パリパリとした食感と香ばしい磯の香りが魅力の焼き海苔。でも、一度開封してしまった焼き海苔はどうしても湿気てしまいがちです。また、焼き海苔がどのくらい日持ちするのか気になる人も多いのではないでしょうか。
- 焼き海苔の適切な保存方法
- 起源が切れた焼き海苔は食べられる?
- 腐敗した焼き海苔の特徴について
今回は、こちらについて詳しく解説していきます。
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目次
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焼き海苔の保存方法
焼き海苔にとっての天敵はなんといっても湿気です。空気中の水分を焼き海苔が吸着してしまうと、あっという間に湿気てしまいます。
そのため、適切な保存方法をしっかりと実施することが焼き海苔の美味しさを保つためには不可欠となります。
ここでは、温度帯別の焼き海苔の適切な保存方法を解説します。
冷蔵
焼き海苔を最も手軽に保存するには、冷蔵庫での保存がおすすめです。具体的な手順は以下の通り。
- 開封した焼き海苔と付属の乾燥剤を袋のままチャック付きの保存袋に入れる
- 保存袋内のの空気をしっかりと抜く
- 素早くチャックを閉じる
- 保存袋の表面に冷蔵実施日を記入する
- 速やかに冷蔵庫に保管する
しっかりと保存袋内の空気を抜くことで、焼き海苔が空気や湿気に触れてしまうリスクを回避することが可能です。
また、冷蔵庫から出した焼き海苔は、チャックを開けずに10分程度置いておきましょう。こうすることで、温度差による結露の発生を防止する効果があります。
冷凍
一度開封した焼き海苔を、しばらく使用する機会がない場合は冷凍保存がおすすめです。冷凍保存の具体的な手順は以下の通りです。
- 焼き海苔を袋から取り出し、ラップの上に並べる
- ラップで焼き海苔全体を包み込む
- ラップで包んだ状態の焼き海苔をチャック付きの保存袋に移し入れる
- 保存袋内の空気をしっかりと抜く
- 素早くチャックを閉じる
- 保存袋の表面に冷凍実施日を記入する
- 速やかに冷凍庫内に保存する
冷凍した焼き海苔を再度使用したい場合は、チャックを閉じた状態で常温に戻しましょう。
常温に戻す前にチャックを開けてしまうと、冷蔵保存と同様に温度差によって結露が発生することがあります。
結露が発生すると、パリパリとした焼き海苔の食感が失われてしまだけでなく腐敗を進行させることにも繋がります。
日持ち期間はどのくらい?
冷蔵庫や冷凍庫で保存した焼き海苔はどのくらい日持ちするでしょうか。
冷蔵保存
冷蔵保存した焼き海苔は、約1ヶ月程度ならば問題なく食べることが可能です。しかし、一度冷蔵保存して常温に戻した焼き海苔を、再度冷蔵庫で保存すると極端に焼き海苔の風味が落ちてしまうため止めましょう。
冷凍保存
冷凍保存した焼き海苔は、約半年間は美味しく食べることが可能です。ただし、こちらも一度解凍した焼き海苔を再度冷凍することは避けましょう。冷凍と解凍、再冷凍を繰り返すことで食品内の細胞が壊れてしまい、結果的に美味しさや安全性が失われてしまいます。
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期限切れの焼き海苔は食べれる?
期限が切れた焼き海苔が食べられるかどうかの判断は、焼き海苔が開封されているかによって大きく異なります。
一度開封してしまった焼き海苔
原則として、一度開封された食品の期限は効力を失ってしまうため、出来るだけ早く食べきるようにしましょう。
未開封状態の焼き海苔
焼き海苔には含まれる水分の量が少ないため、他の食品と比べると品質の劣化速度は緩やかです。そのため、期限が切れてしまっても1ヶ月程度であれば問題なく食べることが可能でしょう。
ただし、食べる際には外観や匂いなどに異常が発生してないことをしっかり確認するようにしましょう。
賞味期限と消費期限の違いについては、以下の通りになります。
賞味期限
賞味期限とは、製品の品質が保たれる目安の期限です。そのため、賞味期限を過ぎたとしてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
賞味期限が付けられる主な製品としては、
- スナック菓子
- 卵
- 乾物(焼き海苔)
などが挙げられます。
消費期限
消費期限とは、製品が腐敗したりすることなく安全に食べることが出来る期限の日付のことを指します。賞味期限と違い、消費期限は1日でも過ぎてしまうだけで食中毒などが発生するリスクが高くなります。そのため、消費期限は賞味期限よりも短い日数が付けられており、期限を過ぎてしまったものは食べずに廃棄することが望ましいでしょう。
消費期限が付けられる主な製品としては、
- コンビニ弁当
- パン
- 生菓子
などが挙げられます。
- 賞味期限= 美味しく食べられる日付
- 消費期限 =安全に食べられる日付
このように2つの期限は付ける目的が全く異なるのです。
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焼き海苔が腐るとどうなる?
長い賞味期限が特徴の焼き海苔ですが、酸素に触れたり、過度な湿気などが原因で腐敗することがあります。腐敗した焼き海苔の特徴は以下の通りです。
見た目
焼き海苔が茶色く変色したり、カビが生えていたら腐敗のサインです。このような特徴が見られたら食べずに廃棄することを心掛けましょう。
匂い
見た目に問題がなくても、湿気などによって焼き海苔の品質が劣化している場合があります。焼き海苔の匂いを嗅いだ時に、腐敗臭や酸っぱいような臭いがしたときは腐敗が進行していると判断し、この場合も食べずに廃棄するようにしましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 焼き海苔は湿気を嫌うため、空気をしっかりと抜いて保存することが大切
- 焼き海苔は冷蔵保存では1ヶ月程度、冷凍保存なら半年程度は美味しく食べることが可能
- 焼き海苔は比較的長持ちする食品であるため、期限表示としては賞味期限が書かれている
- 焼き海苔が腐敗すると見た目や匂いに異常が発生するため、食べる前にしっかり確認することが大切
いかがだったでしょうか。
食べる機会の多い焼き海苔だからこそ、品質劣化のサインを見逃すことのないようにしっかりと確認することが大切です。この記事を読んで、パリパリとした焼き海苔の食感をより味わえるようになってもらえれば嬉しいです。
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