皆さんはとろろはお好きですか?ふわふわネバネバがとても美味しいとろろの原料は山芋ですが、山芋の中には様々な種類があります。皆さんも長芋という食品をご存知だと思いますが、山芋と長芋の違いについてはご存知ですか?
身近に存在するものの意外とよく知らない山芋という食品について、今回の記事では ・山芋とはどのようなものなのか ・長芋とは ・どうして生で食べることができるのか ・山芋アレルギーについて ・アレルギーが出た時の対処法
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目次
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山芋ってなに?長芋とは違うの?
山芋と長いもの違いをお伝えする前に、基本的なことから説明していきますね!実は「山芋」という品種は存在しないのです。山芋は「ヤマノイモ科」に属する芋たちの総称のことを言うのです。
長いもは「ヤマノイモ科」の芋なので、実は山芋と長いもは同じものなのです。ではスーパーに売られている「山芋」とはいったい何なのかというと、ほとんどがイチョウ芋かつくね芋という品種が山芋として販売されています。
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芋なのに生で食べることができるのはなぜ?
山芋や長いもはサツマイモやじゃがいもと同じ「芋」なのに、生で食べることができます。でもどうして生で食べることができるか、本当に生で食べても良いのか疑問に思った経験はありませんか?次の項目では山芋は芋なのにどうして生で食べることができるのかについて解説していきたいと思います。
生で食べることができるのは消化酵素が豊富だから
芋の中でも山芋と長いもには消化酵素である「ジアスターゼ」が豊富に含まれています。これはイモ類においては非常に珍しいのです。これがデンプンの消化を助けてくれるので、生で食べても消化がスムーズに行われるため胃がもたれることなく食べることができるようになります。
長いもはすりおろしてもOK、切るだけでもOK
山芋の中でも長いもは、水分量が山芋に比べて多いので、すりおろすよりもそのまま切って食べるのがオススメです。もちろんすりおろして食べることもできますが、皮をむいた長いもを直接切ってサラダや和え物に加えると、山芋のシャキシャキした食感がアクセントになっておいしく食べることができます。
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山芋は「アレルギー」に注意?
山芋を食べた後に体調が悪くなってしまった経験のある方はいらっしゃいますか?実は山芋にはアレルギーを引き起こす可能性があります。次は山芋のアレルギーについて解説していきます。
山芋はアセチルコリンというアレルギーを引き起こす成分が含まれる
山芋にはアセチルコリンと呼ばれるアレルゲンが含まれています。とろろを食べた時に口の周りが真っ赤になって痒くなってしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。
このようにアセチルコリンが肌にくっつくと体質によってはすぐ症状が出てきます。ほとんどの場合非常に軽い症状が出て1時間以内に消失するのですが、場合によっては全身の蕁麻疹や頭痛、喘息発作などの強い症状を引き起こす可能性があります
検査をすることで山芋でアレルギーが出るかどうかが分かりますので気になる方は医療機関に相談するようにしましょう。
アレルギー以外でも体調不良が出ることも
山芋を調理していると、直接触れたところが痒くなることがあります。これはアセチルコリンの影響以外にもシュウ酸カルシウムの影響が考えられます。
山芋にはシュウ酸カルシウムが多く含まれており、特にこのシュウ酸カルシウムの結晶の中には針のような形状をした結晶が含まれています。この結晶が肌に付着すると刺激を感じて痛みや痒みを引き起こす可能性があるのです。
山芋を調理する時は手袋を着用して、皮膚に山芋が直接つかないようにしたほうが良いでしょう。
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大人のアレルギーは突然発症する
今までアレルギーが出たことがないという人も突然アレルギー症状が発生する場合があります。食物アレルギーの多くは痒み・蕁麻疹・咳・嘔吐・下痢・呼吸困難などの症状が見られ、発祥は0~1歳が最も多く6歳以下が80%を占めています。この多くは年齢が上がるにつれて治っていくとされていますが、大人でも突然発症するケースもあるのです。
成人では100人に1~2人の割合とも言われ、3大アレルゲンの鶏卵・乳・小麦だけに留まらず野菜・果物・蕎麦・甲殻類などで起こる事もあります。
症状が軽ければ様子見、ひどくなりそうならすぐに医療機関に相談しよう
アレルギー症状と言うとかなりひどい状態をイメージしがちですが、ほとんどの場合は症状が出て数時間後に治ります。ただ例外があり、食事をしてから徐々に体調が悪化していくものもあります。
もし食事をして体調が悪化して様子を見ていても、さらに悪化する危険があるようでしたらすぐに医療機関に相談するようにしましょう。あまりにひどい場合は救急車を呼ぶのも一つの手段として覚えておきましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 山芋という種類はなくヤマノイモ科に属する芋を山芋という
- 山芋が生で食べられる理由は消化酵素が豊富だから
- 山芋でアレルギーが出ることもある
- 山芋に直接触れると痒くなるのはシュウ酸カルシウムの結晶によるもの
- 大人のアレルギーは突然発症するので注意
- 様子を見て症状が軽ければ安静に、徐々に悪化するようなら医療機関に相談しよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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