ゆでそばは冷凍保存可能?まずくなる?オススメの保存方法や栄養を解説

皆さんは茹でた蕎麦を保存したいと思ったことはありませんか?茹で終わった蕎麦がたくさん余ってしまったけど、一度に食べられないと思った場合は冷凍保存を考える人もいると思います。ですが茹でた蕎麦は冷凍保存が可能なのでしょうか?

今回の記事では、

  • ゆでそばは冷凍保存が可能?
  • それぞれの保存方法と保存期間
  • そばの特徴
  • そばの栄養素

これらについて解説していきたいと思います。

スポンサードリンク

茹でたそばは冷凍可能?

まず茹でた蕎麦を冷凍することができるかという疑問についてお答えしたいと思います。結論から言うと茹でた蕎麦は「冷凍はできるもののオススメはしない」です。

これはなぜかと言うと冷凍すると麺が伸びてしまったり食感がかなり悪くなってしまうためです。冷凍することによってそばの中に入っている水分が抜けてしまいますので、どうしても食感が大きく変わってしまいます。

茹でた蕎麦を保存したいのであれば「冷蔵保存」が基本です。

スポンサードリンク

冷蔵保存する方法

茹でて余ってしまったそばを冷蔵保存する方法を解説します。

茹でたそばは麺同士がくっつきやすくなってしまいますので、余った蕎麦をまとめて保存するのではなく、一人前に蕎麦を分けてラップに包んで保存します。ラップに包んだものをまとめて密閉できるジップロックなどの保存袋に入れて空気を抜いてから冷蔵庫に入れるようにしましょう。

このようにすることで「3日」ほど冷蔵保存することができます。この数字でわかる通り茹でた蕎麦は日持ちしない食材ですのでなるべく早く食べきるようにしましょう。

なお冷蔵保存したそばを食べる場合は水洗いしてほぐしてから食べる必要があります。水洗いする場合はほぐすだけで良いので、あまり長時間水にさらさないようにしましょう。水にさらしすぎてしまうとそばが伸びてしまったり食感が悪くなってしまいます。

温めて食べる場合は、水にさらさなくともお湯にそのまま入れてOKです。

冷凍保存する場合

冷凍保存する場合も冷蔵保存と同じように一人前ずつのそばに分けてラップをし、フリーザーバッグなどの冷凍可能な保存袋に入れて冷凍庫に入れます。

冷凍保存することで「1ヶ月」ほど保存することが可能になります。冷凍したそばを食べる場合は冷蔵庫や常温で自然解凍させるか流水で解凍させるようにしましょう。温める場合は解凍せずに凍ったままのそばを鍋に入れてもOKです。

スポンサードリンク

そばってどんな食材?

ここまではそばの保存方法について紹介してきましたが、そもそもそばとはどのような食材なのか、どのような栄養素があるのかについても見ていきましょう。

蕎麦とは 

そば(蕎麦)とは、穀物のソバの実を原料とする「蕎麦粉」を用いて加工した麺類です。そばの歴史は古く、なんとソバの実の栽培が始まったのは縄文時代だという調査結果があります。

今私たちが食べているようなそばの形状に近づいたのは江戸時代です。その頃、麺状のそばよりも前から食べられていた「そばがき」と区別するために、「そば切り」と呼ばれていたそうです。そばは昔から私たち日本人の食生活を支えてきたのですね。

そばはどうやって作られる?

そば屋でそばの粉を混ぜる大きな鉢を見たことがありますか?あの鉢は「こね鉢」といい、手打ちそばを作る時の道具です。

そばを作るには、まず「こね鉢」にそば粉とつなぎを入れ、水を加えながら1つにまとめます。それを「そば玉」と言います。そしてそば玉を繰り返し押しつぶし、粘着性を高めます。打ち粉をした台の上で生地を薄く延べ、幅1〜2mmにカットすればそばの完成です。

そばの「つなぎ」とは?
デンプンが少ないそばは切れやすいためデンプンを含む小麦粉をつなぎとして使うことが多いです。小麦粉以外にも、卵、長芋、山芋などを使うこともあります。小麦粉を用いないそばは「十割蕎麦」と呼ばれます。

スポンサードリンク

蕎麦の主な栄養素

蕎麦は精製しないで挽くため、他の主食である米やうどんと比べて栄養価が高いのが特徴です。そばには、良質な植物性たんぱく質が多く含まれています。たんぱく質は炭水化物や脂質と並び、エネルギーになる大切な栄養素です。

そばに含まれるたんぱく質は水溶性で消化に良く、胃に負担がかかりません。さらに注目すべきことに、そばには「ビタミンP」とも呼ばれるルチンも含まれています。穀類ではそばだけが持っている栄養素で、抗酸化物質のひとつです。食物繊維も多く含まれ、精製米の2.5〜3倍の量にもなります。

  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • ビタミンP:ビタミンPは、ビタミンCの吸収を助ける栄養素で、ポリフェノールの一種になります。毛細血管の壁の柔軟性を上げて柔らかくすることで、血流改善や内出血の予防効果があります。その結果血圧を抑える働きも持っています。柑橘類の薄皮に含まれている栄養素です。
  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 茹でた蕎麦は冷凍することができるがあまりおすすめしない
  • 基本は冷蔵保存で保存することがおすすめ
  • 冷蔵保存では約3日程度保存が可能、冷凍保存することで約一カ月ほど保存可能
  • そばにはとても優秀な栄養素が豊富に含まれており、特にポリフェノールが優秀である
  • 食物繊維も多く含まれているので体にとても良い! 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

スポンサードリンク