ホタテの生食用はそのまま食べても良いの？下処理は必要？使い方は？ |

貝柱などが美味しいのが「ホタテ」。スーパーでも気軽に買う事が出来て、なじみが深い貝の1つでもあります。そんなホタテの「生食用」と書かれて売られているものは、本当にそのまま食べてもいいのでしょうか？今回の記事では、生食用のホタテの食べ方について、詳しく解説していきます。

先に記事内容をざっと見てみましょう。

ホタテとはどんな貝？
生食用のホタテは本当にそのまま食べてもいいの？
生食用のホタテの使い方って他にあるの？

こんな内容となっています。この記事を最後まで読んで、あなたも生食用のホタテにチャレンジしてみましょう。

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1 ホタテとは?
2 ホタテの生食用はそのまま食べても大丈夫？
3 おすすめの使い方
4 まとめ

ホタテとは?

ホタテとはイタヤガイ科に属する二枚貝の一種です。能登半島以北の日本海沿岸、千葉県以北の太平洋沿岸、千島列島やカムチャッカ半島、朝鮮半島から沿海州にかけての沿岸に生息していて、スーパーでもよく見かけることが出来ます。

特徴

ホタテの特徴と言えば「貝柱」でしょう。ホタテは身の部分も美味しく食べられますが、大きな貝柱も美味しく食べられるのです。干した貝柱は料理の高級食材としても有名で、通常「貝柱」というとホタテの貝柱の事を指しています。

ちなみに、ホタテは通常海の底で殻を少しだけ開けて生息しています。しかし、身に危険が迫った時は、殻の隙間から勢いよく海水を吐き出して、海の中を自在に泳ぎ回る事も出来るのです。

栄養

ホタテに含まれる主な栄養素はこちらです。

タウリン
ビタミンB12
亜鉛
ビタミンB1

特に、タウリンは非常に多く含まれていて、100gのホタテを食べるだけで、成人男性が1日に摂取するべきタウリンの総量を得ることが出来るのです。また、亜鉛などの栄養素も、男性の健康維持には欠かせない成分となっています。

食べるメリット

ホタテを食べると、以下のようなメリットを得ることが出来ます。

心臓や肝臓の機能を高められる
貧血予防
美肌効果
集中力アップ
疲労回復効果

このように、様々なメリットを得やすいのがホタテなのです。前述した通り、タウリンは非常に多く含まれているので、肝機能が弱っている人などが食べると、体調が段々とよくなってくるでしょう。お酒の肴にしてもバッチリの食べ物だったのです。

ちなみに、ビタミンB12も多く入っているので、美容効果を得たい女性にもうってつけでしょう。

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ホタテの生食用はそのまま食べても大丈夫？

ホタテはスーパーで「生食用」と「加熱用」と表示され分けて販売されています。この中の「生食用」は本当にそのまま食べても大丈夫なのでしょうか？結論から言うと、生食用のホタテは「そのまま食べられます。」ここでは、その辺りをもう少し詳しく見ておきましょう。

加熱用との違いとは？

生食用のホタテと「加熱用のホタテ」の違いは、冷凍する時の状態で異なります。簡単に表にしてみました。

生食用のホタテ	漁場で採れたホタテを、鮮度の高いうちに水気をしっかりきって、生のままで急速冷凍している
加熱用のホタテ	採れたホタテを一旦ボイルし、加熱した物を冷凍している

このように、生食用のホタテは、冷凍する時から「生のまま」冷凍しているのです。一方の加熱用ホタテは、加熱して食べることが前提となっているため、先に加熱をして冷凍します。そのため、加熱用のホタテを生で食べることは絶対にできないのです。

水洗いはしてはダメ！

生食用のホタテを買って食べる際、気を付けたいのは「水洗いせずに食べること」です。スーパーでパックに入って販売されているホタテは、ついつい衛生面を気にして「水洗いして食べたい」と思ってしまいますが、水洗いするのは非常に勿体ないです。

ホタテは水洗いすると、表面に付いたうま味成分がごっそり落ちてしまうのです。なので、生食用のホタテを食べる際は、洗わずにパックから取り出してすぐに食べましょう。