皆さんはとろろはお好きですか?とろろといえばほどよく粘りがあり、少しの醤油と合わせてご飯と一緒に食べるのがとっても美味しい料理ですが、食べた後に口の周りが痒くなってしまった経験はありませんか?食べた時以外にもとろろをすりおろしている時に手が痒くなってしまった経験もあるかもしれませんね。
体にかゆみが出たり口の周りが赤くなったりするとアレルギーでは?と思いがちですが、とろろに使われる山芋はアレルギーを引き起こす可能性もあったり、アレルギー以外でも痒みを引き起こす可能性があるなど、実は少し扱いが難しい食品でもあります。
今回の記事では山芋で生じるアレルギーとは、手が痒くなる原因、注意するべき山芋の種類について解説していきたいと思います。
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目次
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長芋は山芋?
山芋と長いもの違いをお伝えする前に、基本的なことから説明していきますね!実は「山芋」という品種は存在しないのです。山芋は「ヤマノイモ科」に属する芋たちの総称のことを言うのです。
長いもは「ヤマノイモ科」の芋なので、実は山芋と長いもは同じものなのです。ではスーパーに売られている「山芋」とはいったい何なのかというと、ほとんどがイチョウ芋かつくね芋という品種が山芋として販売されています。
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山芋でアレルギーは出る?
山芋はアセチルコリンというアレルギーを引き起こす成分が含まれる
山芋にはアセチルコリンと呼ばれるアレルゲンが含まれています。とろろを食べた時に口の周りが真っ赤になって痒くなってしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。
このようにアセチルコリンが肌にくっつくと体質によってはすぐ症状が出てきます。ほとんどの場合非常に軽い症状が出て1時間以内に消失するのですが、場合によっては全身の蕁麻疹や頭痛、喘息発作などの強い症状を引き起こす可能性があります
検査をすることで山芋でアレルギーが出るかどうかが分かりますので気になる方は医療機関に相談するようにしましょう。
アレルギーかなと思ったら
アレルギー症状と言うとかなりひどい状態をイメージしがちですが、ほとんどの場合は症状が出て数時間後に治ります。ただ例外があり、食事をしてから徐々に体調が悪化していくものもあります。
もし食事をして体調が悪化して様子を見ていても、さらに悪化する危険があるようでしたらすぐに医療機関に相談するようにしましょう。あまりにひどい場合は救急車を呼ぶのも一つの手段として覚えておきましょう。
急に発症する「大人のアレルギー」
今までアレルギーが出たことがないという人も突然アレルギー症状が発生する場合があります。食物アレルギーの多くは痒み・蕁麻疹・咳・嘔吐・下痢・呼吸困難などの症状が見られ、発祥は0~1歳が最も多く6歳以下が80%を占めています。この多くは年齢が上がるにつれて治っていくとされていますが、大人でも突然発症するケースもあるのです。
私は今までアレルギーを起こしたことがないから大丈夫、と思うかもしれませんが絶対に大丈夫とは言えないというのが答えです。
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触ると痒くなるのはアレルギー?
山芋を調理していると、直接触れたところが痒くなることがあります。これはアレルギーではなくシュウ酸カルシウムの影響が考えられます。
山芋にはシュウ酸カルシウムが多く含まれており、特にこのシュウ酸カルシウムの結晶の中には針のような形状をした結晶が含まれています。この結晶が肌に付着すると刺激を感じて痛みや痒みを引き起こす可能性があるのです。
山芋を調理する時は手袋を着用して、皮膚に山芋が直接つかないようにしたほうが良いでしょう。
その後の肌荒れにも注意
山芋を食べた際に口の周りに痒みを伴う赤み・かぶれが生じ、それが悪化すると肌荒れする場合があります。この症状は一般的にかぶれと呼ばれ、接触性皮膚炎です。特に皮膚のバリア機能が低下している時に反応が起こりやすく、摩擦などによっても発症します。
保湿による皮膚ケアが大切な予防策になり、日頃のスキンケア・幼児や敏感肌の方は口周りにつかないように気をつけて食べるようにする・痒みが出た場合も掻くなどの摩擦や接触をさけ丁寧に拭き取るなどが良いでしょう。
いちょう芋・長芋を調理するときは特に注意
山芋の中でも、特にいちょう芋の皮の近くにはシュウ酸カルシウムの針状結晶が多く存在するため、素手で皮剝きなどをしている際に刺激・痒みを感じやすいです。ちなみにシュウ酸カルシウムの数が多いのは長芋なので、長芋のすりおろしたものが口の周りなどに付くと痒みを感じやすいといわれています。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 山芋という種類はなく、ヤマイノモ科に属するものは全て山芋と言われる
- 山芋に含まれるアセチルコリンという成分がアレルギーを引き起こす可能性がある
- アレルギーは大人になってから急に発症することもある
- 触って痒くなるのはシュウ酸カルシウムが影響している
- いちょう芋や長芋は痒みが出やすいので注意しよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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