ゆで麺をそのまま食べてみると…レンジで温めたりそのまま焼くのは大丈夫?

つるっと食べられるうどんは、白ご飯の代わりになったり、冷たくても温めても美味しいので、嫌いな人はきっといないはず…!麺さえあれば、家庭でも簡単で手軽に作ることができて、自炊の強い味方でもあります

冷蔵庫の中に、数分湯でるだけで完成するゆで麺をストックしている方も多いのではないでしょうか。ふと、「加熱処理してあるゆで麺は、そのまま食べられるのでは?」と疑問に思ったことはありませんか。

  • ゆで麺はそのまま食べられるのか?
  • 美味しくない原因
  • 茹でる以外の温め方法
  • 美味しく茹でるコツ
  • ラーメンとうどんの茹で方の違い

今回は、こちらについて調べてみました。

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ゆで麺を茹でずにそのまま食べれる?

小麦粉で作られる麺は、加熱が必要だということは分かりますが、加熱処理が済んでいるゆで麺なら、水で解けば食べられそうな気がしてきます。

実際にそのままでも食べられるのでしょうか。また、食べられた場合、味に違いはあるのでしょうか

食べることはできる

一度、火を通したゆで麺は、実際に食べることは可能です。ですが、食べた後に、楽をしようと茹で時間を省略したことを後悔するほど美味しくはありません

ゆで麺は火を通していても、食べる前に再度茹でることを前提として、固めに茹でてあります。なので、食感は固く、味も感じられず、つるっと気持ちよく食べることはできないでしょう

美味しくない原因

なぜ、固く美味しくないのでしょうか。それには、小麦粉に含まれているでんぷんが関係しています。

このでんぷんには、2種類あります。

・αでんぷん…加熱後の状態。柔らかく、甘さがある。消化しやすい。

・βでんぷん…加熱前の状態。硬く粉っぽい。消化しにくい。
火を加えていない状態(βでんぷん)では、美味しくないことは分かりますが、ゆで麺は加熱後の状態のはず…。なぜ美味しくないかというと、加熱後でも長時間たつと、またβでんぷんの状態に戻ってしまうからです。

βでんぷんの状態では、消化不良にも繋がるので、やはり食べる際に加熱した方がいいでしょう。

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ゆでる以外での温め方で食べれる?


それでもやっぱり、「お鍋を出して、いっぱいのお水を沸かすことを考えると…茹でる時間を省略したい!」という方に、茹でる以外の温め方法をご紹介いたします。

レンジ

茹でる以外の温め方なら、電子レンジがオススメです。電子レンジ対応の丼皿にお水とゆで麺を入れて、麺をほぐし、1分ほど温めたらかき混ぜて、さらに1分加熱させます。

お使いの電子レンジの使用によって加熱時間は異なりますので、麺の状態を見ながら判断してください。電子レンジを使うと、

・調理器具が不要

・水を沸かす時間をカット

・洗い物の手間が省ける
というメリットもあります。

そのまま焼く

例えば、焼うどんなどを作る場合、炒める野菜と一緒に水でほぐしたうどんを入れ、麺1袋につき1/2カップのお水を上から注ぎ、蓋をしてしばらく蒸すと、湯がかなくても柔らかくなります。

焼うどんなら野菜や調味料と一緒に数分炒めるので、ちょうどいい柔らかさになると思います。

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やっぱり茹でた方が美味い

様々な時短方法はありますが、やっぱり1番は茹でた方が美味しい麺ができます。そんなに急ぎじゃないときや、お家でも美味しい麺が食べたい時は、ぜひお湯を沸かしてみましょう。

お次は、もっと美味しくなる茹でる際のコツをご紹介します。

美味しく茹でるコツ

お店で食べる美味しいうどんと言えば、何と言ってもその麺の「コシ」「弾力感」かと思います。ゆで麺はそのままでも十分美味しいのですが、あることをすると、お店で食べるうどんのように歯ごたえのある麺になるんです。

使うのは電子レンジ。もちろん、上記でご紹介したレンジで温める方法ではありません。やり方はとても簡単で、茹でる前にラップをして、500Wで2分温めるだけ。その後に沸かしたお湯で1分湯出れば出来上がりです。

うどんは適量の水分によって弾力が増しますが、茹でうどんには、調理しやすいよう水分が多く含まれています。なので、電子レンジで程よく水分を飛ばすことで弾力が増すのだそうです。

ヒント
電子レンジで温めている間に、お鍋に火をつけておけばスムーズに湯がくことができますよ

生麺の茹で方

茹でうどんと違い、加熱処理がされておらず瑞々しい麺がいただける生麺の茹で方のポイントをご紹介します。

  • 茹でる前に麺をしっかり手でほぐしておく
  • たっぷりのお湯で湯がく
  • お鍋に入れたらすぐ、ほぐすようにかき混ぜる
  • 茹で汁はよく切る
  • 冷やし麺なら冷水でしっかりぬめりを取る

ちょっとしたことですが、これで美味しさは変わるので意識して作ってみてください。

ラーメンとうどん等で茹で方に違いは?

麺には、ラーメンやうどん、そばと種類がありますが、基本的に茹で方は変わりません。どれも重要なのは、たっぷりのお水を沸騰させることです。

茹で時間は、それぞれの表示された時間を守り(時に1分早めなど)、茹で過ぎないように注意しておきましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 茹でうどんはそのままでも食べることはできる
  • そのまま食べても固く美味しくはない
  • 美味しくない原因は、でんぷんの変化によるもの
  • 加熱することで、美味しいでんぷんに変わる
  • 湯がく以外で、レンジや蒸し焼きで柔らかくできる
  • 茹でた方が断然美味しい
  • 湯がく前に電子レンジで温めるとコシのある美味しいうどんができる
  • 生麺はたっぷりのお湯でほぐしてから茹でる
  • ラーメンとうどんの茹で方の違いは茹で時間

いかがでしたか。やはり、美味しく食べるには加熱することが大事なようです。理由とコツがわかれば簡単なので、自宅でお店級のうどんをぜひお試しください。

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