離乳食にヨーグルトはいつから?赤ちゃんには加熱する?量・頻度は?

初めての離乳食には色々な悩みや疑問があるかと思いますが、”ヨーグルト”について着目しました。赤ちゃんにヨーグルトを与える時期や量・頻度は、どのくらいなのでしょうか?今回は、

  • ヨーグルトはいつからOK?
  • 食べる量・頻度はどのくらい?
  • 与える前に加熱した方が良い?
  • ヨーグルトに含まれる栄養素

これらのテーマについて紹介いたします。

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離乳食にヨーグルトはいつから食べてもいい?

離乳食は生後5〜6ヶ月からスタートするものですが、 ヨーグルトは生後7〜8ヶ月の離乳食中期と呼ばれる時期から与えることができます◎  離乳食期は、主にこの4つに分かれています。

MEMO
  • 離乳食初期……生後5〜6ヶ月
  • 離乳食中期……生後7〜8ヶ月
  • 離乳食後期……生後9〜10ヶ月
  • 離乳食完了期…生後11〜12ヶ月

完全に離乳食を終えるのは、1歳〜1歳6ヶ月が一般的です。ヨーグルトは比較的早い段階から与えることができます。ヨーグルトはなめらかな食感なので、赤ちゃんにとっても食べやすく、栄養豊富なのでオススメの食材です。

与えても良い時期は生後7〜8ヶ月ですが、目安なので赤ちゃんの発達状態によって始める時期を決めましょう。

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無糖?果糖?

ヨーグルトには砂糖を加えた甘い「果糖タイプ」と、砂糖を加えていない酸味の強い「無糖タイプ」がありますが、赤ちゃんに離乳食として与えても良いのは無糖タイプです。

甘い方がパクパク食べるかもしれませんが、赤ちゃんの体には果糖タイプは向いていません。また、フルーツが入ったものもありますが、こちらも始めは避けるようにしましょう。“プレーンヨーグルト”を選んで与えてください。

量はどのくらい?

赤ちゃんにヨーグルトを与える時の食べる量ですが、 他の乳製品と合わせて50g以内 が良いと言われています。

毎日食べてもいい?

ヨーグルトには、お腹の調子を良くする乳酸菌が多く含まれているので便秘解消など成長効果があるものですが、赤ちゃんには刺激となってしまう可能性があります。また、赤ちゃんにとっては重いので、胃で上手く消化できず消化不良を起こす危険性もあります。そのため、 食べる頻度は毎日でなく、2〜3日に1回 が望ましいです。

ヨーグルトに多く含まれる主な5つの栄養素

ヨーグルトは、乳酸菌が腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整えてくれます。乳酸菌は糖類を分解して多量の乳酸を作り出す菌の総称です。ヨーグルトに使われている主な乳酸菌は、ブルガリア菌・ビフィズス菌・ラブレ菌などがあります。

また、たんぱく質カルシウムも含まれているので、体を作る元となったり、骨や歯を丈夫にするといった効果があります。赤ちゃんの時期は体が活発に発達するため、栄養源としてぴったりの食材なのです。

  • ビフィズス菌:ビフィズス菌は、腸に存在し、増殖することで、腸内環境を整えて、免疫力を高めたり蠕動運動を促進させます。正常な排便を促し、便秘や下痢と言った便の排出が上手く行かない腸の不調な症状を改善する働きを持っています。
  • ブルガリア菌:ブルガリア菌は、ブルガリアヨーグルトで有名なブルガリアの名前がついた乳酸菌です。牛乳の乳糖を乳酸に変える働きを持っています。体内の腸内環境のHP調整をし、善玉菌が増えやすい環境にする他整腸作用があります。
  • ラブレ菌:ラブレ菌は、善玉菌の中でも強く、食事によって摂取した菌が腸に到達できる耐性を持っています。胃を通過して腸管に届くその増殖力と強さで、腸管内での増殖スピードが強く悪玉菌が増えにくい環境を作ることに向いています。免疫力を上げる効果が特に強いのが特徴です。
  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。

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ヨーグルトを赤ちゃんにあげる時は加熱する?

“ヨーグルトを赤ちゃんに与える時は、加熱した方がいい?”と疑問に思う方もいるようですが、 ヨーグルトを加熱する必要はありません 。冷蔵庫から出したばかりのヨーグルトは冷たいので、常温に戻しておくと食べやすいかもしれません。

ヨーグルトは加工段階で既に加熱されているので、離乳食として与える際に加熱しなくても良いのです◎ また、ヨーグルトに含まれている乳酸菌は、60度以上になると死滅してしまいます。お腹の調子を整える乳酸菌を殺してしまうことにもなるので、そのまま与えるようにしましょう。

赤ちゃんにヨーグルトを与える時の注意点

赤ちゃんにヨーグルトを与える時のポイントを、いくつかご紹介します。

POINT
  • 与え過ぎず量を守る→他の乳製品と合わせて50g
  • 毎日食べさせない→2〜3日に1回
  • 与える時期は生後7〜8ヶ月以降
  • 最初は少量から

ヨーグルトは乳製品なので、赤ちゃんによってはアレルギー反応を起こす可能性もあります。最初から沢山与えてしまうとアレルギーの危険性があるため、始めはごく少量からにし、様子を見ながら量を増やしていくようにしましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • ヨーグルトは生後7〜8ヶ月の離乳食中期からOK!
  • たんぱく質・カルシウム豊富なので体作りの食材として◎
  • 食べる頻度は2〜3日に1回にし、量は他の乳製品と合わせて50gまで
  • 加熱する必要はない!そのまま与えてOK

ヨーグルトは離乳食中期から与えても良いとされる食材なので、お子様の様子を見ながら徐々に与えてみてください。

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