焼肉は下痢や吐き気を引き起こしやすい?その原因は?対策方法

焼肉といえば誰もが大好きな料理で、何かを達成した時やお祝い事の時などに知り合いや家族みんなで焼肉屋に行くなど、何か嬉しい時に食べる料理というイメージが強いですよね。

そんな焼肉ですが、焼肉を食べた後になんだかお腹の調子が悪かったり吐き気が続いたりといった経験はございませんか?今回の記事では焼肉を食べた後に生じる不調について、原因と対策を解説していきたいと思います。 

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焼肉を食べた後は下痢になりやすい

これは皆さんも実感したことがある方が多いと思いますが、焼肉を食べた後はどうしても下痢になりやすくなるといわれています。

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脂肪分の摂りすぎによるもの

焼肉を食べた後に下痢になる原因として、お肉に含まれる「脂肪」が関係しています。脂肪は他の栄養素に比べて消化に時間がかかり、過剰に摂取することによって分解されずにそのまま腸に移動することになります。そうすると脂肪が腸の蠕動運動(便を排出する動き)を促進してしまい、消化されないままで水と一緒に排泄されてしまうので下痢になってしまうのです。

脂肪を多く含む焼肉の種類としては高級霜降り肉などのイメージがあるかもしれませんが、通常のお肉の部位でも十分な脂肪が含まれています。実はあまりイメージがないかもしれませんが「ホルモン」も食べ過ぎには注意が必要な食品です。

特にホルモンの食べ過ぎは要注意?

ホルモンは「脂質がたくさん含まれている」食品です。ホルモンを食べ過ぎてしまうと脂質を分解できずに下痢や腹痛を引き起こしてしまう可能性があります。

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焼肉を食べる時に飲むアルコールによるもの

焼肉によって脂肪を過剰摂取することによる下痢の他にも、焼肉はお酒と一緒に楽しむことが多いのでアルコールが原因となり下痢を引き起こす可能性もあります。

アルコールは腸管に炎症を与え、いわゆる「ただれ」の状態にします。腸管がただれている状態ではうまく消化吸収することができないので、消化不良のまま排泄されることになります。

またアルコールは肝臓でアセトアルデヒドに分解されますがその解毒のため、消化を助ける胆汁性生が追いつかなくなり下痢を起こすと言われているのです。

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あまりにもひどい場合は食中毒の可能性も

さらに焼肉では「食中毒を引き起こす細菌」が潜んでいる可能性が高い部位というのもあります。特に豚肉や鶏肉、牛肉のホルモンなどはしっかりとした加熱を行わないと、腸管性出血性大腸菌O157などの恐ろしい菌を体内に入れてしまうかもしれませんので注意しましょう。

食中毒の場合は、少しお腹が痛い程度ではなくとても痛い腹痛や、止まらない吐き気、体温上昇など様々な症状が出てくるので、おかしいなと思ったらすぐに医療機関に相談するようにしましょう。

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下痢や腹痛の他にも注意しなければならないこと

ここまでは焼肉を食べた後の下痢や腹痛・吐き気についての原因について解説してきましたが、焼肉を食べる上で注意しなければならない点は消化器官の問題だけではありません。

焼肉はプリン体が多めで痛風を引き起こす可能性も

焼肉の中でもホルモンにはプリン体という成分が多く含まれています。また一緒に飲むビールにもプリン体がたくさん含まれています。

プリン体は体内でも生成されていて細胞の代謝や増殖を助ける働きがありますが、ただこのプリン体は増えすぎると「尿酸値」という値をあげてしまう効果があります。尿酸値は一定の値までなら全く問題ないのですが、体内で大量に尿酸が増えてしまうと痛風の原因になってしまうと言われています。

痛風とは?
痛風は風が吹いても痛いというところから名付けられた関節炎のことです。足の親指の関節に耐えがたい激痛が起きるのが一般的です。さらにホルモンはお酒と一緒に食べることが多いと思いますので、プリン体の高いビールなどと一緒に摂取するとより痛風のリスクを高めてしまいます。特に男性に発症しやすいと言われていますので、男性の方は特に食べ過ぎに気をつけてください。

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おすすめの焼肉の部位や食べ方 

焼肉には様々なリスクがあるということがご理解いただけたでしょうか。焼肉では様々なお肉の種類を食べると思いますが、お腹に影響を与えにくいのは脂肪分が少ない「ヒレなどの赤身肉」です。

その他にも短期間にたくさんの脂肪を体に入れないように、スープやサラダなどと一緒に食べるようにするとOKです。ただしきのこや豆類はたくさん食べ過ぎると不溶性食物繊維が多く含まれているので、より下痢を酷くしてしまう可能性があるので注意が必要です。

ここまで色々注意点をお伝えしてきましたが、あまり考えすぎても美味しくなくなってしまいますので頭の片隅にこの知識を入れておいて美味しく焼肉を楽しめると良いですね!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、 

この記事をまとめると

  • 焼肉は食べ方によっては下痢や腹痛を引き起こしやすい料理
  • 下痢を引き起こす原因は高脂肪のものを一度にたくさん取り入れてしまうから
  • アルコールを同時に摂取するのもお腹には良くない
  • 食中毒や痛風にも注意が必要
  • 赤身肉を選ぶようにしたり、スープやサラダなどと一緒に食べるようにすれば体に優しい 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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