カキフライって美味しいですよね。外はサクサク、中はプリっと、クリーミーでコクのある旨みを堪能できるカキフライ。食べたいけどわざわざ外に食べに行くのは面倒…、そんな時ってありますよね。
そんな時に便利なのが冷凍のカキフライです。そのまま揚げたり、電子レンジで解凍するだけでカキフライが食べられちゃいます。そんな便利な冷凍カキフライですが、普通のカキフライと同様に食中毒になるリスクはあるのでしょうか?気になりますよね。そこで今回は、
- 冷凍のカキフライでも食中毒のリスクはある?
- カキフライで食中毒になる原因はなに?
- カキで食中毒にならないためにはどうする?
これらのことについて紹介していきたいと思います。是非、最後まで読んでいってくださいね。
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目次
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冷凍のカキフライでもあたることはある?
結論から言うと、冷凍のカキフライでもあたることはあります。1度冷凍されているし大丈夫そう!そんなふうに考えていた人は要注意です。なぜ冷凍されていたカキフライでもあたってしまうのでしょうか?
ノロウイルスは冷凍では死滅しない
カキであたってしまい食中毒を引き起こす原因のほとんどがノロウイルスと言われています。ノロウイルスは低温に強く、温度が低ければ低いほど長く生存します。
そのため、カキを冷凍したとしてもノロウィルスを死滅させることはできず、冷凍されていないカキフライと同様に食中毒になるリスクがあります。
加熱不十分だった場合当たる可能性がある
カキフライを食べてあたってしまう原因としてよくあげられるのが加熱不足です。ノロウイルスは熱にも強いため、しっかりと中まで火を通さないと死滅させることができません。
カキフライを食べる際には、中までよく火が通っているか注意して食べるようにしましょう。
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ノロウイルスの特徴
ノロウイルスによる食中毒はとてもつらいことで有名です。あまりのつらさにトラウマになってしまう人もいる程です。
そんな恐ろしい食中毒を引き起こすノロウイルスとはどんなウイルスなのでしょうか?ノロウイルスについて詳しく見ていきましょう。
どんなところで繁殖する?
ノロウイルスは人の腸内でのみ繁殖することができるようです。
そうして増殖したノロウイルスを含んだ便が下水処理場に流れていき、塩素処理をされて放流されるのですが、下水を処理する塩素濃度では消毒してもノロウイルスを死滅させることができません。
その後、放流された水に含まれるノロウイルスをカキがプランクトンなどと一緒に摂取し、体内に溜め込みます。そのカキを人間が食べてまた感染してしまうということが繰り返されています。
いつが一番多くなる?
ノロウイルスは常温よりも低温を好むウイルスです。そのため、常温だと約10日程しか生存できませんが、10°C以下だと約1ヶ月程生存することができます。
また、乾燥にも強いため1年の中で冬がノロウイルスにとって最も生存するのに適した環境となっており、冬にノロウイルスによる食中毒が流行する原因となっています。
どんな処理をすれば死滅する?
ノロウイルスを死滅させるには高温での加熱が有効だといわれています。具体的には85°C~90°Cで90秒以上の加熱を行ってください。
ノロウイルスは熱にも強いため加熱が不十分だと完全に死滅させることができません。しっかりと中まで火が通っているか注意してください。
ノロウイルスによる食中毒
ノロウイルスの潜伏期間はおよそ2日程といわれています。症状として吐き気・嘔吐・下痢・腹痛・発熱などが数日間続きます。下痢や嘔吐が繰り返されるため、脱水症状に注意してしっかりと水分をするようにしましょう。
また、症状が回復したとしてもノロウイルスは体内に2週間程度残り続け、排出される便にはノロウイルスが含まれるため、そこからの2次感染にも注意が必要です。
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カキによる食中毒を防ぐために
カキはとても美味しい食べ物ですが、食中毒になってしまうリスクが他の食べ物と比べてかなり高い食べ物です。ですので、しっかりと対策をして食中毒になるリスクを減らしましょう。
衛生管理を徹底しよう
自宅でカキを調理する場合は衛生管理の徹底がとても大切です。カキの鮮度の確認はもちろん、カキを調理する際に使った調理器具などはしっかりと熱湯で煮沸消毒を行ってください。
また、カキを触った手で無闇に色々なところを触らないよう気をつけてください。こまめに石鹸などを使い洗い流すことを心掛けましょう。
加熱用と生食用をしっかり確認しよう
加熱用と生食用の違いは実は鮮度ではなく、海域の違いだということは知っていましたか?保健所の指定した海域で収穫されたカキは生食用、それ以外の海域で収穫されたカキは加熱用として売られています。
うっかり加熱用のカキを生で食べてしまうととんでもないことになってしまうので注意しましょう。
完全にリスクをゼロにすることはできないと知っておこう
残念ながら生食用として売られていたカキだとしても、絶対に食中毒にならないとは言えません。
生食用のカキは保健所の指定した安全な海域で収穫されたカキで、出荷する前に断食の状態にしてノロウイルスを排出させます。
それでも完璧に排出させきることはできず、ノロウイルスに汚染されたカキが生食用の中に紛れ込んでしまうことがあるようです。
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まとめ
いかがだったでしょうか?今回は、なぜ冷凍のカキフライでもあたってしまうのか、また、ノロウイルスの特徴や対処法について紹介させていただきました。
この記事をまとめると
- 冷凍のカキフライでもあたることはある
- ノロウイルスは冷凍しても死滅させることはできない
- ノロウイルスを死滅させるには85°C以上で90秒以上加熱
カキを食べる上で食中毒になってしまう可能性をゼロにすることは、残念ながらできません。どうしても食中毒になりたくない人はよく火を通して食べましょう。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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