「生のたけのこ」を調理してみたら、なんだかジャキジャキとした食感であまり柔らかくならなかったことはありませんか?
便利な水煮などの加熱済みたけのこは既に柔らかくて便利ですが、自分で生の状態から美味しく火を通すのは少し難しいものです。
私も以前生たけのこをもらった際、茹でた後焼いたりして調理したのですが、どうも柔らかくならず激しい食感をしていました。一体どうすればよかったのでしょうか?
今回は、そんな硬いたけのこを市販品のように柔らかくする裏ワザについてご紹介したいと思います。
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目次
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たけのこは冷凍で柔らかくなる
大きくなると立派な竹になるたけのこは元々かなり硬いものです。そんな時、あえて一度冷凍することで柔らかくすることができます。
ジャキジャキとした食感の正体は、たけのこに含まれている食物繊維です。食物繊維は腸内環境を良くする栄養として知られていますが、その名の通り「繊維」なので非常に歯ごたえがあります。これをあえて冷凍することにより食物繊維が破壊され、料理に使った時には柔らかくなっているというわけです。そしてたけのこを冷凍するにはメリットが他にもあります。
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味も染みやすくなる
冷凍することによって食物繊維が壊れると、その壊れた組織の隙間から味が染み込みやすくなります。たけのこは煮物など様々な料理にアレンジできますが、味がよく染み込んで便利なのは煮物ですよね。お正月の時期は特にたけのこを煮物料理に使うかと思いますので、是非冷凍ワザを試してみてください。
保存にも便利
また、シンプルに保存するのが便利というメリットもあります。使いかけのたけのこは空気に触れることで変色しやすくなってしまいます。この変色は、たけのこが持つ天然色素によるものなので食べられなくなってしまうことはありませんが、綺麗な状態で保存しておくことに越したことはないですよね。たけのこを冷凍することで約1ヶ月日持ちし、下処理しカットしておけば使いたい時にすぐ使うことができるのでとても便利です。
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冷凍する前の下処理方法
では、たけのこを冷凍する前にしておいた方が良い3つの下処理ポイントについてご紹介したいと思います。これらをしておくことで味もアップし、使いやすくもなりますので必ず行ってみてください。
しっかりアク抜きをする
まずはしっかりとアク抜きをしましょう。基本的にたけのこはアクが強く、そのままでは到底食べられないほどです。アクはえぐみの原因となり美味しくありません。
アク抜きをしてもまだえぐみがあることもあるほどですので、しっかりと処理します。そこで役立つのが「ヌカ」です。ぬか漬けに使われているあのヌカで、たけのこのアク抜きのサポートアイテムです。
鍋にカットしたたけのことたっぷりの水を入れたら、そこにヌカと鷹の爪を一つ投入して沸かします。そして柔らかくまで煮るのです。
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ヌカ抜きをする
しっかり煮て柔らかくなった後は流水でよく流します。たけのこの断面は層のようになっているので、中にこびりついたヌカをよく落としましょう。
そしてまたひと手間なのですが、たけのこを穂先と根元に切り分けたら、再び鍋に入れて煮立たせます。こうすることで流水だけでは落としきれないヌカをしっかりと落とすことができるので必要な工程なのです。
バットに並べて冷凍
ヌカ抜きが終わったら水気を切って、解答しやすいようにバットに並べて冷凍すれば完成です!アク抜きに手間がかかるものの、たけのこのアクは特に強く、残ったままだとえぐみが酷く美味しく食べられませんので大事な作業です。
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固い部分は料理に生かして
万が一硬いたけのこを食べる時には、硬さを活かした料理にしてしまいましょう!特にたけのこの根っこに近い下の部分は元々すごく硬いので、下処理をしても硬さが気になる可能性もあります。そんな硬めのたけのこに合う料理はこちらです!
自家製メンマ
ラーメン屋さんに行くと上にのっているメンマは、家庭でも作ることができます。醤油やだし汁、みりん、ごま油などで炒め煮することでできあがります。
メンマはお酒のお供にもぴったりなので大人向けのちょっとした副菜として重宝します。
炒め物
硬いたけのこには炒め物にも向いています。煮物は柔らかいことが大前提ですが、炒め物はシャキシャキとした食感で食べるものですよね。せっかくなので他の野菜と合わせて炒め物にアレンジし、硬いたけのこも美味しく食べてしまいましょう。
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まとめ
たけのこを柔らかくする裏ワザについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?一度冷凍することで組織が壊れ、味もしみ込みやすくなるといった第二のメリットもありました。
アク抜きの下処理はしっかりやろうとすると手間がかかりますが、普通のお湯でアク抜きするよりもずっとアクが抜けて美味しくなりますので是非試してみてください。
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