皆さん十六ささげと三尺ささげをご存じでしょうか?名前は異なりますが、実は同じ食材で地域によって呼び名が異なるそうです。十六ササゲは食感が柔らかいことから、お浸しにすると美味しいです。
今回はそんな十六ささげ(三尺ささげ)についてこちらの内容でご紹介します!
- 十六ささげとは
- 産地や原産は?
- 三尺ささげとの違いは?
あまり聞きなじみのない食材ですが、日本では江戸時代から栽培されている十六ささげ。栄養も豊富に含まれており、体嬉しい効果もたくさんあります。それでは詳しく説明していきます!ぜひ最後までお読みください。
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目次
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十六ささげとは
十六ささげはアフリカが原産のマメ科の食材で、見た目はさやいんげんに似ています。ちなみに十六ささげは漢字で十六大角豆と表記されます。
<十六ササゲの主な栄養素>
主な栄養素 | 100gあたりの栄養価 |
タンパク質 | 2.5g |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 4.8g |
食物繊維 | 4.2g |
β-カロテン | 1100㎍ |
ビタミンB1 | 0.08mg |
ビタミンB2 | 0.07mg |
ナイアシン(B3) | 0.7mg |
パントテン酸(B5) | 0.43mg |
ビタミンB6 | 0.11mg |
ビタミンB12 | 0 |
葉酸 | 150㎍ |
ビタミンC | 25mg |
ビタミンE | 0.5mg |
ビタミンK | 160㎍ |
カルシウム | 28mg |
リン | 48mg |
鉄分 | 0.5mg |
マグネシウム | 36mg |
マンガン | 0.66mg |
カリウム | 250mg |
(参照:五訂日本食品標準成分表)
十六ササゲは栄養が豊富な野菜で、タンパク質、ビタミン、ミネラル、β-カロテンなどが豊富に含まれています。(β-カロテンは豆類の中でも特に十六ササゲに多く含まれています!)また食物繊維も豊富で便秘解消にも効果がありますよ♪
ささげの亜種
十六ササゲはササゲの亜種に分類されます。ササゲとはマメ科ササゲ属に分類される野菜です。ササゲと聞くと聞きなじみがないですが、赤飯に入っている豆に使われているため皆さんも一度は食べたことがあるかと思います。また亜種とは簡単に説明すると、ほとんど同じ種だが、微妙に性質が異なるものを指します。そのため十六ササゲとササゲの品種の1つと言えます。
サヤが長く柔らかい
十六ササゲの特徴はサヤが長くて柔らかい点です。十六ササゲは約40~70cm程度で、さやいんげんは15cm程度なので非常にサヤが長いことが分かります。また食感が非常に柔らかいので、簡単に茹でて味付けをしてそのまま食べても美味しい食材です。
名前の由来
十六ササゲの名前の由来は、さやの中の豆が16個あることからその名前がついています。豆は熟すと赤褐色になり、赤飯などに利用されます。十六ササゲは愛知県の伝統野菜と知られております。
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産地や原産は?
十六ササゲの産地や原産はどこなのでしょうか?詳しく説明します。
アフリカが原産
ササゲの原産国はアフリカと言われており、現在では南アジア、東南アジア、中国などで栽培されています。
愛知と岐阜が主な産地
日本での主な産地は愛知、岐阜。その他、沖縄でも生産されています。収穫時期は7~8月頃で、お浸しや胡麻和え、煮物などに利用されます。
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三尺ささげとの違いは?
十六ササゲとよく混同される、三尺ささげですがどのような違いがあるのでしょうか?詳しく説明していきます。
種類は同じ
実は十六ササゲと三尺ササゲは同じもので、品種が異なるだけです。国内で生産されているささげの種類は十六ササゲと三尺ササゲ以外に、金時ササゲ、ブラックアイ、宮古島黒子豆などがあります。
地方によって呼び名が違う
地域に十六ササゲや三尺ササゲなど呼び名が異なるとも言われています。おそらくですが、1尺は30.3cmなのでサヤが長いということから三尺ササゲと名付けられたのでしょう。(3尺だと90cmにもなりますが!実際は約40~70cm程度です♪)
まとめ
以上、十六ササゲと三尺ササゲの違いについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 十六ササゲとはアフリカ原産のマメ科の野菜で、見た目がさやいんげんに似ている
- 十六ササゲはササゲの一種で地域によっては三尺ササゲと呼ぶこともある
- 十六ササゲの名前の由来は、さやの中の豆が16個入っていることから
- 日本での主な産地は愛知、岐阜、沖縄
- 十六ササゲは食感が柔らかいためお浸しで食べると美味しい
実は呼び名が異なる十六ササゲと三尺ササゲは同じささげで地域によって呼び名が異なるだけでした。ササゲは食感が柔らかいため軽く茹でて味付けをすれば美味しく食べることができますよ。ぜひ食べたことがなかった方はこれをきっかけに食べてみてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました!
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