本紅丸カブの特徴・旬の時期まとめ|根の皮から葉茎まで全体がきれいな紅色に染まる色付きカブ

ここ最近、家庭菜園がブームになっているのを皆さんご存知ですか?都心在住でも・自宅に大きな畑が無くても家庭菜園を始められる「シェア畑」というサービスも登場するほどで、内容によってはプロの農園者のサポートも受けられるので初心者にも安心して始められると注目されています。

子育てされているご家庭などでは「食育」の一環として自宅で簡単に取り組めるプランター栽培も人気で、毎日の食事で食べられている「野菜」への関心も高まりつつあります。

また現在大ヒット中の「あつまれどうぶつの森」のゲーム内でも、カブ栽培を熱心にされている方はいらっしゃるのではないでしょうか?今回は家庭菜園やゲームでも大人気、冬の代表的な野菜の1つカブの中から美しい赤色が特徴的な本紅丸かぶについて詳しく見ていきましょう。

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本紅丸かぶってどんなかぶ? 

読み方 ほんべにまるかぶ
旬の時期 10月頃~1月頃と5月頃
主な生産地 家庭菜園
種類 赤カブ

読み方

本紅丸(ほんべにまる)かぶと読みます。名前にある本紅とは真っ赤な色を意味し、丸い形なことから本紅丸かぶと呼ばれています。春と秋の種蒔きができるとされていて、適切な間引きを行う事で簡単に生育しやすいことから初心者の家庭菜園にも選ばれている赤カブの1つです。

特徴(サイズ、味、形状など)

本紅丸かぶは、直径が約10cm程度の偏円形をしていて表皮から葉部分・茎部分まで鮮やかな赤色が特徴的です。表皮はなめらかな触り心地で、中身は白色をしています。肉質は緻密で甘みがあり、酢漬け・塩漬けにすると全体が綺麗な赤色に漬かるため見た目にも美味しい赤カブです。

この赤色はカブに含まれているポリフェノールの1種であるアントシアニン色素と呼ばれるもので、活性酸素抑制による老化防止効果・動脈硬化などの生活習慣病の予防や改善効果・ダメージを受けやすい細胞膜を保護し眼精疲労の予防や改善効果などに期待できるとされています。

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本紅丸かぶの旬の時期と主な生産地 

ここからは本紅丸かぶの旬の時期と主な生産地について詳しく見ていきます。本紅丸かぶは鮮やかな赤色が魅力の赤カブの1種です。果肉は一般的に白カブに比べて歯ごたえが良いことと、加熱すると柔らかくなりますが鮮やかな赤色を活かすことができないため、主にお漬物やサラダにして食べられることが多いですよ。

旬の時期はいつ?

本紅丸かぶの旬は、10月頃~1月頃と5月頃の2回とされています。本紅丸かぶは基本的に春と秋に種蒔きすることの出来る品種なので、旬は2回あります。本紅丸かぶは寒さに強いことから特に秋の種蒔きに適しており、秋の場合は種蒔き後2ヶ月程度で収穫できます。

主な生産地はどこ?

本紅丸かぶは、寒さに強く生育旺盛なので比較的簡単に栽培できると家庭菜園を中心に選ばれています。間引きを丁寧に行うことと暑い時期の栽培を避けることで、プランター栽培もできると人気の赤カブです。

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本紅丸かぶの価格相場ってどのくらい?

ここからは本紅丸かぶのカブ価について詳しく見ていきます。日本には約80種類ほどのカブの品種が栽培されているとされていて、その中でも赤色のカブはアントシアニンと呼ばれる強い抗酸化作用があり、活性酵素を抑制する効果があると言われています。

昼夜の寒暖差がある地域で育つと、このアントシアニンが増えてより濃い赤色になるとも言われています。栄養価の高さはもちろん、見た目にも美しい本紅丸かぶは人気の品種の1つです。

スーパーだと

本紅丸かぶは主に家庭菜園用に選ばれている品種なため、スーパーで頻繁に見かけることはないカブと言えるでしょう。そのため、食べてみたい方はご自身で家庭菜園されてみるか旬の時期の道の駅・野菜マルシェ・農家さん直売店などで見つけられる可能性がある程度と言えそうです。

ネット通販だと

本紅丸かぶは一般的に家庭菜園用に選ばれている品種なため、種は多く販売されています。1袋約350円~で販されています。家庭菜園用の赤カブの中でも、寒さに強く生育旺盛な品種なため初心者にも選ばれていますよ。栽培の際は、適切な間引きを必ず行うことと早蒔きを避けるようにしましょう。

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かぶの主な栄養成分と期待できる6つの効果

根の部分だけではなく、葉も美味しく食べることができるかぶ。ただ後で調理しようと置いておいたら葉っぱがしなびてしまって使い物にならない、なんて勿体ないことにならいないようにきちんと保存しておきたいですよね。
かぶを美味しく食べられる保存方法と冷蔵・冷凍・常温の3種類の目安期間をお伝えしていきます。

かぶの主な栄養成分表(100g当たり)

エネルギー 20kcal
水分 93.9g
たんぱく質 0.7g
炭水化物 4.6g
灰分 0.6g
ナトリウム 5mg
カリウム 280mg
カルシウム 24mg
リン 28mg
0.3mg
亜鉛 0.1mg
ビタミンB1 0.03mg
ビタミンB2 0.03mg
ビタミンC 19mg
食物繊維総量 1.5g

