山芋は下痢になる?消化に悪い?山芋を食べるとお腹が張る原因は?

山芋はすり下ろしてとろろにしたり、フライパンで焼いてステーキにしたり、色々な食べ方がたくさんありますよね。また山芋は栄養を豊富に含んでおり、美容や健康に良いと言われています。そんな山芋ですが、人によっては下痢になった、お腹が張る!などの症状が現れます。今回はなぜ山芋を食べると下痢やお腹が張ってしまうのかという内容を中心に解説します。

今回の記事の内容はこちら。

  • 山芋は下痢になる?
  • 山芋アレルギーの症状は?
  • 一日当たりの適量は?
  • 山芋の栄養素は?

 

山芋の正しい知識を身につけて、美味しく安全に食べてくださいね。

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山芋は下痢になる?

山芋を食べて下痢になる場合があります。その原因は、後天性アレルギーや食物繊維に多くあると言われています。詳しく説明します。

後天性アレルギー

山芋を食べて下痢になった場合、アレルギーが原因の可能性があります。山芋には「アセチルコリン」という成分が入っており、それによりアレルギーを発症し、下痢につながる場合があります。山芋をすり下ろしたときに、手がかゆくなるという症状もアレルギーの可能性があります。

後天性アレルギーとは?

今まで食べたり・触れていたりしてもアレルギー反応が出ていなかったものが、

大人になって突然アレルゲンとなり、発症すること。

主な原因は「同じものを食べ続ける」と言われている。

症状は他のアレルギーと同じように皮膚のかゆみ、くしゃみ、鼻水、呼吸困難などが挙げられる。

食物繊維

その他の下痢の原因としては、「食物繊維」が挙げられます。山芋は100gあたり2gの食物繊維を含んでいます。また山芋に含まれている食物繊維は「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類です。

水溶性食物繊維には、便を柔らかくする効果がありますが、今まで食物繊維をあまりとっていなかった人や、お腹が弱い人がたくさん摂取すると、便が柔らかくなりすぎてしまい、下痢になる可能性があります。

山芋アレルギーの症状は?

アレルギー

先ほど少し説明した山芋アレルギーについてご説明します。食物アレルギーは大人になってから急に発症する場合があります。山芋を食べた後、次にご説明するような症状があった場合は、アレルギーを疑ってください。

症状

山芋アレルギーの主な症状はこちらです。

・紅斑(皮膚の赤身)

・蕁麻疹

・嘔吐

・下痢

・呼吸困難

またアレルギーと混同しやすいのが、山芋を触ったり、食べたりしたときに現れる「かゆみ」です。かゆみだけ症状として出ているのであれば山芋の含まれている「シュウ酸カルシウム」が影響している可能性が高いです。シュウ酸カルシウムは針のような形をしており、山芋をすり下ろしたり、食べたりする際に皮膚に突き刺さることでかゆみを誘発します。

対処法

アレルギーを避けるための対処法は山芋を食べないことが一番です。山芋を加熱することでアレルギーの発症を抑えることができるという事例もありますが、個人差があるので注意してください。

また、アレルギーとは違った「シュウ酸カルシウム」によるかゆみが発症した場合は

・酢水で洗い流す

・レモン水で洗い流す

・お湯で洗い流す

のいずれかの方法で手や口に付着したシュウ酸カルシウムを洗い流しましょう。またかゆくならないようにするための事前対策はこちらです。

・皮を集めに剥く

かゆみ成分は皮の周りに多く含まれているため、皮を厚く向くことで皮の裏側のかゆみ成分に触れることを防げるため

・冷凍してから調理する

冷凍することで「シュウ酸カルシウム」の棘がなくなるため、かゆみを発症しづらくなります。

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一日当たりの適量は?

それでは山芋は1日にどれくらいの量をとればよいのでしょうか?詳しく説明します!

適量

山芋の1日の適量は100gです。小鉢1杯程度で100gになるので、目安にしてください。食べ過ぎると下痢などにもなってしまう可能性があるため適量を守るようにしましょう。

効果的に食べるには?

山芋を効果的に食べるには「生」がおすすめです。山芋に豊富に含まれている栄養素は加熱することで、消化酵素が弱くなってしまいます。生のまま食べるときはすり下ろしてとろろにしたり、千切りにしてサラダにしたりすることで美味しく山芋を食べることができますよ!

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山芋の栄養素は?

最後に山芋の栄養素をご紹介します。

山芋の主な成分・栄養素

・ビタミン

・ミネラル

・食物繊維

・酵素

・ムチン

山芋は昔から漢方薬でも使用されており、とても栄養価が高い食材です。今回はその中からビタミンと、ミネラルについて詳しくご紹介します!

ビタミン

山芋にはビタミンB1,ビタミンB6,ビタミンCが多く含まれています。

ビタミンB1

皮膚や粘膜の健康維持を助け、疲労回復の効果がある。

ビタミンB6

アミノ酸の代謝を助ける。

ビタミンC

抗酸化作用あり。ストレスや風邪に対する抵抗力を高める。

ミネラル

山芋には亜鉛や、カリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。亜鉛は、免疫力の向上、抗酸化作用、髪や肌の健康の維持、カリウムは高血圧の予防、むくみ解消、などの効果があります。

まとめ

以上、山芋について解説しました。

この記事をまとめると

  • 山芋は食物繊維が豊富なため食べ過ぎると、下痢になる。
  • また山芋アレルギーを発症すると、下痢の他に蕁麻疹、嘔吐、呼吸困難になる場合がある。
  • 1日の適量は100g程度
  • 山芋はビタミンやミネラルが豊富で、健康・美容に良い食材の1つ

是非この記事を参考に指定、栄養価が高い山芋を美味しく、安全に食べてください!

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