ピンクに変色したたけのこは食べられる?食べられないのはどんな状態?

みなさんは、使いかけのたけのこを変色させてしまった経験はありますか?春に旬を迎えるたけのこは、生の状態で保存すると保存状態によりピンクや紫色に変色してしまいます。一体何が原因なのでしょうか?

私はこの前の春、たけのこ掘りをした友人にたけのこを3本ももらったのですが、宅急便で到着したその日には既に色が紫色に変色していました。涙

今回は、ピンク色などに変色したたけのこの原因や食べても良いのか、食べてはいけないたけのこの状態などについてご紹介します。

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たけのこが変色する原因

本来ならばベージュのような色をしたたけのこですが、どんな成分が働くことによって変色してしまうのでしょうか?

ピンク色以外にも変色する可能性があるので、たけのこに含まれる色素成分を3種類ピックアップしてみました。それぞれどんな成分でどのような効果があるのか見てみましょう。

クロロフィル

1つめはクロロフィルです。あまり聞きなれない言葉ですが、野菜や海藻に含まれる葉緑色素です。体の不要な物質を排出してくれる働きがあるので、おなかをスッキリさせたい時に重宝する成分となっています。

たけのこが成長すると竹になりますが、クロロフィルが生成されることであのような色になるのです。

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カルテノイド

2つめはカルテノイドで、動植物が持つ黄色・オレンジ色・赤色の天然色素です。カルテノイドは様々な食材に含まれており、にんじんやトマト、卵までもカルテノイドの色素が影響しているのです。

特徴として強力な抗酸化力を持ち、活性酸素を除去する力があるので、生活習慣病の予防やアンチエイジングにも効果的な成分です。

たけのこはオレンジ系の色はしていませんが、このカルテノイドが含まれているため、空気に触れることで変色するのです。

アントシアニン

3つめはアントシアニンです。アントシアニンはポリフェノールの一種で、ブルーベリーやナス、紫芋など紫色をした食材に含まれている天然色素です。

植物が紫外線から自分の身を守るために出す成分ですが、人にとっては目の働きを高める効果や眼精疲労を予防する効果のある良い成分でもあり、現在では目のためのサプリにもなっています。たけのこに含まれるアントシアニンは、空気に触れることで変色したのだと考えられます。アントシアニン系の色に変色させないためには、水に浸けたり密閉して保存することが大切になります。

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変色だけなら食べられる

色が変わってしまったたけのこは、腐敗しているとは限りません。変化したことが色のみでしたら問題なく食べることができます。

たけのこは1本がとても大きいので、一度に全て食べるのはなかなか難しいですよね。使いかけで置いておくと変色する可能性が上がってしまいますので、できるだけ早く消費するのがベストです。

気になる場合は取り除いて食べよう

変色だけであれば食べる上で何の問題もありませんが、色が変わった部分を食べるのはちょっと…と抵抗がある方は、変色箇所を切り落として食べましょう。

空気と触れることで発生したカルテノイドやアントシアニンの色素成分ですので体に害はありません。りんごやバナナを切ったまま置いておくと徐々に茶色くなっていきますよね。これと同じ原理なので心配はいらないのです。

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青色の変色はカビの可能性も

変色に問題はないとお話しましたが、色が「青色」の場合はちょっとストップです!もしかするとカビである可能性があります

たけのこの腐敗ではない変色は、ピンクや紫、そして黒っぽい色なのですが、青色に変色するような色素成分が含まれていませんのでカビかもしれません。特にたけのこの表面に塊になっている場合は注意しましょう。

腐っていて食べられない状態

たけのこの変色についてお話しましたが、ここでは本当に腐ってしまったたけのこの特徴についてご紹介したいと思います。気をつける見極めポイントは主に3つです。

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ぬめりがあるもの

1つめは「ぬめりがあるもの」です。どんな食材でも傷んだ時に見られる傷みポイントの一つです。

ヌメリが発生する原因は、雑菌やカビ、バクテリアが関係しています。ヌメリの中にはこのような体に悪い細菌が含まれていますので食べてはいけません!

細菌たちは高音多湿を好むので、そのような条件が揃っている場所で保管していると一気にヌメリが発生してしまいます。

悪臭がするもの

2つめは「悪臭」です。食材を腐らせてしまったことがある方なら一度は経験したことがあるかと思います。

すっぱい臭いや気持ち悪い臭いがした場合、腐敗がすすんでしまっている証拠ですので食べないようにしましょう。目で変色を確かめ、鼻で臭いを確かめるようにしてください。

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青カビの生えたもの

3つめは先ほどもご紹介した「青カビ」です。変色は基本的にピンクや紫、黒なので、青に変色している場合はカビである可能性が大です。

かたまっていることもありますので、たけのこを使う際はよく目を凝らしてカビがないかチェックしましょう。

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まとめ

たけのこの変色の原因や腐ってしまったたけのこの状態についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

たけのこは水煮などの加熱済みのものなら日持ちしますが、生のフレッシュなものでは傷みが早いものです。特に水に浸けずそのまま保存した時に変色がみられます。水に入れておくことで空気に触れないのでオススメの保存方法ですよ。

もちろんできるだけ早く消費することが鮮度も良く美味しいたけのこを食べるベストな方法ですので、早めに使い切るようにしましょう。

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