ヤマモモで作るジャムが固まらない原因を解説！成分や固めるコツも

実家などに帰省したときに庭園や街路樹でヤマモモの花木を見かけたことありませんか？赤い粒は、まるでビーズの集まりのようです。その実をジャムにしてスイーツを作りませんか？今回は

について紹介します。

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ヤマモモのジャムが固まらない原因

実が熟してから収穫するヤマモモは、６月〜７月の短い期間なうえ、しかも傷みやすく生産量の少ない生の実は、（東京）市場に出回らない高級な果実といえます。

それゆえに自生地徳島県、高知県では、シロップ漬けやヤマモモ酒、そしてジャムなどに加工して保存あるいは販売しています。

では庭先で栽培しているヤマモモを上手にジャムにするにはどうしたらいいのでしょうか？

水分が多い

家庭でジャム作りによく利用されている果物の水分量を比べてみましょう！

（参照データ：食品栄養成分データベース）

ヤマモモの水分量と他の果物の水分量は、あまり大差はないようです。比べてわかるようにどうやら固まらない原因は、水分量ではないようです。

酸味や糖の不足

果物に含まれる「ペクチン」という水に溶ける食物繊維に「酸」と「糖」を加えることで、果物から一度溶けだした「ペクチン」が再度引き寄せられ、絡みつき網目状になります。

この網目状に水が閉じ込められ加熱するとだんだんとろみがついてきて、冷めるとゼリー状に固まります。

ジャムを作るうえで「ペクチン」「酸」「糖」は欠かせない要素になります。ヤマモモの糖含量は、7.4〜8.4％で酸は、0.5〜1.6％そのほとんどがクエン酸になります。

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ヤマモモのジャムを固める方法

では、ヤマモモのジャムをつくるのに「ペクチン」「酸」「糖」は、固めるだけの含有量があるのでしょうか？また足りない場合、どれだけ補えばよいのでしょうか？

レモン汁・砂糖で不足分を補う

（参照データ：ジャムをゲル化させる方法 ・ヤマモモ）

数値で見る限りヤマモモは、ジャムに必要な糖、酸が足りてないことがわかります。下記のポイントを作るときの参考にしてください。

• 果実の400ｇ前後にレモン汁大さじ１程度を目安にレモン汁を加える
• 果実の重さの４０％で程度の砂糖を加える
• 果実の水分を活かして、加える水の量は少なく調整する

ペクチンを補充する

上記の表をみるとヤマモモのペクチンは、ほとんどないに等しいです。補充する量は、果実の400ｇ前後に10ｇ程度を目安に市販のペクチンを加えましょう！

ヤマモモの主成分・カロリー

ヤマモモのジャムについて紹介してきました。では、栄養価やカロリーについてもみてみましょう。

ヤマモモの栄養成分

 ヤマモモは機能性成分で、抗酸化作用の強いアントシアニンなどのポリフェノールが実に含まれています。また脳のエネルギー源である甘味成分の多くはブドウ糖になります。 

ヤマモモのカロリー

他の果物と比べてわかるように、とりわけカロリーは高くはないです。

ヤマモモのジャムの活用アレンジ

美味しくジャムはつくれましたか？パンにぬって楽しむだけでなく、色々とアレンジしてみましょう！

ヨーグルトと合わせる

真っ赤で可愛いらしい色は、ヨーグルトの白さに映えます。またケーキやパンケーキに添えたり、アイスクリームとミックスしてその滑らかな食感をお楽しみください。

パイ生地と合わせる

冷凍パイシートを使用してヤマモモジャムパイを作ってはいかがでしょうか？しっとりサクッとした食感に思わずうなってしまいます。クッキーに混ぜて焼くのもいいですね。

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まとめ

以上になります。いかがでしょうか？

余談になりますが、山桃の花言葉は『ただひとりを愛する』だそうです。そんな思いを込めて大切な人と召し上がってはいかがでしょうか！

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