昆布には乾燥ものと生ものがありますが、生昆布は栄養素を効果的に摂ることができるのでおすすめです。下ごしらえとして塩抜きが必要なのですが、どんな方法でできるのでしょうか?今回は、
- 生昆布の塩抜き方法
- どんな食べ方が美味しい?
- 賞味期限・腐るとどうなる?
- 含まれる栄養成分と効果
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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生昆布とはどんな昆布?
生昆布は乾燥昆布よりも食感が強く、あまり日持ちしません。そんな生昆布ですが、いろいろな調味料・具材と一緒に和えるだけで美容に効果的なサラダになります。
- ポン酢
- 中華ドレッシング
- ごま油
- カニカマ
- ちくわ
- ツナ
では、昆布を食べることでどんな効果を期待することができるのでしょうか?昆布に含まれる栄養成分と、それによる美容・健康効果について確認してみましょう。
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栄養成分
昆布には、体の組織を構成するミネラルが豊富に含まれており、牛乳と比較するとカルシウムは7倍、鉄分は39倍にもなります。
また、昆布の魅力である旨味成分はグルタミン酸というアミノ酸の一種です。この成分により、昆布が美味しく感じるのです。
- グルタミン酸:グルタミン酸は体内で脳内物質のGABAの生成に関わっており、緊張をほぐす効果があります。体内では有害なアンモニアの分解する力を持ち、血圧を下げる効果があると言われています。肌を構成するケラチンの材料でも知られており美肌効果も持っています。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- ナトリウム:ナトリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分保持に欠かせないミネラルです。人間の体内の水分を留める働きを持ち、普段は細胞外液に多く存在しています。ナトリウムとカリウムはセットで働き体内の水分調節とともに、老廃物の排出や栄養の取り込み、血圧に関わるミネラルです。
- アルギニン:アルギニンは、代謝、ホルモン分泌、組織の修復や成長に関わるアミノ酸です。代謝面では、老廃物のアンモニアの除去に関わっています。ホルモン分泌では成長ホルモンの分泌を促進させるため、筋肉を増やし、骨を太くする効果があります。血流も改善するため体を若くするアンチエイジング効果が高いアミノ酸です。
効果・効能
昆布に含まれるミネラル類やアミノ酸によって得られる効果はこちらです。生活習慣病に効果があるので必見です!
- 動脈硬化予防
- 脳卒中・心臓病予防
- 美肌効果
- 高血圧予防・改善
生昆布の塩抜き・下処理方法
生昆布には塩分が多く含まれているため、食べる前には塩抜きの下処理が必要になります。
塩抜き方法
生昆布の下処理方法の手順は、こちらです。
- 生昆布をよく洗う
- たっぷりの水に浸けて2時間放置する
- その間、2度ほど水を入れ替える
生昆布は塩分が強いので、時間をかけて水に漬けることが必要です。そのため、前日に下処理しておくとスムーズに使うことができます。
塩抜き後も少し塩気を感じることがありますが、食べられないほど塩辛くない場合は塩抜きが完了しています◎
そのまま食べられる?
“生昆布はそのまま味噌汁に入れて食べられる?”と疑問に思う方もいるようですが、塩気が強いのでそのまま食べると料理の味がしょっぱくなってしまいます。
そのまま味噌汁に入れるとかなりしょっぱくなってしまうので、必ず調理前に塩抜きをしましょう。
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塩蔵昆布の賞味期限はどれくらい?
塩蔵昆布とは、塩のついた昆布をさします。塩分濃度の高いものは長期保存することができるため、塩蔵昆布は未開封であれば半年ほど日持ちします。保存は冷蔵が基本で、開封後は1ヶ月を目安に消費しましょう。また、冷凍すれば半年〜1年日持ちさせることもできます。
- 未開封…約半年
- 開封後…約1ヶ月
- 冷凍……半年〜1年
賞味期限切れはいつまで食べられる?
塩蔵昆布は、賞味期限が切れていても未開封であれば1〜2ヶ月なら食べられることが多いです。その理由は塩分が多いためで、雑菌が繁殖しにくい状態にあるからです。
開封後は1ヶ月以内を目安に消費するのが理想的ですが、1ヶ月を超えても保存状態が良ければ食べられることもあります。では、塩蔵わかめは腐るとどうなるのでしょうか?
塩蔵昆布が腐るとどうなる?
塩蔵昆布は腐るとどうなるのでしょうか?腐った昆布の特徴を確認してみましょう。
- 黒っぽく・茶色く変色している
- ドロドロ溶けて柔らかくなっている
- ぬるぬるとヌメリが強い
- 生臭いにおいがする
昆布は本来、緑色をしているのが通常ですが、傷み始めると 茶色や黒っぽく変色 していきます。そして徐々に どろどろと溶けてしまい、柔らかく なります。
また、 ぬるぬるとヌメリが強くなったり 、 生臭いにおい を発することもあります。
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まとめ
この記事をまとめると
- 生昆布は塩が付いているものがほとんどなので、水につける塩抜き作業が必要
- 塩付きのものは塩蔵昆布と言われ、生でサラダにして食べると体に良い
- 賞味期限は品物によっては半年近く持つものも!
生昆布は昆布に含まれる栄養成分を効果的に摂ることができるので、美容や健康にとてもおすすめです。塩抜きしないと塩分量が多いので、下処理してから食べてみてください。
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