おせち料理に使われるイメージのあるユリ根は、ホクホクの食感と、ほろ苦さで好んで食べる人も多いでしょう。この記事では、ユリ根の使い方や効能について書いていきます。ぜひ最後までお読みください。
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目次
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ユリ根の苦味の原因は?
ユリ根は、主に北海道で収穫される野菜です。ホコホコした食感が味わえ、茶碗蒸しに入っていると高級感を感じますね。けれど、独特の苦味が気になる人もいます。。ユリ根の苦さの原因をみていきましょう。
毒性は?
ユリ根はユリの花の隣茎(球根)になります。隣茎が重なってできているのが、ユリといわれる所以だそうです。
観賞用のユリの球根は、苦すぎて食べられません。スーパーなどで販売されている、食用のユリ根は食べやすいように品種改良されたものです。食用のユリ根の代表的な品種は「小鬼ゆり」と呼ばれています。
気になる毒性ですが、食用で売られている、ユリ根に毒性はありません。ただし、観賞用のユリの球根は、アクが強くアレルギー反応が出る場合があるので、絶対に食べてはいけません。
観賞用のユリが、あまりにもまずくアレルギー反応が起きるので毒性があると、噂されているのかもしれないですね。
ユリ根の苦味の原因は、アクの強さだといわれています。そのため、加熱時間が長いほうがアクがぬけて苦味がマイルドになるでしょう。茶碗蒸しに入れる時など、一度加熱してから入れると美味しく食べられます。
食べ過ぎたらどうなる?
ユリ根には、グルコマンナンという水溶性の食物繊維が、豊富に含まれています。お腹の弱い人が、1度にたくさん食べると、お腹がゆるんでしまう可能性もあります。食べ過ぎには気をつけましょう。
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ユリ根の下処理の方法
ユリ根の下処理の仕方をご紹介します。簡単なので、チャレンジしてみてくださいね。
洗い方
ユリ根はおがくずに入って販売されていることが多いで
す。外側から一枚づつはいでいき、奥の方のおがくずも取り除いていきましょう。一枚ずつバラバラになったら丁寧に洗います。
切り方
ユリ根は手でもはいでいけますが、根っこのつながっている部分に包丁で切り込みを入れるとはがしやすいでしょう。茶色になっている部分は包丁で取りのぞくと見た目もきれいになります。
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ユリ根の使い方
茶碗蒸しに入っているイメージが強い、ユリ根ですが、調理方法にはどんなものがあるかみていきましょう。
塩茹で
<準備するもの>下処理をしたユリ根・塩、ザル・小鍋・水
<作り方>
- 鍋にユリ根がかぶるくらいの湯をわかし、塩をひとつかみ入れる
- お湯が沸いたら、下処理をしたユリ根を入れる
- 竹串をさして、スッと通ればざるにあげる
ポイント
- ホコホコの食感が美味しいです。お酒のあてにどうでしょうか。ラップに包んで、冷凍保存もできます。
レンジで加熱
下処理をしたユリ根を耐熱皿に並べて、ふわっとラップをかけて、600Wで1分ほど加熱します。
ポイント
- 1枚1枚はいだユリ根は、加熱しすぎると固くなってしまいます。様子を見ながら加熱しましょう。
加熱したユリ根は、冷蔵庫で4、5日保存できます。
冷凍保存は1ヶ月ほど保存できます。でたくさんいただいた時は、加熱してから冷凍保存時しておきましょう。保存しておいて、正月のおせち料理にいれると、新年を迎えるのに華やかな食卓になるでしょう。
ユリ根の保存方法
ユリ根はおがくずに入った状態で販売されることが多いですが、おがくずに入れる理由は、ユリ根同士がぶつかって傷つかないように、乾燥しないようにおがくずに入れているそうです。
おがくずに入った状態は、ユリ根にとって最適な空間なので常温で2〜3週間保存できます。常温での保存もできますが、ユリ根が出回る冬の時期は、室内温度が高くなっています。温度が一定の、冷蔵庫に入れたほうがいいでしょう。
下処理をし、加熱したユリ根は冷蔵保存と冷凍保存が可能です。加熱したユリ根を保存する時は、ラップに包みチャック付きのビニール袋に入れましょう。
冷凍庫に入れるときは、ユリ根同士が重ならないように、ラップに包むと取り出しやすく使いやすいです。
保存方法のポイント
- 丸いままのユリ根はおがくずに入った状態で冷蔵庫に入れると、約1ヶ月保存可能。
- おがくずがない場合は、新聞紙などに包んで冷蔵庫に入れるとよい。
- 冷凍保存する場合は、加熱し重ならないようにラップで包み、ジッパー付きのビニール袋に入れるとよい。
日持ちはどれくらい?
一般的な野菜には、賞味期限が書いていません。ユリ根も野菜なので、賞味期限の表記はついていないことの方が多いでしょう。冷蔵庫で保存すると1ヶ月は保存が可能です。
けれど、買ってきたのを忘れて気がついたら腐っていたなんてこともあるかもしれません。なので、買ってきてからなるべく早く食べてください。
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まとめ
ここまでユリ根のおすすめの使い方や、効能について書いてきました。
この記事をまとめると
- 食用のユリ根に、毒性はない。苦味はアクが強いから感じる。
- ユリ根にはカリウムが多く含まれむくみに作用する。
- 水溶性食物繊維のグルコマンナンを多く含むので、1度に大量に食べるとお腹がゆるくなる可能性がある。
- ユリ根は茹でたり、電子レンジで加熱すると冷凍庫でも保存できる。
いかがでしたか、ユリ根はおせち料理に使われるイメージですが、普段の食卓に取り入れると、献立の幅も広がりますね。加熱すると、冷凍保存ができるので、旬の時期に冷凍しておくのがおすすめです。
茶碗蒸しの中にユリ根が入っていると、料亭のような味わいになり、家にいながら贅沢な気分になるでしょう。この記事があなたのお役に立てれば嬉しいです。
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