甘くて美味しい「みかん」は、お手軽に食べられることからもついつい食べ過ぎてしまいやすい果物ですよね。
「みかん」にも様々な品種が登場し始め、“プレミアみかん”などと呼ばれる品種も人気ですよね。
今回は「みかん」の中でも、スッキリと爽やかな甘味が美味しい「甘夏みかん」の食べ過ぎについて詳しくお伝えしていきます。
“甘夏”といえば初夏を代表する爽やかな柑橘類で、夏バテしらずな果物でも知られていますよね。ついつい“みかんを食べ過ぎてしまう・・・”といった方は、必見ですよ。
- みかんの食べ過ぎが原因で不調になる?考えられる5つの不調を解説!
- “甘夏”ってどんな柑橘?栄養価などをご紹介!
- 甘夏の1日適量摂取量とは?おススメの頂き方もお伝え!
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目次
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みかんを食べ過ぎると体に悪い?
みかんを食べ過ぎて、お腹が緩くなったり吐き気がしたことはありませんか?ここからは、みかんを食べ過ぎてしまうことで起こる5つの不調を詳しくお伝えしていきます。
腹痛・下痢・吐き気・嘔吐
みかん全般に含まれている有名な栄養素
- ビタミンC
- 食物繊維
などは
体に良い影響をもたらす有益な栄養素
みかんをたくさん食べ過ぎてしまうことで、過剰に摂取されたビタミンCや食物繊維により
腹痛・下痢、吐き気・嘔吐などの消化器症状を引き起こす
可能性があります。
尿管結石
またビタミンCの過剰摂取は
一部がシュウ酸として排出されるため、尿路結石の原因となる
可能性が指摘されています。基本的にはビタミンCは
水溶性ビタミンなため、過剰摂取しても余分なものは尿中に排出
血糖値が高くなる
特に血糖値を意識している方などの場合は「みかん」に限らず
果物はカロリーが高いものが多く、血糖値が高くなりやすい食べ物
- β-クリプトキサンチン(血糖値を下げるインスリンの効きを良くする成分 )
- みかん80gあたり、約39kcalと比較的低カロリー
- みかん80gあたり、約7.4gの糖質量と比較的低糖質
など健康な方が適量摂取することは非常に健康に良い効果もありますが、過剰摂取してしまうことで
血糖値が高くなり、肥満の原因となる
可能性があります。
カリウムが高くなる
みかんにはビタミンCや食物繊維などの他にも
カリウム
- ヒトの体に欠かせない栄養素、必須ミネラルの1つ
- 塩分(ナトリウム)の排出を促し、高血圧予防の働き
- 筋肉の収縮や、神経伝達機能などに重要な栄養素
- むくみの改善効果や、利尿効果もある
など健康な方が適量摂取することは非常に健康に良い効果もありますが、過剰摂取してしまうことで
腎臓に負担をかけてしまったり、高カリウムとなる
可能性があります。
皮膚の色が黄色くなる?
みかんの食べ過ぎなどで起こりやすい
皮膚の色が黄色くなる現象
高カロテン血症
と呼ばれる状態です。
- みかんに含まれる「カロテン」と呼ばれる黄色の成分を過剰摂取
- 甲状腺の病気・肝臓の病気などの場合、カロテン代謝が悪くなるため少量でも起こりやすい
などが考えられるため、みかんの食べ過ぎで皮膚が黄色くなった際は
健康被害はないため、みかんを食べる量を減らす
ようにしましょう。 肝臓が悪くなった場合の皮膚の黄色さとは?
皮膚以外にも、目の結膜まで黄色くなっている場合は病院を受診するようにしましょう。スポンサードリンク
甘夏の特徴は?
甘夏とは正式名称を
川野ナツダイダイ
甘夏の収穫時期は、3月~5月中旬頃と初夏に楽しめる柑橘
です。
栄養価
甘夏は夏みかんの一種で
100gあたりのカロリー | 100gあたりの糖質量 |
39kcal | 8.8g |
です。主な栄養素は
- ビタミンC
- クエン酸
- ヘスペリジン(ポリフェノールの1種)
- 食物繊維
- カリウム
などがあります。
気を付ける点
甘夏の栄養素を逃すことなく摂取したい場合は
- ビタミンCは加熱に弱いため、なるべく生食する
- 甘夏の外皮・薄皮部分に、ヘスペリジン・食物繊維が豊富なため、皮を使ったジャムやピールなどにして頂くと良い
ということを注意しておくと良いでしょう。
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甘夏は一日何個食べていい?
ここからは甘夏の1日の摂取適量や、美味しく頂けるおススメの頂き方を詳しくお伝えしていきます。
一日の摂取量
ダイエット中などで甘夏を摂取したい場合などは
カロリー制限ダイエットには向いていますが、糖質制限ダイエットには向かない
目安としては
1日1個程度
にしておくと、肥満・不調などを引き起こしにくいと言えます。
おすすめの食べ方は?
甘夏は
果肉部分のならず、外皮や薄皮にも栄養素が詰まっている
ため、丸ごと1つ頂くことで、栄養素をしっかりと摂取することができます。
- 果肉部分・・・ビタミンC・クエン酸が豊富なため、加熱調理せず生食する
- 外皮・薄皮部分・・・ヘスペリジン・食物繊維が豊富なため、ジャムやピールなどに調理して頂くと食べやすい
など頂く部分と多く含まれる栄養素によって、食べ方を変えると美味しく頂けますよ。是非、丸ごと1つ頂いてくださいね。
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まとめ
この記事をまとめると
- みかんの食べ過ぎは、①消化器症状が起こる②尿路結石リスクが上がる③血糖値が高くなる④高カリウムとなる⑤高カロテン血症などを引き起こす可能性がある。
- 甘夏とは正式名称を川野ナツダイダイと言い、夏みかんの変異品種。収穫時期は、3月~5月中旬頃と初夏に楽しめる柑橘。
- 甘夏には、果肉だけでなく外皮・薄皮にも豊富な栄養素が含まれているため、①果肉部分は生食②外皮・薄皮部分はジャムやピールなどに調理して頂くと丸ごと美味しく頂けおススメ。
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