にんにくの風味が豊かで、シャキシャキとした食感が楽しめる「にんにくの芽」ですが、「どこまで食べられるの?」や「下ごしらえの方法は?」「毒はあるのか」などの疑問が浮かぶと思います。そこで今回は、
- にんにくの芽はどこまで食べられる?
- にんにくの芽の下ごしらえの方法
- にんにくの芽の保存方法
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目次
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にんにくの芽はどこまで食べられる?
にんにくの芽はスーパーなどで見かけると、茎の部分だけをカットしてあるものがほとんどだと思います。しかし、直売店などで売られているにんにくの芽は穂先や蕾がついたままのものが多いです。
では、「穂先や蕾の部分は食べられるのか」や、筋っぽいものは「どうすればおいしく食べられるのか」などを以下にまとめたのでご覧下さい。
穂先・蕾も食べられる
結論から言うと、にんにくの芽の「穂先・蕾の部分」は食べることが出来ます。にんにくの穂先は、にんにくから生える「茎」の部分のことで、蕾は穂先のさらに先の部分に生えるものです。
この蕾はにんにくの花の元になる部分で「花蕾(からい)」と呼ばれます。しっかりとしたにんにくの風味と味がして炒め物に使われることが多いです。
花蕾は丸く膨らんだ部分に小さな蕾がたくさん入っているので、食感としてはブロッコリーなどに近いと言われています。
筋っぽい時の対処法
にんにくの芽が「筋っぽくて食べにくい」なんてことがよくありますよね。にんにくの芽の根元は固くて筋っぽい場合が多いので、その部分に2センチほど切れ込みを入れます。
斜めに包丁を入れておくことで、固く筋っぽい繊維が断ち切られ、食べやすくなります。他にはにんにくの芽を長い状態のまま、丸ごと高温の油でサッと揚げて氷水で冷やす方法もあります。
そうすることによって、にんにくの芽の薄皮を簡単に剥がすことができ、柔らかい部分だけを残すことができます。
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にんにくの芽の下ごしらえの方法
さて、にんにくの芽の可食部分が分かったところで次は「どうやって下ごしらえをすればいいんだろう?」と疑問に思うかと思います。なので、以下に紹介する方法で下ごしらえをしてみてください。
下処理
にんにくの芽の下処理方法は「茹でること」です。にんにくの芽は固く繊維質な食材なので、茹でることによって柔らかくして食べやすくしたり、甘さを引き出したりして、さらにおいしくいただくことができます。
下茹で
では、「何分くらい茹でればいいの?」や「塩は入れるの?」などのポイントが気になると思います。なので、以下に手順を示しました。
- 大きめの鍋に水を張り、沸騰させます
- 沸騰したお湯に塩を入れ、にんにくの芽をできるだけ長いままで入れます(大きくて鍋に入らない場合は最小限の大きさにカット)
- 2~3分たったらボウルに移し、冷水で冷やします
- 最後にザルに移し水気を切ります
これで下処理はOKです。
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にんにくの芽の保存方法
最後に「にんにくの芽の保存方法」についてご紹介したいと思います。食材の保存方法ってそれぞれ違ってよく分かりませんよね。
「にんにくの芽って常温で保存しても大丈夫かな?」や「冷凍保存の場合下処理は?」などの疑問を解消するために以下に保存方法をまとめました。
冷蔵
まず、にんにくの芽は「冷蔵保存」もしくは「冷凍保存」のどちらかで保存しましょう。常温保存はすぐに傷んでしまうため向いていません。
にんにくの芽の保存方法でおすすめなのは冷凍保存です。ですが、2~3日程度で食べきれるのであれば冷蔵保存でも大丈夫です。冷蔵保存するための手順を以下にまとめました。
- 生のにんにくの芽を水で洗い泥などを落とし、きれいにする
- 湿らせた新聞紙やキッチンペーパーなどの水分を含むことが出来るもので包む
- キッチンペーパーなどで包んだものをさらに、ジップロックやビニール袋で包む
- 冷蔵庫に入れる
にんにくの芽は乾燥に弱く、冷蔵庫の中は非常に乾燥しているので水分を逃がさないように保存しなければなりません。
冷凍
生のにんにくの芽を購入したときに、ひと手間を加えることでおいしく長期保存ができます。
にんにくの芽を2~3日程度で食べきることが出来ない場合は、新鮮なうちに下処理をして冷凍保存をすることがおすすめです。
にんにくの芽を冷凍保存することによってコンパクトに保存でき、賞味期限を長くすることができます。また、冷凍保存する場合の下茹では、どちらでもかまいません。
- 生のにんにくの芽を水で洗い、きれいにする
- にんにくの芽をよく使う大きさにカットする
- ジップロックなどの袋に入れて空気を抜いて冷凍庫へ
使いたいときは自然解凍か電子レンジで解凍すると、調理がしやすいです。
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まとめ
今回は、「にんにくの芽はどこまで食べられるの?」や「にんにくの芽の保存方法は?」についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
この記事をまとめると
- にんにくの芽の穂先・蕾も食べられる
- 筋っぽい場合は包丁で切れ込みを
- 下処理は沸騰したお湯に塩を入れて茹でる
- 2~3日で食べきれない場合は冷凍保存がおすすめ(使いたいときは解凍してから)
にんにくの芽は風味がよく、食感もいいので炒め物などに入れるとおいしいですよね。ただ傷みやすい傾向があるので、保存方法をしっかり覚えていつでも使えるようにしておきましょうね。