レモンの皮は癌に効能あり?栄養・保存方法・日持ち|皮ごと食べるレシピも

レモンは柑橘類の中でも一番酸っぱいものですが、皮に癌予防効果があることを知っていますか?皮の栄養や保存方法は、どんなものなのでしょうか?今回は、

  • レモンの皮の栄養 / 効能
  • 皮ごと食べる時の注意点
  • レモンの皮の保存方法 / 日持ち
  • レモンを皮ごと食べるレシピ

これらのテーマについて紹介いたします。

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レモンは皮ごと食べても大丈夫!

レモンは果汁と果肉を食べるのが一般的ですが、皮ごと食べることもできます。レモンピールとしてお菓子に使われていたり、皮ごと輪切りにして紅茶に浮かべたり、皮ごと蜂蜜漬けにするなど、レモンの皮には様々な食べ方があります。

レモンの皮には栄養価があるのか、どんな効果が期待できるのかを見ていきましょう。

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レモンの皮の栄養

 レモンの皮の栄養価は果汁の10倍近く にもなり、βカロテン・ビタミンC・カリウム・カルシウムなどを含んでいます。

これ以外にも、免疫力を高める効果が期待できる食物繊維のペクチン・ギ酸・ヘスペリジンといった成分も含まれています。

  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。

レモンの皮の効能

レモンの皮の効能として着目したいのが癌予防です。癌は遺伝的な原因もありますが、普段の食生活によっても発症するリスクが上がるので、レモンを食べることでリスク軽減することができます。

癌予防

レモンの皮には、さっぱりした香りの元である「リモネン」と「サルベストロールQ40」という成分が含まれており、この2つには 癌細胞の生成を抑制する働きがある ことがわかっています。サルベストロールQ40は癌治療や癌予防の薬にも使用されている有効成分です。

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皮ごと食べる時の注意

レモンは皮ごと食べることで癌予防や美肌効果・免疫力アップなど様々な効果を期待することができますが、注意したいのが「レモンの皮に付着した農薬」です。

国内に出回っているレモンの多くは海外からの輸入品で、長距離輸送に耐えるために防腐剤などの薬品が使用されていることがほとんどです。薬品が使用されているからこそ見た目が綺麗なレモンに育つわけですが、皮ごと食べるということは、洗っても落ち切らない農薬も体内に入れていることになります。

レモンの農薬への対処法としては、「無農薬レモンを購入する」か「専用の洗剤を使用して洗う」の2択です。国産レモンは輸入レモンと比べて値段は高いですが、農薬を使用していないものが多いため安全性が高いです。また、農薬を落とすための食品用専用洗剤もあるので、それを利用してみるのも良いかもしれません。

レモンの皮の保存方法と日持ち

レモン果汁だけを先に使った場合でも、皮を保存することで後から食べることができます。レモンの皮の保存方法と日持ちについて確認してみましょう。

皮の保存方法

レモンの皮は、すぐに食べる時は冷蔵数日空く時は冷凍で保存します。冷蔵保存の場合は空気が入らないようしっかりラップで多い、野菜室に入れましょう。

冷凍保存の場合は細かく刻んだり輪切りにし、使いやすいようにしてラップに包んだら密閉袋に入れます。解凍する時は冷蔵庫で自然解凍するか、常温で解凍させましょう。

皮の日持ち

レモンの皮の日持ちですが、冷蔵の場合は3日間、冷凍は1ヶ月が目安です。

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レモンを皮ごと食べるレシピ

レモンを皮ごと美味しく食べるレシピをいくつかご紹介したいと思います。胃がもたれた時や暑い日、さっぱりしたい時など色々なシチュエーションにオススメの人気レモンレシピはこちらです。

ミキサーでジュース

ミキサーを使って皮ごと刻んだレモンをジュースにすれば、飲みやすいレモンジュースになります。レモンだけだと酸味が強すぎるので、りんごジュースやオレンジジュースをベースにしたり、バナナを入れて甘く仕上げるのもオススメです。注意したいのが牛乳で、牛乳を使ったスムージーにレモン汁を加えてしまうと酸性に反応して牛乳が分離してしまうので気をつけましょう。

ジャム

レモンジャムはほどよい甘さでさっぱりとした大人のジャムです。砂糖を入れる量を調整して自分好みの甘さに仕上げてください。ジャム作りではレモン汁を入れることでトロミを出しますが、レモンベースのジャムなのでレモンと砂糖の2つの材料で簡単に作れるのも魅力です。

レモンサワー

レモンサワーは人気のお酒ですが、市販のレモンサワーに更に皮ごとレモンを入れて酸っぱさを強くしても美味しいです。レモンをカットして冷凍しておけば、氷代わりとして使うこともできます。

はちみつ漬け

レモンのはちみつ漬けは優しい味わいで、そのまま食べてもお湯をそそいで飲んでも美味しいレモンドリンクです。寝る前に飲めば香りと味のリラックス効果で眠りにつきやすくなります。

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まとめ

「レモンの皮の効能や食べ方」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • レモンの皮には果汁の10倍近い栄養成分が含まれている!
  • 皮ごと食べる時は農薬に注意!

レモンの皮には果汁以上に豊富な栄養が含まれているというのは意外でしたね。食べ方のバリエーションは豊富なので、色々なレモンアレンジを楽しんでみましょう。

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