の旬を迎えます。

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しらすの栄養

しらすには、カルシウムをはじめとするミネラル類やビタミン類が豊富に含まれています。高栄養で低脂質なのでヘルシーで、ダイエット中にもオススメの食材です。

  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多様な働きを持ちます。
  • ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
  • ビタミンD:ビタミンDは、カルシウムの働きをサポートし主に骨形成を助けます。加えて、筋肉や神経伝達において不可欠なカルシウム濃度の調整も担っています。細菌の研究では、ウイルスや細菌に対する免疫効果の向上する。抗うつ作用も注目されています。
  • ビタミンB12:ビタミンB12には、細胞分裂に関わり、特に乳児や人間の血球の文化には不可欠な栄養素です。細胞分裂の際の、DNAの複製に関わるため、不足すると正常な組織が作られず体の機能維持に影響が出ます。神経伝達や脂質代謝にも関わる酵素です。
  • マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。

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しらすはプリン体が高いって本当?

皆さんはしらすにはプリン体が豊富に含まれているということを聞いた事はありませんか?

プリン体といえば痛風の原因となってしまう成分のことですが、しらすには確かにプリン体が多く含まれているので、食べ過ぎには注意しなければなりません。

特に注意しなければならないのが生のしらすではなく「しらす干し」です。

食品は干物にすることでプリン体の量が著しく増加する傾向にあり、しらす干しのような天日干しにしたしらすは一匹一匹がしっかりとしたプリン体を持つことになります。

プリン体の量

しらす干しのプリン体の量は「1回使用量2gあたり9mg」とされています。高尿酸血症・痛風の患者には1日のプリン体の摂取量は400mgを超えないように指導されますが、そう考えるとしらす干しのプリン体は一回使用量で9mgしか含まれていないのでそこまで気をつける必要がないように感じますよね。

ですがあくまでこれは平均した1回使用量の2gあたりの量になります。人によっては一回で2g以上、10g以上もたくさんかけて食べる方もいると思います。そうなると摂取することになるプリン体の量が激増してしまい、あっという間に体の中にプリン体の量が多くなってしまうこともあります。

特に肥満気味の人は気をつけよう

特に気をつけなければならないのは肥満体型の方です。肥満体型の方は尿酸値が高い人がとても多いとされています。

まずは食べ過ぎる食生活を改善し、尿酸値だけでなく血圧は中性脂肪などにも気をつけるようにしましょう。特に気をつけなければならないのは肥満の男性です。男性はプリン体を摂取する量が女性に比べて平均的に高く、痛風になりやすいとされているからです。

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しらすの1日摂取量目安

しらすの1日の摂取目安量ですが、塩分量が多いので毎日食べる場合は1日大さじ1杯程度とされています。

しかし、大さじ1杯ではしらす丼にもなりませんし、時々しか食べない食材かと思うので、たまに食べる程度であればしらす丼くらいの量を食べても問題はありません。毎日継続的に食べる習慣のある方は、1日大さじ1杯を目安にしましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • しらすは乳白色で透き通った小さな魚でイワシの稚魚のこと
  • カルシウムやビタミンなどの非常に優秀な栄養素を豊富に含む
  • しらすの中でもしらす干しはプリン体の量が高め
  • 基本的な摂取量であればそこまでプリン体の量が高くない
  • 肥満体型の男性は特に痛風になりやすいので注意しよう
  • しらすの1日摂取量の目安は大さじ一杯程度 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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