炒め物にもスープ・煮物にも使えて、ハンバーグや肉団子にもできるひき肉はとっても便利ですよね。ひき肉は夕飯にもお弁当にも大活躍してくれます。お値段もリーズナブルですし、スーパーに行くとついつい買ってしまいますよね。しかし、保存していたひき肉が変色してしまい、食べていいのかどうか頭を抱えてしまった経験がある人も案外多いのではないでしょうか。
今回は、
- なぜひき肉は変色するのか
- 変色していても食べることはできるのか
- 変色しにくい保存方法はあるのか
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目次
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ひき肉が変色するのはなぜ?
コストコなどでまとめ買いをして小分けにして保存しておくなど、ひき肉をまとめ買いして小出しに使っていくとかなり便利ですよね。しかし、ちょっと油断しただけでひき肉は茶色や黒色に変色してしまいます。
変色する原因は?
茶色く変色してしまうのは、実はひき肉だけではなく赤身のお肉にはありがちなこと。これはお肉の中にある、酸素を貯蔵・運搬する役割のミオグロビンという成分が酸化することによるものです。ひき肉はブロック肉に比べて一つ一つの塊が小さく表面積が多いため、その分空気に触れやすく、酸化しやすいのです。
食べられる?
茶色く変色してしまったひき肉は、鮮度は落ちてしまっていますが、調理すれば基本的には問題なく食べることができます。どうしても茶色い部分が気になる・気持ち悪いと思う方は、その部分だけを取り除いて調理しても良いでしょう。
腐るとどうなる?
- 黒色や緑色に変色する
- 酸っぱい臭いや鼻を刺すような異臭がする
- 粘り気・ぬめりがある
- 糸を引いている
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ひき肉は冷凍保存できる?
消費期限は1〜2日という、足が早い食材であるひき肉。大量に買ってしまった場合、1〜2日で食べ切るのはなかなか難しいですよね。それでは一体、ひき肉は冷凍保存することができるのでしょうか?
冷凍保存できる?
ひき肉は冷凍保存することで2週間ほど保存することが可能です。使い切れなかったひき肉は早めに冷凍保存してしまいましょう。
どうやって冷凍する?
ひき肉は空気に触れると酸化し、菌が繁殖しやすくなるため、なるべく空気に触れないようにラップで包み、保存袋に入れて密閉して冷凍保存します。トレイに入って売られていることが多いですが、トレイのまま冷凍庫につっこむと、空気に触れやすいため傷みやすいです。また、購入してすぐの鮮度の良い状態ですぐに冷凍保存すると良いでしょう。
解凍方法は?
冷凍庫から冷蔵庫に移してゆっくりと解凍させるのが1番おすすめな解凍方法ですが、お急ぎの場合は電子レンジで解凍してしまっても構いません。
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変色しにくい保存方法はある?
ひき肉が変色しやすいことや、茶色く変色していても他に腐敗のサインが見られなければ食べても問題ないことはわかりましたが、なるべくなら変色させたくないですよね。ここからは、「ひき肉を変色させにくい保存方法」についてご紹介させていただきます。
保存前の気をつけたいポイント
購入の際もなるべく鮮度が良さそうなものを選びましょう。
保存方法は?
- ひき肉をピッタリとラップで包み、保存袋に入れて冷凍する
- ひき肉を加熱処理してから保存袋に入れて冷凍する
- トレイやバットの上に置き、急速冷凍する
どのくらい保存できる?
生のひき肉でしたら冷凍で2週間程度ですが、加熱処理した状態のひき肉でしたら冷凍で3〜4週間ほど保存可能です。下味をつけてそぼろ状態にして小分けで冷凍しておくと、生のひき肉に比べて日持ちもしますし、使う時も便利ですよ!
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まとめ
大量に購入しても、実は足の早いひき肉はすぐに傷んでしまいます。ですが、ストックがあれば様々な料理に支えて大活躍してくれるひき肉は、ぜひともまとめ買いしておきたいところですよね。なるべく長く日持ちする保存方法でひき肉を保存し、日々の食卓に生かしていきましょう。以下に内容を簡単にまとめているので、時間がない方はそちらで内容を確認してみてください。
この記事をまとめると
- ひき肉が変色してしまうのは、ひき肉に含まれる酸素を貯蔵・運搬する役割のミオグロビンという成分が空気に触れることで酸化することによるもの
- 茶色く変色してしまったひき肉は、鮮度は落ちてしまっていますが、調理すれば基本的には問題なく食べることができる。しかし気になるようであれば茶色く変色してしまった部分を取り除いても良い
- 空気に触れないように密閉して冷凍保存したり、加熱処理した状態で密閉して冷凍保存すると変色しにくい。空気に触れると酸化が進んで変色してしまうので、とにかく空気に触れさせないことが重要である。ハンバーグを作りたいなど、あらかじめ用途が決まっていれば、調理してから冷凍保存してしまうのもあり。