チーズには数多くの種類が存在しますが、ブルーチーズとゴルゴンゾーラチーズの違いについて知っていますか?よく似たチーズですが、何が違うのでしょうか?今回は、
- ゴルゴンゾーラとブルーチーズの違い
- 世界三大チーズとは?
- ブルーチーズの種類には何がある?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ゴルゴンゾーラとブルーチーズの違いは?
“ゴルゴンゾーラ”と“ブルーチーズ”はどちらもチーズの種類ですが、両方ともクセが強いのはご存知かと思います。匂いや味も似ていると言われるこれら2つのチーズには、どのような違いがあるのでしょうか?
ゴルゴンゾーラとブルーチーズそれぞれの特徴や食べ方、発祥などについてご紹介します。
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ブルーチーズとは?
特徴
“ブルーチーズ”とは、牛乳または羊乳を原料として作られるチーズの一種で青カビによって熟成されます。使用される青カビはブルーチーズの種類によって異なり、クセのある味と香りが特徴的です。
青カビを使ったチーズの歴史は古く、2000年前のローマ時代の書物にもブルーチーズの記載が残っています。表面ではなく内側に穴を開けてカビを繁殖させる製法で作られます。青カビは空気が必要で、ブルーチーズを切った時の断面には不規則な穴が開いています。
ゴルゴンゾーラとは?
特徴
“ゴルゴンゾーラ”とは、ブルーチーズの一種でイタリアの代表的なチーズです。つまり、ブルーチーズの中にゴルゴンゾーラという種類が存在するのです。
ブルーチーズの中にゴルゴンゾーラという種類がある
ゴルゴンゾーラは『世界三大チーズ』のひとつで、他にフランス産のロックフォール、イギリス産のスティルトンがあります。
どんな味?
ゴルゴンゾーラはブルーチーズの中ではクセが少ない方と言われていますが、独特の香りがあります。塩分が少ないので味は柔らかめですが、腐ったような風味が特徴的です。
製造方法
温めたミルクに乳酸菌を加えた後に凝乳酵素の『レンネット』というものを加え、乳たんぱく質である『カゼイン』が凝固したもの凝乳からホエイ乳清を除去します。これを『カード』と言うのですが、このカードに青カビを加えて熟成さえたものがゴルゴンゾーラです。
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食べ方
ゴルゴンゾーラの本場イタリアでは、そのまま食べることはもちろんのこと、リゾットやパスタに加えて食べられています。イタリアには食前にお酒を飲む『アペリティーボ(aperitivo)』という文化があり、ワインやカクテルなどのお酒と一緒にチーズを食べる習慣もあります。
また、ゴルゴンゾーラはピザの具材としても美味しいチーズです。ゴルゴンゾーラを使ったピザにははちみつをかけるのが定番で、ゴルゴンゾーラの塩気とはちみつの甘みがマッチした大人の味わいです。
ブルーチーズの他の種類は?
ゴルゴンゾーラはブルーチーズの中の一つですが、ブルーチーズには他にどんな種類があるのでしょうか?有名なブルーチーズの種類を、いくつかご紹介します。
スティルトン
スティルトンは、イギリス産でゴルゴンゾーラと並ぶ世界三大チーズの一つです。原材料は牛乳で、表面は茶色みがかっているのが特徴です。青カビの模様は大理石に似ていると言われ、中身はクリーム色をしています。熟成するほど風味が良く、コクと刺激が増えていきます。
ロックフォール
ロックフォールも世界三大チーズの一つで、フランス産のチーズです。原材料は羊乳で、白いチーズ全体に青緑色のカビが広がっています。羊牛の特有な味と、塩気の強さが特徴です。
カンボゾラ
カンボゾラは、ドイツ産で牛乳を原料としたチーズです。カマンベールチーズとゴルゴンゾーラチーズを組み合わせたもので、名前もその2つのチーズにちなんでいます。表面はカマンベールチーズのように白く、中に青カビが広がっています。食感はクリーミーで、塩気はあまり強くなく、程よい青カビの風味が特徴です。
ブルー・デ・コース
ブルー・デ・コースはロックフォールに似ているチーズで、牛乳を原料としています。フランス南部が原産地で、強目の青カビに黄色いベースが特徴です。
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まとめ
この記事をまとめると
- ブルーチーズは青カビを繁殖させ熟成させたチーズの種類
- ゴルゴンゾーラはブルーチーズのうちの一つ
- 世界三大チーズは、ゴルゴンゾーラ、ロックフォール、スティルトン
ブルーチーズとゴルゴンゾーラはよく似ていますが、それはゴルゴンゾーラチーズがブルーチーズに属しているためでした。クセは強いですが、特有の香りや味がクセになるので、機会があれば食べてみてください。
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