食品成分表(可食部 100gあたり)

かぶの主な栄養素:根部分

  • ビタミンC:抗酸化作用があり、ビタミンEと協力して有害な活性酸素から体を守る働きがあります。また、コラーゲンの合成には必須で、鉄分やカルシウムなどのミネラル吸収を高める効果もあります。水溶性のため、汁物にすると効率よく摂ることができます。
  • 分解酵素アミラーゼ(ジアスターゼ):体が栄養を十分に吸収するために食べた物を消化する働きをする消化酵素の1つです。特に、炭水化物の1つであるデンプンの消化を行う働きをします。
  • イソチオシアネート:口にした時に感じる辛みのもとで、消化機能を高める働きがあります。殺菌作用があるので、発がん物質の毒性を解毒して排出するとも言われています。免疫力を高める効果もあります。

かぶの主な栄養素:葉

  • β-カロテン人間の体の酸化を防ぐ抗酸化作用が強く、免疫力を高めます。またビタミンAが足りない時には変換されることでビタミンAの働きも担います
  • カリウムナトリウムとともに、神経刺激の伝達や心臓機能や筋肉機能の調節、酵素反応の調節などの働きをします。必須ミネラルの1つで、体内にある余分な塩分を体外に排出する効果があります。
  • カルシウム:骨や歯などを作るだけでなく、筋肉収縮のコントロールや神経興奮の抑制、血液凝固作用の促進効果があります。
  • ビタミンB1ブドウ糖をエネルギーに変換する際に、必要な栄養素で疲労回復効果が高いです。
  • 葉酸「造血のビタミン」とも呼ばれ、ビタミンB12とともに血液の赤血球生産を助けたり、細胞の生まれ変わりに関わる働きがあります。特に胎児・乳幼児期・成長期の子どもの発育に必要不可欠な成分であるとされています。
  • 人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
  • ビタミンE強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあります。

 カブを食べて期待できる6つの効果・効能

実際にかぶを食べるとどのような効果が期待できるのでしょうか。代表的なものをまとめてみました。

  1. 高血圧の予防
  2. 便秘の予防・改善
  3. 老化の抑制
  4. 貧血の予防・改善
  5. 骨粗鬆症予防
  6. 抗がん作用

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かぶの保存方法|冷蔵・冷凍・常温の保存期間の目安

根の部分だけではなく、葉も美味しく食べることができるかぶ。ただ後で調理しようと置いておいたら葉っぱがしなびてしまって使い物にならない、なんて勿体ないことにならいないようにきちんと保存しておきたいですよね。

かぶは腐るとどうなる?どこまで食べられる?

かぶを見極める上で大切なポイントはコチラです。腐っているのかセーフなのか、臭いや見た目・感触などをよくチェックしてみてくださいね。

このかぶ腐ってる?見分け方

食べても大丈夫な状態

  1. 触感:多少柔らかくなっている程度であればOK
  2. 見た目:少しだけ萎んでいる程度ならOK

腐っているので食べるとダメな状態

  1. 臭いで判断:腐った臭いがする
  2. 見た目で判断:茶色・黒・青色に変色している
  3. 感触で判断:ぶよぶよして柔らかくなっている

カブの保存期間の目安を解説

かぶを美味しく食べられる保存方法と冷蔵・冷凍・常温の3種類の目安期間をお伝えしていきます。

  • 冷蔵での保存期間の目安:根は1週間、葉は2〜3日間
  • 冷凍での保存方法の目安:1ヶ月
  • 常温での保存方法の目安:1ヶ月

もちろん保存期間は、あくまでも目安になるのでできるだけ早く食べると美味しいです。上手に保存して根の部分も葉の部分も美味しくいただきましょう。

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おすすめの食べ方

本紅丸かぶは、肉質が緻密で甘みがあること・赤カブ特有のとても良い香りがすることから酢漬け・塩漬けにして食べられることが多いです。本紅丸かぶの中身は白色をしているのですが、漬けることで全体が美しい赤色に染まります。この赤色は、赤カブに多く含まれているポリフェノールの1種・アントシアニンの色素の色です。

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当サイトのかぶの人気コンテンツを4つまとめました。是非色々見ていってくださいね(^^♪
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まとめ

ここまで本紅丸かぶについて詳しく見ていきました。本紅丸かぶは、近年流行中の家庭菜園に選ばれている赤カブの1種で寒さに強く生育旺盛な品種なことから初心者にも多く選ばれています。本紅丸かぶは、直径が約10cm程度の偏円形をしており根部分・葉部分・茎部分まで鮮やかな赤色が特徴的です。

中身は白色をしており、肉質は緻密で甘さがあることから、酢漬けや塩漬けにして食べられる事が多いです。特にお漬物にした際は、カブに含まれているポリフェノールの1種であるアントシアニンの効果で全体的に鮮やかな赤色に染まり、見た目も華やかになり美味しく頂けます。

本紅丸かぶは、秋蒔きと春蒔きができることから10月頃~1月頃と5月頃の2回が旬です。適切な間引きを行うことと、早蒔きを避けることでプランター栽培も可能なため、家庭菜園用の種が多く販売されています。表皮の艶っぽい赤色の美しさ・初心者にもできる栽培・お漬物にした際に赤く染まる美しさと美味しさから、人気の品種です。

是非一度、家庭菜園に本紅丸かぶを選んでみてくださいね。

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