ゆで卵で起こるアレルギー症状を解説!大人になってからでもなる?

ゆで卵は小腹が空いたときに気軽に食べることができるし、お弁当に入れると彩りも良くなるので便利ですよね!

そんなゆで卵ですが、卵アレルギーだという方もいます。

ただ、卵アレルギーだという方はほとんどの方が「子どもの頃から」アレルギーだと診断されていますよね。

ここ最近話題になっているのは、「大人になってからなる」と言われている点です。

大人になってからでも卵アレルギーになることはあるのでしょうか?そこで今回は、

  • アレルギーについて
  • 大人になってからでもアレルギーになることはある?
  • どんな症状が出るの?
についてご紹介いたします。

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アレルギーについて

アレルギーの中でも、卵アレルギーは耳にする機会も多く有名ですよね。

卵アレルギーだからケーキやお菓子が食べられないという声はよく聞きます。

そんなアレルギーですが、そもそもアレルギーはどうして起こるのでしょうか?

アレルギーの定義や仕組みについて解説いたします。

アレルギーの定義とは

アレルギーとは、あるもの(卵など)に対して体が過敏に反応する状態のことをいいます。

MEMO
体を守るための防御システムである免疫が関係していると言われています。

免疫は大きく分けると2種類あり、自然免疫と獲得免疫があります。

  • 自然免疫:もともと生き物が持っている免疫
  • 獲得免疫:何らかの刺激を受けて新たにできる免疫

アレルギーについて分かっているのは、獲得免疫の中のIgEという抗体が関係するということです。

卵アレルギーについて

実は、食物アレルギーの約4割が卵アレルギーと言われていることはご存じですか?

それだけ卵アレルギーの方は多いのですね。

典型的なのは、即時型のアレルギーです。

即時型アレルギーの症状
即時型アレルギーの場合、ほとんどが食べて30分以内に症状が出てきます。

遅くても2時間以内と言われており、口から全身に赤くて痒みのある発疹が広がっていきます

症状がひどい場合は、下痢や嘔吐、咳や呼吸困難などの症状が出ることもあります。

アレルギー源となる食品は年代によって異なる

アレルギーの原因となる食品は、年代によって異なると言われております。

0~2歳のランキングを見ると、1位は鶏卵となっており、卵アレルギーが多いことが分かります。

MEMO
18歳以上になると甲殻類が1位となっており、年代別によってアレルギーになりやすい食品は異なるということが分かりますね!

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大人になってからでもアレルギーになることはある?

はてな

食物アレルギーの中でも、卵アレルギーになりやすいのは乳児のときだとご紹介しましたが、大人になってから発症することはないのでしょうか?

ゆで卵で起こるアレルギーについて、さまざまな可能性をご紹介いたします。

大人になって発症する「遅延型フードアレルギー」とは?

実は、大人になってからでも卵アレルギーになる可能性はあると言われています。

注意
その原因は「同じ食べ物ばかり食べていること」なんです。
好きな物や、健康に良いからと、同じ食べ物ばかり食べていると、身体がその食べ物を「異物」だとみなしてしまうんだとか。

その結果、抗体ができてしまいアレルギーを引き起こすのです。

MEMO
特に、卵や乳製品、小麦、豆類、ナッツ類、酵母などは注意が必要です。

遅延型フードアレルギーには「即時型」と「遅延型」がある

遅延型フードアレルギーには、「即時型」と「遅延型」があると言われています。

この2つの違いは下記の通りです。

即時型
一般的に多いフードアレルギーは即時型と言われるもので、アレルギー源である食品を食べてからすぐに症状が発生するので分かりやすいです。

遅延型
遅延型は症状が出るのが遅く、時間から数週間後に症状が出ると言われています。

そのため、診断が難しく、自分がアレルギーであることに気付いていない方も多いんだとか!

週3回以上食べているものや、頻繁に食べているもの、毎日決まって食べているものがある方は気を付けた方がいいかもしれませんね。

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どんな症状が出るの?

症状が出るのが遅く、時間差があるため診断が難しい遅延型アレルギーですが、どんな症状がでるのでしょうか?

症状の特徴について、解説いたします。

即時型の場合

一般的によく見られる即時型アレルギーの場合、下記のような症状が見られます。

  • 口から全身に赤い発疹が広がる
  • 痒みがある
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 呼吸困難
このような症状が出た場合は、分かりやすいですし、食べてすぐに現れる症状なので気付きやすいといえるでしょう。

遅延型の場合

一方、遅延型アレルギーの場合、その症状は一見関係ないような症状が現れるので、なおさら診断が難しくなってしまいます。

症状は下記の通りです。

  • 頭痛
  • 慢性疲労
  • 肩こり
  • めまい
  • 鬱などの精神障害
このように、自覚しにくい症状ばかりですので、気付かない内にアレルギー源となっている食品を食べ続けてしまっており、頭痛が毎日続いているという方もいるようです。

MEMO
卵や乳製品、小麦、豆類、ナッツ類、酵母食品(パンなど)などは、気を付けた方が良いでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

卵アレルギーについて、また遅延型フードアレルギーについてご紹介いたしました。

この記事をまとめると

  • 卵アレルギーは大人になってからでもなる可能性がある
  • アレルギーには即時型と遅延型がある
  • 遅延型アレルギーの症状は、頭痛やめまい、肩こり、慢性疲労など一見関係なさそうな症状が多く自覚しにくい

自覚しづらいのが特徴の遅延型アレルギー。

もし、「なんとなく毎日頭痛がする」「なんとなく倦怠感が続いていて疲れが取れない」など、思い当たる症状がある方は、頻繁に食べているものを控えてみるのもいいかもしれませんね。

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