レタスはシャキシャキとした食感が特徴的な野菜で、様々な料理に活用することができる優秀な野菜です。しかし買ってきたレタスは、2~3日冷蔵庫に入れているとあっという間に傷んでしまうんですよね。他の野菜よりも明らかに傷みやすいレタスはサイズが大きいけれど、急いで使わなければならないので結構買いにくかったりします。
今回の記事では、レタスの保存期間はどのくらいなのか、レタスを長持ちさせる保存の裏ワザ、傷むとどのように変化するのかについて解説していきたいと思います。
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目次
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レタスについて
レタスは、キク科アキノノゲシ属の植物で、水分を多く含む葉を食用とする野菜です。日本ではレタスの部類を和名で「チシャ」と呼ぶこともあります。
原産はヨーロッパで、日本では1年を通じて流通していますが、特に夏に消費量のピークを迎えます。
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レタスの栄養
レタスにはβカロテンやビタミンEなどのビタミン類や、ミネラルも豊富に含んでいます。
- β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
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レタスはとっても傷みやすい!
レタスを購入して冷蔵庫で保存した経験のある人ならお分かりいただけると思いますが、レタスはとっても傷みがはやい食材です。丸ごと一個の状態ならある程度保存がききますが、一度カットしてしまうとあっという間に色が変わってしまったり、しなしなになってしまいます。
- 丸ごと一個の状態で保存:冷蔵庫で約1週間程度で傷む
- カットしたレタス:冷蔵庫で2日ほどで傷む
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長持ちさせるポイントとシャキシャキ感が続く裏ワザ!
では、そんな傷みやすいレタスをなるべく長持ちさせる方法について解説していきます。
カットするなら手でちぎるのがおすすめ
レタスは包丁で切ると酸化しやすくなるとされています。これは、包丁の金属が原因と言われているので、カットしてからレタスを保存したい場合は、包丁ではなく手でちぎって細かくするのがおすすめです。
水につけるとシャキシャキ感が長持ち
容器に水を入れ、根元が水に浸かるようにレタスを入れ、ビニール袋をかぶせ冷蔵庫で保存する方法です。水は3日に1度変えるのがおすすめ。
この方法でひと月はレタスのシャキシャキ感が持続するという方がいます。
爪楊枝を使う方法
爪楊枝を使うだけでレタスを長持ちさせることが可能です。まず、レタスをチェックして、茎の色に変色が見えた場合、その部分はカットしてください。
新鮮な茎が出てきたらそこに水をかけましょう。その茎の中心部分に爪楊枝を3本ほど差し、ビニール袋などに入れて、冷蔵庫で立てて保存すれば終わりです。
これは、レタスが茎の部分から栄養を補う特性を利用した方法です。栄養や水を取り入れる成長点を、爪楊枝によって刺激し破壊します。
その結果、レタスの成長が止まり長持ちするのです。この方法を実践すれば、約2週間はレタスを持たせることが可能になります。
芯は取っておくのがおすすめ
前述の通り、芯はレタスの成長に欠かせない部分です。その芯を取ることで成長が止まり、鮮度が落ちにくくなると言われています。
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レタスが傷むとどうなるの?
次はレタスが傷んでくるとどのような変化を引き起こすのかについて解説していきます。
全体的に赤くなる
レタスが傷んでいることを判断する方法は「レタスが全体的に赤くなっているか」どうかを見ること。レタスは、劣化が始まると、中に含まれているポリフェノールが酸化して赤くなって表面に浮き出てきます。
少量の赤みであれば、食べても問題ないのですが、全体が赤くなってしまっている場合は、腐ってしまう寸前なので、早めに食べきるようにしましょう。
腐敗のサインがでてくる
レタスは傷んでくると以下のような腐敗のサインが出てきます。
- 表面がねばねばしている
- 液状化してドロドロになっている
- 黒く変色している
- 臭いがおかしい
こんな状態になっているレタスは、高確率で腐っていますので、早急に捨てましょう。ちなみに、腐っているレタスは「新鮮なレタスと比べると重たい」と言われています。持った感じの重さで、レタスの鮮度を見分けてもいいかもしれません。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- レタスはとても傷みやすい食材だということを覚えておこう
- 長持ちさせる方法はいくつかある
- レタスを切るときは手でちぎるのがおすすめ
- つまようじで成長を止めるのもおすすめ
- 保存するならレタスの芯は取っておこう
- 全体的に赤くなってしなしなになっていたり、ドロドロになっているものは食べないようにしよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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