マイヤーレモンは皮もそのまま食べられる?味はまずい?特徴・食べ方

マイヤーレモンというレモンの品種をご存知ですか?珍しいレモンの一つですが、どんな特徴があるのでしょうか?今回は、

  • マイヤーレモンの特徴は?
  • 栄養や効果は普通のレモンと同じ?
  • マイヤーレモンの美味しい食べ方

これらのテーマについて紹介いたします。

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マイヤーレモンとはどんなレモン?

特徴

“マイヤーレモン”は、別名「メイヤーレモン」とも呼ばれるレモンの品種で、一般的なレモンよりも皮の色が濃くオレンジ色をしています。丸みを帯びた形で、サイズはライムほどの小ぶりなタイプです。

レモンとオレンジが自然交種したことで誕生したと言われています。日本国内では、和歌山県や三重県・静岡県などで栽培されていますが、流通量は多くありません。スーパーなどに並んでいるものは輸入品も多く、ニュージーランド産などがあります。

国産マイヤーレモンの旬の時期は1〜3月頃で、通年出回っていないので希少性の高いレモンです。

由来

「マイヤーレモン」という名前は、アメリカでこのレモンを発見した人の名前が“フランク・マイヤー氏”であることが由来となっています。

どんな味?まずい?美味しい?

マイヤーレモンは通常のレモンよりも酸味が弱いので、酸っぱいのが苦手な方でも食べやすい味です。糖度は9度で、レモンの中では高い数値となっています。

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マイヤーレモンはそのまま食べられる?

マイヤーレモンは通常のレモン同様、そのまま食べることができます。酸味があまりないので果汁だけでなく果肉も食べやすいです。更に、皮に含まれている苦味も少ないため、皮ごと食べられるのも特徴の一つです。

薄切りにして紅茶に入れたり、ジャムに加工したり、食べ方は様々で、クッキーやゼリーなどにも加工されています。

マイヤーレモンに含まれる主な栄養素と効果

栄養成分

マイヤーレモンに含まれる栄養素は、通常のレモンとほとんど変わりありません。代表的な栄養成分といえばビタミンCです。ビタミンCには強い抗酸化作用があり、美肌や美白効果が期待できます。

また、酸っぱさの元であるクエン酸や、食物繊維のペクチン・葉酸・カリウムも含まれています。「エリオシトリン」という成分には、 肝硬変の原因となる肝脂肪を抑制する効果があることがわかっており、レモンを適量食べることで肝臓機能をアップさせる ことができます。

  • ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。

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効果・効能

レモンに多く含まれる「エリオシトリン」という成分には、 肝硬変の原因となる肝脂肪を抑制する効果があることがわかっており、レモンを適量食べることで肝臓機能をアップさせる ことができます。

それ以外のレモンにより期待できる効能には、ビタミンCとクエン酸による疲労物質の除去効果や、免疫力アップ冷え性改善効果などがあります。

効果効能
  • 疲労回復
  • 免疫力アップ
  • 抗ストレス効果
  • 高血圧予防・改善
  • ガン予防

レモンの皮は捨ててしまいがちですが、マイヤーレモンの皮は特に食べやすいので一緒に食べてみてください。実は、 レモンの皮にはガンを予防する効果がある と言われています。

皮ごとレモンを食べるときの注意点や、保存方法について下記記事で紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

 

マイヤーレモンの美味しい食べ方

料理やお菓子作りなど、様々なアレンジができるマイヤーレモンのオススメの食べ方について紹介します。期間限定のレモンの品種なので、色々な食べ方を試してみてください。

砂糖漬け・はちみつ漬け

“レモンの砂糖漬け・はちみつ漬け”とは、名前の通りレモンを砂糖や蜂蜜漬けにしたものを指します。作り方は非常に簡単で、薄く輪切りにスライスしたレモンに砂糖をまぶして数日待つだけ!こうすることでレモンから水分がにじみ出て、甘くなったレモンと甘酸っぱいレモンシロップが出来上がります。

手軽にできる上にレモンによる免疫力アップ効果疲労回復効果・美容効果などが期待できるのでオススメですよ。

MEMO

レモンの砂糖漬けは、皮ごと漬けてOKです。皮も蜂蜜に漬けることで柔らかくなり、甘みが染み込んで食べやすくなります。

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レモンシロップ

“レモンシロップ”とは、生のレモンと氷砂糖を漬け込んでレモン果汁を抽出したシロップです。たった2つの材料で簡単に作ることができ、10日〜2週間ほどで完成します。

レモンの酸っぱさが砂糖によってまろやかになり、酸味と甘みのバランスが美味しいレモンシロップは、長期保存できるので大量消費したい時や期限が迫ったレモンの消費にオススメです。炭酸水や水・お湯など好みの飲み物と割って飲むと美味しいです◎

MEMO

レモンシロップの残ったレモンは、細かく刻んでジャムにしたり、ケーキに混ぜたり、ヨーグルトにのせたりして食べることができます。

さつまいものレモン煮

引用:cookpad

“さつまいものレモン煮”は、さつまいもとレモンをあわせて煮た料理です。砂糖とレモンだけで味付けするので素朴な味わいで、さつまいもにマイヤーレモンの程よい酸味が染み込みます。

短時間でさつまいもをしっとり柔らかく仕上げたい場合は、電気圧力鍋を使ってもレモン煮を作ることができます。

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まとめ

この記事をまとめると

  • マイヤーレモンの特徴は、皮がオレンジ色・酸味が少ない・皮ごと食べられる
  • 栄養成分は通常のレモンとほとんど変わらない
  • レモンの皮にはガンを予防磨る働きがある

マイヤーレモンは1〜3月が旬の期間限定品種なので、機会があれば是非食べてみてください。酸味が少ないので食べやすく、アレンジもしやすいですよ!

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