プリンといえば材料は卵と牛乳と砂糖だけで作ることができる非常にシンプルなお菓子ですが、お店で売っているものと手作りで出来上がったプリンではなんだか仕上がりに大きな差が出てしまうこともありますよね。
仕上がりを大きく分けていると感じるのは出来上がったプリンにある「す」です。「す」というのは、プリンの中にできてしまう気泡の穴のことです。
今回の記事では「す」がどうしてできやすいのか、電子レンジで「す」ができないようにする方法、固まらない時の対処法について解説していきたいと思います。
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目次
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プリンに「す」が入るのはどうして?
熱に関係がある
すができてしまうのは熱に関係があります。プリンは卵が含まれていますので、その卵のタンパク質が加熱されることでプリンが固まっていきます。タンパク質が固まる温度というのは60℃~70℃。これは水が沸騰する温度よりもかなり低い温度です。
プリン液を高温で加熱してしまうと水がフツフツと沸騰しながらたんぱく質が固まってしまいますので水蒸気となってプリンの中を移動してしまいます。
それが残ってしまうのが「す」の原因です。すが入らないようにするには水分が水蒸気にならない温度で、 卵のタンパク質が固まる絶妙な温度をキープしなければならないのです。
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電子レンジで作る場合は温度管理が難しい
プリンはオーブンで作る人がほとんどだと思いますが、家にオーブンがないという方の場合は電子レンジでも作ることができます。ただ電子レンジでは温度の調節がしにくいので、どうしてもプリンの中に含まれている水分が蒸発してしまいすができやすくなってしまいます。
そこで電子レンジのパワーと時間を調節することで、すが入らないようにする方法を解説していきます。
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電子レンジですが入らない方法
電子レンジですが入らない方法は、温度の管理を徹底するということが大切です。 手順としては以下の通りになります。
- プリン液を作る
- 電子レンジ500wで1分ほど加熱
- その後600wで1分10秒加熱する
- 加熱する時は絶対に目を離さないで、最初の30秒は表面が少しでも動いたらすぐ止める
- 1分加熱しても表面が動かない状態であれば10秒ずつ様子を見て、加熱していく
- 加熱し終わったらラップをかけて、あとは余熱で固めていく
- 粗熱が取れるまで放置して、その後に冷蔵庫で冷やして完成
このように加熱する時に、沸騰しないようにしっかりと見張っておくことで水蒸気ができない状態をキープすることができます。
プリンは60~70℃で固まるので、表面がプルプルと動きはじめる水蒸気ができるくらいの状態でも十分に固まってくれます。そのくらいの温度だとだいたい80~90℃程度になっていることが予想されますので、後は粗熱でスッパリとゆっくりタンパク質を固めていけば「す」の入らないプリンが完成です!
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プリンが水っぽい、固まらないときの原因
次は「す」が入らなくなったけれどなんだか水っぽいという時の原因を考えていきましょう。
プリンが水っぽかったり固まらない原因を考える時、そもそもなぜ固まるのかについて知っておく必要があります。
卵黄の部分と卵白の部分で固まる温度は異なるのですが、両方をかきまぜて調理する場合、80℃に加熱することでしっかりと固めることができます。プリンだけではなく、スイーツを作るときには分量や調理行程をしっかり守ることが失敗をしない重要なポイントとなります。
卵のサイズの違いによるもの
市販の卵には色々なサイズがあります。代表的な鶏卵ですと、大きく分けて S M L の3つに分かれます。レシピサイトに卵のサイズまで紹介されていれば分かりやすいですが、明記されてない場合も多いかと思います。
そういった場合は、一般的な M サイズ(50 g)でサイズを統一して使用しましょう。スーパーなどではよく、不揃いなサイズの卵が10個入った安価なパックが売っていますよね。
分量が重要なプリン作りではあまり適していませんので、失敗をしたくない!という方は M サイズの卵で作りましょう。
牛乳の入れすぎ
牛乳の分量も重要です。レシピによって入れる分量は様々だと思います。牛乳の分量が多いとなめらかなプリンを作ることができます。
ですがそれと同時に、固まりづらくもなりますので、レシピ通りに作ってもどうしても固まらない、という場合は、少しずつ牛乳の分量を減らして調整してみてください。
卵液の温度が低い
先ほど紹介した通り、プリンは材料である卵の温度変化による凝固を利用します。卵液の温度が低すぎると、うまく固まらない原因になります。
冷蔵庫から卵を取り出して使う場合は、少し時間が経ってから使用する方が良いでしょう。卵液をかき混ぜる際、泡立てすぎないのと同時に温度管理にも気をつけて見てください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- プリンに「す」が入ってしまうのは温度のあげすぎが原因
- プリンの中に含まれる水分が水蒸気になってしまうまで高温にしてはいけない
- 電子レンジでも「す」ができない作り方がある
- 電子レンジで加熱するときは表面をしっかり確認しよう
- プリンが固まらない原因は卵の量がレシピ通りでないか、温度が低すぎるか、牛乳の入れすぎが原因
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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